当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
アレルギー性鼻炎
1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)、1回各鼻腔に2噴霧(レボカバスチンとして0.05mg)ずつ噴霧吸入する。
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分指導すること。
本剤は主として腎より排泄されるため、腎障害のある患者では排泄時間が遅延する。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験1)(ラット)で、レボカバスチン80mg/kg経口投与(臨床投与量の10000倍以上に相当)により、胎児死亡及び催奇形性(多指、水頭、過剰中足骨及び無眼球)が報告されている。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
低出生体重児、新生児、乳児又は幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
本剤を点鼻投与した場合の吸収は少ないものと考えられるが、一般に生理機能が低下していることが多い。
オキシメタゾリン
本剤の吸収が低下する可能性がある。
機序不明
0.1%以上
0.1%未満
頻度不明
鼻腔
鼻内刺激感(疼痛、乾燥、灼熱感、不快感)
鼻漏、鼻閉、くしゃみ、鼻出血
鼻浮腫
感染症
副鼻腔炎
精神神経系
眠気、頭痛
浮動性めまい
眼
眼瞼浮腫
循環器
頻脈、動悸
呼吸器
咽喉頭疼痛、咽頭部不快感
咳嗽、呼吸困難、気管支痙攣
消化器
嘔気
全身障害
疲労、倦怠感
臨床検査
好酸球増加
レセルピン系製剤、αメチルドパ製剤等の降圧剤には副作用として鼻閉が見られることがある。このような降圧剤服用中のアレルギー性鼻炎の患者に本剤を投与すると、鼻閉症状に対する本剤の効果が隠蔽されるおそれがあるので、臨床的観察を十分に行いながら投与すること。
健康成人に本剤(レボカバスチン塩酸塩として0.2mg)を6時間間隔で1日3回、11日間反復点鼻投与したとき、血漿中未変化体濃度は投与5日目には定常状態に達し、蓄積性は認められなかった。最終投与後のCmaxは11.99ng/mL、消失半減期は約38時間であった2)。
授乳婦に単回経口投与(レボカバスチンとして0.5mg)すると、母乳中への微量の移行がみられ、唾液中濃度と乳汁中濃度はほぼ等しかった3)(外国人データ)。
健康成人に3H-レボカバスチン塩酸塩(レボカバスチンとして1mg)を単回経口投与したとき、尿中放射活性の大部分は未変化体であり、主代謝物はレボカバスチンのグルクロン酸抱合体であった4)(外国人データ)。
健康成人に本剤(レボカバスチン塩酸塩として0.2mg)を6時間間隔で1日3回、11日間反復点鼻投与したとき、最終投与後7日目までに総点鼻量の約36%が未変化体として尿中へ排泄された2)。
アレルギー性鼻炎患者211例において、比較試験を含む臨床試験での中等度改善以上の改善率は、56.4%(119/211例)であった。また、比較試験において本剤の有用性が確認された5),6),7),8),9)。
ヒスタミンH1受容体に特異的に働き、強力かつ持続的な拮抗作用を有し、アレルギー性鼻炎におけるくしゃみ、鼻汁、鼻閉などの諸症状を改善する。
ラットのアレルギー性鼻炎モデルにおいて、ヒスタミン及び抗原誘発による血管透過性亢進を抑制する13)。
レボカバスチン塩酸塩(levocabastine hydrochloride)(JAN)
(-)-(3S,4R)-1-[cis-4-cyano-4-(4-fluorophenyl)cyclohexyl]-3-methyl-4-phenylpiperidine-4-carboxylic acid monohydrochloride
C26H29FN2O2・HCl
456.98
本品は白色の粉末で、ギ酸にやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、水、無水酢酸、2-プロパノール又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
15mL×10瓶
1) 社内資料:wistar系ラットにおける胎児毒性及び催奇形性試験(segment ⅱ) 帝王切開及び自然分娩試験並びに次世代試験 投与経路:強制経口投与
2) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):301-25
3) 社内資料:ヒト乳汁中へのlevocabastineの排泄
4) 社内資料:ヒトに単回経口投与したときのlevocabastineの吸収、排泄及び代謝
5) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):342-60
6) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):361-80
7) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):381-403
8) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):404-16
9) 奥田稔, 他:耳鼻と臨床. 1995;41(補1):417-31
10) 社内資料:塩酸レボカバスチンの抗ヒスタミン(h1)作用の選択性:in vitroでの作用とin vivoでの気管支収縮に対する抑制効果
11) 社内資料:モルモットにおける塩酸レボカバスチンのin vivoでの抗ヒスタミン作用、抗セロトニン作用および抗コリン作用:対照薬との比較
12) Dechant KL, et al.:Drugs. 1991;41:202-24
13) Tasaka K, et al.:Arzneim-Forsch/Drug Res. 1994;44:337-41
日本新薬株式会社 製品情報担当
〒601-8550 京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14
フリーダイヤル 0120-321-372TEL 075-321-9064FAX 075-321-9061
日本新薬株式会社
京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.