当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
通常、1回1/2包~2包(アセチルシステインナトリウム塩20w/v%液として1~4mL)を単独又は他の薬剤を混じて気管内に直接注入するか、噴霧吸入する。なお、年齢、症状により投与量、投与回数を適宜増減する。
液化された気管支分泌物が増量することがあるので、観察を十分に行い、自然の喀出が困難な場合には機械的吸引又は体位変換など適切な処置を行うこと。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
気管支分泌物の機械的吸引や体位変換等の適切な処置を行うこと。
投与を中止し、気管支拡張剤の投与等の適切な処置を行うこと。
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
軽い臭気(硫黄臭)
悪心・嘔吐、食欲不振
その他
口内炎、鼻漏、血痰
悪寒、発熱
水洗した噴霧装置に本剤を入れると、わずかに着色することがあるが、安全性及び薬効には影響を及ぼさない。
噴霧装置に使われている鉄、銅、ゴムは、長時間薬液に接触することを避け、必ず使用後直ちに、水洗すること。使用後、そのまま放置すると残渣がこまかい孔口をふさいだり、金属部分を腐蝕することがある。
抗生物質との混合により、不活性化することが多いので、抗生物質と併用する必要がある場合には別々に吸入するか、又は抗生物質を注射ないし経口投与すること。
本剤のSH基が粘液ムコ蛋白の-S-S-結合を開裂して、速やかに喀痰の粘度を低下させる1),2),3) 。
膿性及び非膿性粘液分泌物を液化することができる1),2),3) 。
痰の流動性・溶解度は明らかに増加し、降伏値・粘着性などは低下を示す。これらのレオロジカルな性状の変動は、痰の喀出の容易化を強く示唆する4) 。
pHの上昇と共に薬剤の効力が増し、pH7~9で粘液溶解作用は最大となる。病的な気管支内分泌物のpHは、アルカリ側に傾いているので効果的に作用し、感染時にも使用できる1),2) 。
アセチルシステイン(Acetylcysteine)
(2R)-2-Acetylamino-3-sulfanylpropanoic acid
C5H9NO3S
163.19
アセチルシステインは白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品は水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
107~111℃
2mL 50包(アルミラミネート分包)
1) Sheffner A.L.:Ann. New York Acad. Sci., 1963;106:298-310[MF-0003]
2) Sheffner A.L.:Am. Rev. Respir. Dis., 1964;90:721-729[MF-0008]
3) 杉山浩太郎ら:日本胸部臨床, 1965;24:312-316[MF-0001]
4) 長岡滋ら:日本胸部臨床, 1981;40:94-99[MF-0005]
エーザイ株式会社 hhcホットライン
〒112-8088 東京都文京区小石川4-6-10
フリーダイヤル 0120-419-497
*アルフレッサ ファーマ株式会社
*大阪市中央区石町二丁目2番9号
エーザイ株式会社
東京都文京区小石川4-6-10
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.