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頭部外傷後遺症
ガンマ−アミノ酪酸として、通常成人1日3gを3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.5%未満
頻度不明
消化器
悪心、食欲不振、下痢
便秘
その他
-
感情失禁の改善を妨げることがある
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ビーグル犬にガンマ−アミノ酪酸1gを経口投与した場合、胃腸管から速やかに吸収され、投与後1時間で最高血中濃度(約50μg/mL)を示し、その後急速に減少し、投与後24時間には消失した。
対照薬との二重盲検比較試験で頭部打撲・脳挫傷等、頭部外傷後遺症の諸症状の改善に有用性が認められている1)。
脳では主として、血液からのグルコースをエネルギー源として機能が営まれている。ガンマ−アミノ酪酸は、TCAサイクルの導入部に必要なヘキソキナーゼ活性を高め糖質代謝を促進する。2)
実験的脳損傷(イヌ)にガンマ−アミノ酪酸50mg/kgを静注した場合、脳血流量、脳酸素供給量などの増加が認められている3)。
ガンマ−アミノ酪酸(γ-Aminobutyric Acid)
4-aminobutanoic acid
C4H9NO2
103.12
白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。水又は酢酸(100)に溶けやすく、メタノールに溶けにくく、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。水溶液(1→10)のpHは7.0〜8.0である。
H2NCH2CH2CH2COOH
約200℃(分解)
GABA
吸湿性があるので、アルミピロー包装開封後は湿気を避けて保存すること。
100錠[10錠(PTP)×10]
1) 武田文和 他:薬理と治療.1979;7(1):249-265
2) Mori, A.:J Biochem.1958;45(12):985-990
3) 柴田孝行:脳と神経.1967;19(3):231-240
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