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処方箋医薬品注)
膵外分泌機能検査
一般に早朝空腹時に採尿後1回1瓶を200mL以上の水とともに服用する。利尿をはかる目的で服用から約1時間後に最低約200mLの水を飲用させるが、それ以後については水分を自由にとらせてかまわない。検査開始より、3時間以上経過した場合の食事は自由にとらせて良い。尿は、服用から6時間までの全尿を採尿する。(成績は服用後6時間までの総尿中のPABA排泄率(%)で表示する。)
本剤はアルコールを含有するので、副作用症状があらわれやすい。
投与しないこと。一定時間内の尿中排泄率で評価するため。
投与しないこと。庇護療法が最優先され、本検査の対象でない。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
消化器
悪心
下痢、胃重感、腹痛
嘔吐
精神神経系
頭痛
ふらつき感
過敏症
発疹、瘙痒感
循環器
心悸亢進
その他
顔面潮紅
承認までに実施された国内27施設における臨床試験の結果は次の通りであった1) 。
例数
尿中PABA排泄率%(6時間)Mean±SD
t検定
健康成人
367
81.9±8.5
慢性膵炎疑診(PSテスト正常)
91
81.8±12.9
N.S.
慢性膵炎疑診(PSテスト1因子異常)
54
71.1±17.4
P<0.01
慢性膵炎(PSテスト2~3因子異常)
185
58.6±17.9
P<0.001
膵石症
74
54.5±19.6
膵癌
37
56.6±18.1
肝・胆道疾患
85
78.8±16.8
糖尿病
31
77.0±12.6
P<0.05
その他の疾患
87
81.8±11.3
正常下限値は、-1SDとした場合、73.4%となる。
ベンチロミドは、安息香酸、チロジン、パラアミノ安息香酸(PABA)から成る合成ペプタイドである。このペプタイドは、経口投与してもほとんど消化管から吸収されないが、膵酵素の一つであるα-キモトリプシンによって容易にしかも特異的に加水分解をうけ、PABAを遊離する。PABAは小腸で吸収され、肝で抱合(主にグリシン抱合)をうけて腎より尿中に排泄される。膵疾患で外分泌能が障害されるとベンチロミドは十分に分解されず、PABA抱合物の尿中排泄が減少する。したがって一定量のベンチロミドを経口投与し、一定時間内の尿中PABA量を測定してその排泄率を求めれば、それはとりもなおさず膵外分泌機能を反映していることになり、膵外分泌機能の診断ができる2),3) 。
ベンチロミド(Bentiromide)
p-〔(N-benzoyl-L-tyrosin)amido〕benzoic acid
C23H20N2O5
404.42
ベンチロミドは白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。本品はN,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、メタノール、エタノール(99.5)又はテトラヒドロフランにやや溶けにくく、水又は無水ジエチルエーテルにほとんど溶けない。本品は水酸化ナトリウム試液に溶ける。
旋光度〔α〕20D:+85~+93°(乾燥後、0.5g、N,N-ジメチルホルムアミド、25mL、100mm)
約245℃(分解)
10mL 10瓶[バイアル]
1) Hosoda S.:Pancreatic Function Diagnostant, IGAKU-SHOIN, 1980;27-37[PFD-0148]
2) Imondi A. R. et al.:Pharmacologist, 1971;13:290[PFD-0151]
3) Imondi A. R. et al.:Gut, 1972;13:726-731[PFD-0001]
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