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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
本剤に感性のブドウ球菌属
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
患部を清潔にした後1日数回適量を直接患部に塗布するかまたは無菌ガーゼに延ばして貼付する。
1~2%未満
過敏症
発疹
投与部位
疼痛・刺激感
眼科用に投与しないこと。
手術が予定されている皮下感染症患者17例(粉瘤(アテローム)13例と指等の感染症4例)にフシジン酸ナトリウム2%含有軟膏を病巣部の表皮に1日2回塗布、手術前夜まで継続し、手術で病巣を剔除した後、フシジン酸ナトリウムの病巣内濃度を測定した結果、アテロームの例で4~8日間治療を行ったものでは0.4~0.96μg/gの濃度が認められた。また、指部感染症ではアテロームの場合よりも更に高く、5日間治療後の濃度は0.9~1.0μg/gに達しており、フシジン酸ナトリウムは十分に皮内に浸透し、病巣部で有効濃度に達することが認められた(外国人データ)1)。
本剤の臨床試験は二重盲検比較試験を含め、14施設、総症例362例について検討された結果、有効率は79.3%(287/362例)であった。疾患別有効率は表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症に対しては78.2%(229/293例)、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染における感染症には87.5%(42/48例)であった2),3),4)。
フシジン酸ナトリウムは主に蛋白合成阻害作用によって抗菌力を示す。すなわち、リボソーム上におけるアミノ酸の蛋白質への転換に抑制的に作用する。なお、その細菌増殖阻止の作用型式は主に静菌的であるとされている5),6)。
フシジン酸ナトリウム(Sodium Fusidate)
Monosodium(17Z)-ent-16α-acetoxy-3β,11β-dihydroxy-4β,8β,14α-trimethyl-18-nor-5β,10α-cholesta-17(20),24-dien-21-oate
C31H47NaO6
538.69
白色の結晶又は結晶性の粉末である。水、メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
FA
10g×10[チューブ]
50g×10[チューブ]
1) Kjelstrup, Y.:Tidsskr Nor Laegeforen.1968;88(21):2031-2035
2) 安田利顕 他:皮膚科の臨床.1971;13(5):343-351
3) 谷川瑞子:西日本皮膚科.1971;33(4):413-419
4) 古賀道之 他:診療と保険.1971;13(5):712-719
5) 中沢昭三 他:J Antibiot.[B]1965;18(1):9-16
6) 田中信男 他:日本細菌学雑誌.1971;26(8-9):352-354
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