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処方箋医薬品注)
点頭てんかん、気管支喘息、関節リウマチ、副腎皮質機能検査、ネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモンを除く他剤が無効で、副腎皮質ホルモン療法が不適当な場合に限る)
1日テトラコサクチドとして0.5~1.0mgを1~2回に分けて筋注する。必要があれば連続2~3日行う。
通常成人1日テトラコサクチドとして0.5~1.0mgを1~2回に分けて筋注する。年令・症状により適宜増減する。
本剤使用中、発熱、チアノーゼ、消化器症状(腹痛、下痢)、脱力感、頭痛等の症状が発現した場合には、直ちに比較的大量の副腎皮質ホルモン剤を投与すること。急性副腎皮質不全(アジソンクリーゼ)又は離脱症状を起こすことがある。
観察を十分に行うこと。まれにショック様症状を起こすことがある。なお、皮膚テスト陰性の気管支喘息患者に投与した場合にも、重篤な気管支喘息発作を誘発することがある。,
副腎皮質ホルモンの過剰分泌により、浮腫、高血圧、乏尿等を起こすことがある。
感受性のある抗生物質、化学療法剤を併用すること。症状が悪化するおそれがある。
症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
カリウム排泄を促進する利尿薬
過剰のカリウム放出を起こすおそれがある。
ACTHにより分泌が亢進される副腎皮質ホルモンにカリウム排泄促進作用があると考えられている。
インスリン
血糖降下作用が減弱するおそれがある。
ACTHにより産生が促進される糖質コルチコイドに糖新生促進作用及び強い抗インスリン作用があると考えられている。
呼吸困難、血圧低下、チアノーゼ等の過敏症状あるいは重篤な気管支喘息発作が発現した場合には、直ちに投与を中止し、気道確保、副腎皮質ホルモン剤の静注、強心薬、昇圧薬、アミノフィリン系薬剤等の投与あるいは人工呼吸等の適切な処置を行うこと。,
,
1~10%未満
0.1~1%未満
頻度不明
精神神経系
不眠、傾眠
頭痛、不安
痙攣、めまい
代謝
満月様顔貌、浮腫、低カリウム血症
尿量減少
高カルシウム尿症
循環器
-
血圧上昇、心悸亢進
消化器
食欲亢進
腹部膨満、食欲減退
皮膚
ざ瘡、色素沈着
発疹、多毛、熱感
潮紅
全身症状
体重増加
その他
注射部位の硬結・疼痛
健康成人に持続性テトラコサクチド酢酸塩注を1mg筋注した場合、血中への移行はテトラコサクチド酢酸塩に比べ極めて緩徐であり、血中濃度は投与後2時間で最高に達し、4時間後も高値を示した1)。
関節リウマチ2)、ネフローゼ症候群3)に対して副腎皮質ホルモン療法と同程度の効果を示し、関節リウマチには69.0%(20/29例)、ネフローゼ症候群には56.5%(13/23例)に効果が認められている。
副腎皮質機能検査の方法4),5)
テトラコサクチド酢酸塩は天然ACTHと同じアミノ酸配列(N末端から24番目まで)の合成ペプチドで、副腎皮質刺激作用を有する。本剤はテトラコサクチド酢酸塩を亜鉛懸濁液として、その作用を持続化した合成ACTH製剤である。
持続性テトラコサクチド酢酸塩注2mL(テトラコサクチドとして1mg)の臨床における副腎皮質刺激効果は天然ACTH-Z製剤40単位に相当し6)、その作用は24時間以上持続する1)。
テトラコサクチド酢酸塩には副腎皮質を介さない作用として、コルチゾール代謝への作用7)(特に血中半減期の延長及び組織への追込み作用)、成長ホルモン分泌刺激作用8)、及び弱いメラノサイト刺激作用9)(MSH様作用)が報告されている。
テトラコサクチド酢酸塩により副腎皮質が刺激され、内因性ステロイドホルモンが増加する。
テトラコサクチド酢酸塩(Tetracosactide Acetate)
C136H210N40O31S・6CH3COOH
3293.75
白色~微黄色の粉末又は薄片である。水にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、酢酸(100)に溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。
Ser-Tyr-Ser-Met-Glu-His-Phe-Arg-Trp-Gly-Lys-Pro-Val-Gly-Lys-Lys-Arg-Arg-Pro-Val-Lys-Val-Tyr-Pro・6CH3COOH
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL[1バイアル]
1) 辻 昇三 他:診療. 1969;22(3S):612-620
2) 河村富夫 他:臨床と研究. 1970;47(11):2688-2693
3) 丸本 晋 他:診療. 1969;22(3S):601-611
4) 田中孝司 他:日本臨床. 1997;55(S):345-348
5) 田中祐司:Medicina. 1996;33(13):2325-2327
6) 岩井一義 他:診療. 1969;22(3S):501-508
7) 真山 俊:日本内分泌学会雑誌. 1967;43(7):607-619
8) 辻 昇三 他:診療. 1969;22(3S):478-481
9) 会田正道 他:診療. 1969;22(3S):543-549
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