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処方箋医薬品注)
注)★印:外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合にのみ用いること。
トリアムシノロンとして、通常成人1日4~48mgを1~4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
免疫機能抑制作用により症状を悪化させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。
症状を悪化させるおそれがある。,
Na・水分貯留作用により血圧をさらに上昇させるおそれがある。
腎の尿細管におけるNaの吸収促進、Kの排泄促進等により、高ナトリウム血症、低カリウム血症等を起こすおそれがある。
創傷治癒障害を起こすおそれがある。
心破裂を起こしたとの報告がある。
糖新生作用等により血糖値が上昇し、症状を悪化させるおそれがある。
副腎皮質ホルモンの代謝が阻害され、副作用が強くあらわれるおそれがある。
脂肪組織からの脂質動員により、肝の脂質合成を増強するおそれがある。
血清コレステロール、血清トリグリセリドの上昇などにより脂質代謝に影響を及ぼすおそれがある。
蛋白異化作用により、使用当初、一時症状が増悪することがある。
本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意すること。異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
Na・水分貯留作用により症状を悪化させるおそれがある。
肝での代謝が阻害され、副作用が強くあらわれるおそれがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、緑内障、後囊白内障等の副作用があらわれやすい。
デスモプレシン酢酸塩水和物(ミニリンメルト)(男性における夜間多尿による夜間頻尿)
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
機序不明
バルビツール酸誘導体
フェニトインリファンピシン
本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはP-450を誘導し、本剤の代謝が促進される。
サリチル酸誘導体
併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が上昇し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進するため、本剤の減量により、血清中のサリチル酸誘導体濃度が上昇する。
抗凝血剤
抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は血液凝固促進作用がある。
糖尿病用薬
これらの薬剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する。
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)
注射用アムホテリシンB
低カリウム血症があらわれることがあるので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。
シクロスポリン
他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。
副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する。
エリスロマイシンエストロゲン(経口避妊薬を含む)
本剤の作用が増強されるおそれがあるので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤の代謝が抑制されるおそれがある。
非脱分極性筋弛緩剤
筋弛緩作用が減弱又は増強するとの報告があるので、併用する場合には用量について注意すること。
ジゴキシン
ジギタリス中毒があらわれるおそれがあるので、必要に応じて本剤又はジゴキシンを減量するなど用量に注意すること。
カリウム排泄による血中カリウム値低下により、ジゴキシンの作用が増強する。
ソマトロピン
ソマトロピンの成長促進効果が抑制されるおそれがあるので、併用する場合には用量に注意すること。
糖質コルチコイドが成長抑制効果を有する。
B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。,,,,
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頻度不明
内 分 泌
月経異常
消 化 器
下痢、悪心、嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
精神神経系
多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格
筋肉痛、関節痛
脂質・蛋白質代謝
満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質
浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼
中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血 液
白血球増多
皮 膚
ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
過 敏 症
発疹
そ の 他
ECG異常、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減
副腎皮質ステロイド剤を投与中の患者にワクチン(種痘など)を接種して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
トリアムシノロンをヒトに4mg経口投与したとき、血漿中の半減期は約5時間である(外国人データ)。
糖質コルチコイド受容体に結合して特定の遺伝子の転写を開始または阻害する。これにより合成されるリポコルチン-1等のタンパク質がホスホリパーゼA2を阻害する結果、プロスタグランジン類等の起炎症物質の生合成と炎症細胞の遊走を抑制し抗炎症作用を現すと考えられる1)。トリアムシノロンはプレドニゾロン、デキサメタゾンなどにみられる浮腫・ナトリウムの蓄積が少ないことが認められている(ヒト)2)。
トリアムシノロンの生理食塩水希釈液を成人男性の背部、腕に皮内注射したとき、毛細血管収縮作用が認められている3)。
トリアムシノロンをカラゲニンにより膿瘍を形成させた雌性ラットに6mg/kgを6時間間隔で2回腹腔内投与したとき、膿瘍形成の抑制が認められている4)。
トリアムシノロンはヒドロコルチゾンより約5倍の抗炎症作用を示す5)。
トリアムシノロンのACTH抑制作用の持続時間は中間型を示し、ACTH抑制試験において、プレドニゾロンより約18時間長く、デキサメタゾンやベタメタゾンより約18~36時間短いことが認められている(ヒト、経口)6)。
トリアムシノロン(Triamcinolone)
9-Fluoro-11β, 16α, 17, 21-tetrahydroxypregna-1, 4-diene-3, 20-dione
C21H27FO6
394.43
白色の結晶性の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。結晶多形が認められる。
約264℃(分解)
+65~+71゜(乾燥後、0.1g、N,N-ジメチルホルムアミド、10mL、100mm)
100錠[10錠(SP)×10]
1) 第十八改正 日本薬局方解説書 廣川書店.2021;C3624-3630
2) Hollander, J. L.:JAMA, 172, 306-310(1960)
3) Sutton, P. M. et al.:J Invest Dermatol.1971;57(6):371-376
4) Benitz, K. F. et al.:Arch Int Pharmacodyn Ther.1963;144(1-2):185-195
5) Fisher, D. A. et al.:Postgrad Med.1966;39(6):650-657
6) Harter, J. G.:N Y State J Med.1966;66:827-840
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