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販売開始:1997年1月〔296MBq包装品・592MBq包装品〕YJコード:4300446G1020〔296MBq包装品〕YJコード:4300446G2027〔592MBq包装品〕
販売開始:1998年1月〔740MBq包装品〕YJコード:4300446G3023〔740MBq包装品〕
放射性医薬品基準
テトロホスミンテクネチウム(99mTc)注射液
処方箋医薬品注)
*本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
通常,成人には本剤185~740MBqを静脈内に投与し,投与後10分以降に,被検部に検出器を向け,撮像もしくはデータ収集及び処理を行い,心筋シンチグラムを得る。なお,投与量は,年齢,体重,検査方法により,適宜増減する。
通常,成人には本剤370~740MBqを静脈内に急速に投与し,投与直後よりデータを収集し,心RIアンジオグラムを得る。必要に応じ,収集したデータより,左室駆出分画等を算出する。なお,投与量は,年齢,体重,検査方法により,適宜増減する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最小限度にとどめること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
嘔吐
循環器
血圧低下
その他
潮紅,熱感,口内灼熱感,金属味,動悸,口内異常感,嗅覚錯誤
本剤は静注後,速やかに血中から消失した1),2)。
MIRD法により算出した吸収線量は次のとおりである1)。
吸収線量(mGy/MBq)
臓器
安静時
運動負荷時
心臓
0.0039
0.0041
肺
0.0021
0.0023
肝臓
0.0042
0.0032
胆のう
0.0486
0.0332
膵臓
0.0050
胃
0.0046
小腸
0.0170
0.0121
大腸上部
0.0304
0.0201
大腸下部
0.0222
0.0153
腎臓
0.0125
0.0104
膀胱
0.0193
0.0156
精巣
0.0031
0.0034
骨髄
0.0040
全身
0.0037
0.0038
3.5 時間ごとに排尿した場合
時間の経過と共に胆道・消化管及び尿路系への取り込みが増加し,投与後48時間までに投与量の約60~80%が尿及び便中に排泄された1)。
心筋シンチグラフィにより病変の局在診断や除外診断,あるいは虚血心筋のバイアビリティの評価や治療効果の判定に関する情報が得られたことから,406例中380例(94%)で有効であると評価された3),4)。
心疾患患者51例に心筋シンチグラフィを実施し,得られた有効率88.2%(45/51)(有効例数/症例数)は以下のとおりである。また,15例において同時に初回循環時法を実施し,心機能の評価も可能であった3)。
陳旧性心筋梗塞,急性心筋梗塞,狭心症,その他(心筋症,心筋症+狭心症,無症候性心筋虚血,切迫梗塞)
疾患名
有効例数/症例数
有効率
心筋梗塞
23/24
95.8%
狭心症
15/17
88.2%
その他注
7/10
70.0%
注:心筋症,心筋症+狭心症,無症候性心筋虚血,切迫梗塞
全52例に対し,本剤に起因する異常所見は認められなかった。
心疾患患者355例に心筋シンチグラフィを実施し,得られた有効率94.4%(335/355)(有効例数/症例数)は以下のとおりである。また,75例において同時に初回循環時法を実施し,心機能の評価も可能であった4)。
陳旧性心筋梗塞,急性心筋梗塞,狭心症,梗塞に狭心症合併,心筋症,その他(心臓弁膜症,心不全,心筋炎,無症候性心筋虚血,洞不全症候群,心室異形成,WPW症候群等)
130/132
98.5%
121/129
93.8%
梗塞に狭心症合併
32/38
84.2%
心筋症
33/37
89.2%
19/19
100%
注:心臓弁膜症,心不全,心筋炎,無症候性心筋虚血,洞不全症候群,心室異形成,WPW 症候群等
全355例に対し,有害事象として熱感と腹部不快感が各1件認められた。
本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。
本剤は,静注後血流とともに急速に心筋に集積し,しばらく保持される2)。
99mTcとして:・物理的半減期:6.0067時間・主γ線エネルギー:141keV(89.1%)
本剤は,医療法その他の放射線防護に関する法令,関連する告示及び通知等を遵守し,適正に使用すること。
296MBq(0.5mL)[1シリンジ],592MBq(1mL)[1シリンジ],740MBq(1.25mL)[1シリンジ]
1) Higley B,et al.:J Nucl Med,1993;34:30-38
2) 久保敦司,他:核医学,1992;29:1165-1176
3) 佐々木康人,他:核医学,1993;30:25-40
4) 佐々木康人,他:核医学,1993;30:257-271
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