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神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
通常成人1日3〜4カプセルを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常成人1日1〜2カプセルを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
通常成人1日0.75〜1.0gを経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
パーキンソン病治療薬
レボドパの作用を減弱させるおそれがある。
ピリドキシン塩酸塩は、レボドパの脱炭酸酵素の補酵素であり、併用によりレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、レボドパの脳内作用部位への到達量を減弱させると考えられる。
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒感
消化器
食欲不振、胃部不快感、悪心・嘔吐、下痢
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
ラット及び家兎にビタミンB1(ベンフォチアミン)及び本薬(3種配合ビタミン)を経口投与し、血中総B1及びコカルボキシラーゼ濃度を測定した結果、B1単独、本薬投与群の間にほとんど差を認めていない。
ラットにビタミンB6単独と本薬(同上)を経口投与し、B6の血中並びに臓器内濃度を測定した結果、血中濃度は両者間に有意差を認めないが、脳と肝のB6量は時間の経過(6〜8時間)と共に本薬投与群が明らかに高値を示している。60Co標識B12をラットに経口投与し、経時的に血中、主要臓器(肝、腎、脳、心)への取り込みを測定し、同時に本薬と比較した結果、B12の血中濃度は、全経過を通じて本薬投与群が著明に高く、且つ臓器内B12量も時間経過と共にいずれも本薬投与群が明らかに高値を示している。
国内臨床論文412報について集計した成績の概要は次のとおりである。なお、末梢神経障害を対象とした二重盲検比較試験の結果、本剤の有用性が確認された1),2)。
ビタミン補給を必要とする外科的侵襲後の症例、重篤あるいは長期療養でビタミン補給を必要とする症例等の消耗性疾患並びに妊産婦、授乳婦等の代謝亢進時の症例に本剤を投与した結果、本剤含有ビタミンの不足を補い、臨床症状の改善がみられている。
ビタミンB1塩酸塩に比べ、高い血中B1及びコカルボキシラーゼ濃度を持続し、かつ心筋・肝・腎・骨格筋等各臓器中総B1量が高値を示すことが認められている。また体内で補酵素型B1への転換率が高い。ビタミンB1は、神経機能の維持に重要な役割を演じており、B1欠乏時には、神経組織の変化として、ノイロン末梢部神経線維の変化(髄鞘の変性)がおこることが知られている(シロネズミによる実験)3),4),5),6),7),8)。
アミノ酸代謝に関係しており、アミノ基転移、アミノ酸の脱炭酸などの各種反応の補酵素として作用する。神経伝達物質であり神経活動に欠かすことのできない化合物であるドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンのカテコールアミン類とγ-アミノ酪酸及びセロトニン、ヒスタミン、タウリンなどの代謝に関与している。またホルモンの作用を調節する9)。
DNAの構成材料であるデオキシリボヌクレオチドを供給するリボヌクレオチドレダクターゼの補酵素として働くほか、メチル基転移、アミノ基転移に関与する。ビタミンB12欠乏時には神経症状として触覚、疼覚、温覚障害のほか、振動覚の異常、協同運動障害などが下肢に認められる。また、膝蓋腱反射の亢進が現れる9)。
本薬中の各ビタミンはいずれも神経の代謝に関係の深いもので、その欠乏時には神経細胞、神経線維、軸索等の神経組織に病変がおこり、知覚及び運動機能が障害される。
ベンフォチアミン(Benfotiamine)
S-Benzoylthiamine O-monophosphate
C19H23N4O6PS
466.45
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。水又はメタノールに溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、ジエチルエーテル又はクロロホルムにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液、炭酸ナトリウム試液又は希塩酸に溶ける。飽和水溶液は酸性である。
約200℃(分解)
BTMP
ピリドキシン塩酸塩(Pyridoxine Hydrochloride)(ビタミンB6)
4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridin-3-ol monohydrochloride
C8H11NO3・HCl
205.64
白色〜微黄色の結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。光によって徐々に変化する。
約206℃(分解)
シアノコバラミン(Cyanocobalamin)(ビタミンB12)
Coα-[α-(5,6-Dimethyl-1H-benzimidazol-1-yl)]-Coβ-cyanocobamide
C63H88CoN14O14P
1355.37
暗赤色の結晶又は粉末である。水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくい。吸湿性である。
アルミピロー包装又はバラ包装開封後は、湿気を避けて保存すること。
100カプセル[10カプセル(PTP)×10]1000カプセル[10カプセル(PTP)×100]1000カプセル[缶、バラ]
100カプセル[10カプセル(PTP)×10]
100g[ガラス瓶(褐色)、バラ、乾燥剤入り]
1) 橋詰直孝 他:臨牀と研究.1980;57(8):2736-2750
2) 後藤由夫 他:臨牀と研究.1978;55(12):3963-3976
3) 祖父江逸郎 他:最新医学.1959;14(11):2954-2973
4) 阿部達夫 他:綜合臨牀.1969;18(11):2609-2613
5) 和田忠男 他:ビタミン.1961;22:342-349
6) 砂川玄俊 他:ビタミン.1966;33:210
7) 砂川玄俊 他:ビタミン.1966;34:444
8) Shindo, H. et al.:Chem Pharm Bull.1967;15(3):295-302
9) 日本ビタミン学会:ビタミンの事典 朝倉書店.1996:201-227、324-353
10) 長谷川和雄 他:日本薬理学雑誌.1973;69(3):483-497
11) 長谷川和雄 他:日本薬理学雑誌.1978;74(6):721-734
12) 岩田宜芳 他:日本薬理学雑誌.1979;75(1):9-21
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