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本剤又はヨードに対し過敏症の既往歴のある患者
角膜ヘルペス、洗眼殺菌
(有効ヨウ素濃度0.2%の原液)通常、生理食塩液で4~8倍に希釈して用いる。
10日間程続けても効果が認められない場合は、他の治療法への切替えを行うこと。
頻度不明
過敏症
過敏症状
眼
刺激感、角膜びらん
希釈後は気密容器で冷蔵庫に保存し、速やかに使用すること。ただし、洗眼殺菌に使用する場合は、調製後直ちに使用すること。
沈殿を生じたり、分解を起こすことがあるので、アルカロイド、アルカリ、植物油、カルシウム、マグネシウム、水銀、その他の重金属を含む製剤とは同時に用いないこと。
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。・薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。・他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
本剤の抗ウイルス・殺菌作用はヨウ素のアミノ酸、ヌクレオチドなどに対する酸化作用によるものと考えられている1)。
本剤の滅菌蒸留水による希釈液は、AHCウイルス及びアデノウイルス8型に対して16倍希釈注1)まで、ヘルペスウイルス1型及び2型に対して64倍希釈注1)までウイルスの不活化に有効であった。また有効希釈度において、AHCウイルス及びアデノウイルス8型は1分以上、ヘルペスウイルス1型は30秒以上作用させれば完全に不活化された(in vitro)2)。
本剤について、緑膿菌、ゾンネ赤痢菌、大腸菌、肺炎桿菌、モルガネラ・モルガニー、ネズミチフス菌、枯草菌、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、化膿レンサ球菌、コリネバクテリウム・ゼローシス、肺炎双球菌、モラクセラ・ラクナータ、ヘモフィルス・エジプチウス(コッホ・ウィークス菌)及び髄膜炎菌に対する殺菌効力試験を行ったところ、滅菌精製水での80倍希釈液注1)を1分作用させることで殺菌作用を示した3)。また、生理食塩液での8倍希釈液による殺菌時間は次のとおりであった4),5)。
菌種
作用時間
Staphylococcus aureus(NBRC12732)
10秒
MRSA(JCM8702)
MRSA(JCM8703)
MRSA(JCM8704)
30秒
Staphylococcus epidermidis(ATCC35984)
Streptococcus pyogenes(JCM5674)
Streptococcus pneumoniae(NBRC102642)
Pseudomonas aeruginosa(NBRC13275)
Candida albicans(NBRC1594)
Aureobasidium pullulans(NBRC4466)
ヨウ素(Iodine)
Iodine
I
126.90
灰黒色の板状又は粒状の重い結晶で、金属性の光沢があり、特異なにおいがある。ジエチルエーテルに溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、クロロホルムにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。ヨウ化カリウム試液に溶ける。常温で揮散する。
ポリビニルアルコール(部分けん化物)(Partially Hydrolyzed Polyvinyl Alcohol)
Ethenol;ethenyl acetate
(C2H4O)n(C4H6O2)m
無色~白色若しくは微黄白色の粒又は粉末で、においはないか、又は僅かに酢酸臭があり、味はない。エタノール(95)、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。水を加えて加温するとき、澄明な粘性の液となる。吸湿性である。
ガラス容器 20mL×5本
1) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C5927-C5930
2) 甲野禮作 他:日本の眼科. 1978;49:267-271
3) 樫葉周三 他:日本眼科紀要. 1980;31:491-505
4) 社内資料:殺菌作用Ⅰ
5) 社内資料:殺菌作用Ⅱ
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