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放射性医薬品基準
クリプトン(81mKr)ジェネレータ
処方箋医薬品注)
*クリプトン(81mKr)吸入用ガスの吸入による局所肺換気機能検査
本品を図のように組み立てる。クリプトン(81mKr)吸入用ガスの溶出には医療用酸素又は空気を使用する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし,投与量は最小限度にとどめること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には,診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し,授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
本品は適当な遮蔽用鉛の中に納め,カメラの視野内に置かないこと(バックグラウンドの低減)。
血中81mKr濃度は,吸入約15秒で最高値に達する。投与継続中,この水準を維持する。投与中止後は初期半減期約9秒(最高値から5~10秒の5秒間より算出),後期半減期約13秒(最高値から20~30秒の10秒間より算出)の2相性を描いて減少する。後期半減期と物理的半減期がほぼ一致することにより,血中の81mKrが初期段階でほとんど消失し,以後は脂肪,筋肉等の組織に取り込まれた81mKrが減衰することが推察される。
MIRD法により算出した吸収線量は次のとおりである。
吸収線量(μGy/37MBq)
臓器\投与方法
30秒間持続吸入法
ボーラス吸入法
肺
17.0
4.9
肝臓
0.27
0.08
腎臓
0.10
0.03
精巣
0.003
0.0009
卵巣
0.02
0.005
全身
0.04
0.01
本品が有効と報告された適応は次のとおりである。
クリプトン(81mKr)吸入用ガスの吸入による局所肺換気分布及び各種負荷前後の肺換気変化の観察。肺換気シンチグラフィ(吸入)を施行した525例を対象に有効性が検討され,519例(98.9%)で本品の有効性が認められた。
**本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。
81mKrガスを吸入させても血液中にほとんど移行しないため,局所の81mKrガスの量はその部分の呼吸状態を反映する。
本剤は,医療法その他の放射線防護に関する法令,関連する告示及び通知等を遵守し,適正に使用すること。
185MBq(ジェネレータユニット×1個),370MBq(ジェネレータユニット×1個)
1) 加藤真,他:RADIOISOTOPES,1977;26:179-181
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