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診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺
診断または治療を目的とする散瞳には1日1回、1回1~2滴宛、調節麻痺には3~5分おきに2~3回、1回1滴宛点眼する。
頻度不明
眼
眼圧上昇、結膜炎、眼刺激、眼瞼炎、眼のそう痒感
皮膚
そう痒、発疹、蕁麻疹
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
正視の男性3例に0.4%トロピカミド点眼液を1回1滴点眼後、経時的に瞳孔径を測定すると、15~30分で瞳孔径は最大に達し30~65分間持続した1)。
正視の男性3例に0.4%トロピカミド点眼液を1回1滴点眼すると、20~30分後に最小近距離視力となり、3例の最大近点延長率(最大の近点距離と点眼前の近点距離の差と点眼前の近点距離の比)はそれぞれ0.50、0.947及び1.60を示した1)。
トロピカミドはムスカリン受容体遮断薬である。コリン作動性刺激に対する虹彩括約筋の反応を遮断することで散瞳効果を示す。また毛様体筋の反応を遮断することで調節麻痺を発現させる2),3)。
眼疾患のない7例に0.5%トロピカミド点眼液注1)を1滴ずつ3分毎に3回点眼すると、20~30分で著明な調節麻痺が起こり以後急速に回復し、2.5時間で90%、24時間では完全に回復する4)。
トロピカミド(Tropicamide)
(2RS)-N-Ethyl-3-hydroxy-2-phenyl-N-(pyridin-4-ylmethyl)propanamide
C17H20N2O2
284.35
白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。エタノール(95)又はクロロホルムに溶けやすく、水又はジエチルエーテルに溶けにくく、石油エーテルにほとんど溶けない。希塩酸に溶ける。1.0gを水500mLに溶かした液のpHは6.5~8.0である。
96~99℃
プラスチック点眼容器 5mL×10本
1) 山地良一 他:日本眼科学会雑誌. 1963;67:1889-1895
2) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C3765-C3768
3) 藤原元始 他:グッドマン・ギルマン薬理書 第8版. 廣川書店. 1992:179-187
4) 所敬 他:眼科臨床医報. 1961;55:274-278
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