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劇薬
緑内障及び狭隅角や前房が浅いなどの眼圧上昇の素因のある患者[急性閉塞隅角緑内障の発作を起こすことがある。]
診断または治療を目的とする散瞳と調節麻痺
通常、1日1~3回、1回1~2滴宛点眼する。
散瞳又は調節麻痺が起こるので、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。また、サングラスを着用する等太陽光や強い光を直接見ないよう指導すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には診断又は治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断又は治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
幼児・小児には0.25%液を使用することが望ましい。全身の副作用が起こりやすい。
一般に生理機能が低下している。
抗コリン作用を有する薬剤
循環器系、精神神経系等の全身性の副作用があらわれるおそれがある。
相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる。
頻度不明
過敏症
アレルギー性結膜炎、眼瞼結膜炎
眼
続発性緑内障、眼圧上昇
循環器
血圧上昇、心悸亢進
精神神経系
幻覚、痙攣、興奮
消化器
悪心・嘔吐、口渇、便秘
その他
顔面潮紅、頭痛、発熱
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
アトロピンはコリン作動性刺激に対する虹彩括約筋及び毛様体筋の反応を遮断する。 1)
散瞳は点眼後数分から始まり、約40分で最大となる。作用は7~10日間持続する。2),3)
調節麻痺は散瞳にやや遅れて発現し、作用の持続は3~5日である。調節と瞳孔反射は、7~12日間は完全には回復しない。1),3)
アトロピン硫酸塩水和物(Atropine Sulfate Hydrate)
(1R,3r,5S)-8-Methyl-8-azabicyclo[3.2.1]oct-3-yl[(2RS)-3-hydroxy-2-phenyl]propanoate hemisulfate hemihydrate
(C17H23NO3)2・H2SO4・H2O
694.83
無色の結晶又は白色の結晶性の粉末で、においはない。水又は酢酸(100)に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。光によって変化する。融点:188~194℃(分解)
外箱開封後は、遮光して保存すること。
プラスチック点眼容器 5mL×10本
1) 藤原元始 他:グッドマン・ギルマン薬理書 第8版. 廣川書店. 1992:179-187
2) 山崎篤己:眼科. 1978;20:1113-1119
3) 井上節:眼科MOOK. 1978;No.1:41-53
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