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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
胃炎に伴う胃痛・嘔気・胃部不快感
ピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチルとして、通常成人1日100~800mgを1~4回に分割(1回1~2錠を1日1~4回)経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
長期連続投与は避けること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
過敏症状
消化器
便秘、下痢
食欲不振、悪心、口渇
経口又は静脈内投与において本剤の血中濃度は一次速度式に従って減少する(ラット)1)。
経口投与した際、作用部位である胃では変化せず、小腸で速やかに吸収され代謝を受けるものと考えられる(ラット)1)。
プラセボ及び炭酸水素ナトリウムを対照薬とした二重盲検試験で、本剤は、胃炎に対する総合効果及び嘔気、胃部不快感の改善において有意に対照群に優るものであった。二重盲検比較試験を含む臨床試験の有効率は次のとおりである。
疾患名
有効率(有効以上例数/評価対象例数)
胃炎
87.6%(127/145)
症状
心窩部痛
83.3%(70/84)
嘔気
88.4%(38/43)
胃部不快感
62.5%(15/24)
局所麻酔作用、鎮痙作用により胃痛、嘔気、胃部不快感等を抑制する。
ピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチルの懸濁液を投与した場合、アミノ安息香酸エチルより軽度の表面麻酔作用を示す(ウサギ)2)。またピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチル塩酸塩はプロカインと同程度の浸潤麻酔作用及び表面麻酔作用を示す(カエル、ウサギ)3)。硫酸銅投与による嘔吐を抑制する(イヌ)2)。
ピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチル塩酸塩はアセチルコリン、バリウムによる摘出腸管の収縮を抑制し、ネオスチグミン誘発小腸痙攣に拮抗する(モルモット)4)。
ピペリジノアセチルアミノ安息香酸エチル(JAN)
Ethyl p-Piperidinoacetylaminobenzoate
C16H22N2O3
290.36
本品は白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。本品はクロロホルムに極めて溶けやすく、酢酸(100)、メタノール、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、ジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。本品は希塩酸に溶ける。
83~88℃
100錠[10錠(PTP)×10]
1) 社内資料:スルカインの生物薬剤学的研究
2) 大幡勝也ほか:日薬理誌. 1964;60(3):94§
3) 関谷 淳ほか:日薬理誌. 1961;57(3):289-94
4) 南谷博一:日薬理誌. 1963;59(3):113-22
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