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本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
アフタ性口内炎
通常、1患部に1回1錠ずつを、1日1~2回、白色面を患部粘膜に付着させて用いる。なお、症状により適宜増量する。
やむを得ず使用する必要のある場合は、あらかじめ適切な抗菌剤、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。感染症の増悪を招くおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
0.1~5%未満
頻度不明
口腔の感染症注1)
カンジダ症
過敏症
気管支喘息発作、顔面浮腫、発疹等
使用部位によっては、付着しにくいことがある。
貼付後数時間で本剤は徐々に溶解し口腔内から消失するので、付着している本剤を無理にはがさないよう指導すること。無理にはがすと患部を傷つけるおそれがある。
ラットの舌粘膜に標識化した主薬3H-トリアムシノロンアセトニドを含む本品錠剤を付着させ、舌組織への吸収性を検討した結果、組織中に存在する3H-トリアムシノロンアセトニドの量は15分でピークに達し、以後極めてゆるやかに減少した1)。
ラットの舌粘膜に標識化した主薬3H-トリアムシノロンアセトニドを含む本品錠剤を付着させ、組織内の分布をミクロオートラジオグラフィーで経時的に測定した結果、3H-トリアムシノロンアセトニドが持続的に浸透することによって、結合組織及び筋層における3H-トリアムシノロンアセトニドの濃度の上昇と持続が認められた2)。
承認時までに実施された国内延べ38施設、総計387例のアフタ性口内炎を対象にした二重盲検試験を含む臨床試験において、痛み、大きさ、発赤等を指標にした有効(中等度改善)以上の有効率は、87.0%(334例/384例)であった3),4)。
本剤は、口腔粘膜局所に付着滞留し、主薬トリアムシノロンアセトニドの抗炎症作用・抗アレルギー作用により効果を発揮する。
トリアムシノロンアセトニドは糖質コルチコイド作用を主とする作用持続性のトリアムシノロン誘導体であり、抗炎症作用、抗アレルギー作用を有する5)。
本剤の基剤はヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシビニルポリマーを主成分とする高分子基剤からなり、口腔内などの粘膜に対する付着性が大で、かつ唾液により膨潤し、柔軟な薄層となって病巣患部を被覆保護(患部被覆保護性)し、接触痛を緩和する。しかも、物理的な摩擦によっても容易に剝離せず(創面付着性)、徐々に溶解し長時間局所に付着・滞留する(局所徐放性)特性を有している。
トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone Acetonide)
9-Fluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione
C24H31FO6
434.50
白色の結晶性の粉末である。エタノール(99.5)又はアセトンにやや溶けにくく、メタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
約290℃(分解)
+110〜+120°(乾燥後、0.1g、エタノール(99.5)、10mL、100mm)
100錠[10錠(PTP)×10]
1) 久保順嗣 他: 基礎と臨床. 1982; 16: 4599-4602
2) 久保順嗣 他: 基礎と臨床. 1982; 16: 4603-4607
3) 大谷隆俊 他: 新薬と臨牀. 1980; 29: 1327-1334
4) 西山茂夫 他: 薬物療法. 1980; 13: 515-524
5) 第十八改正 日本薬局方解説書 廣川書店.2021;C3631-3636
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