当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
(一部)最適使用推進ガイドライン対象品目
劇薬
処方箋医薬品注)
敗血症、肺炎、真菌感染症を含む日和見感染症等の致死的な感染症が報告されているため、十分な観察を行うなど感染症の発現に注意すること。,,,,,,
播種性結核(粟粒結核)及び肺外結核(脊椎、リンパ節等)を含む結核が報告されている。結核の既感染者では症状の顕在化及び悪化のおそれがあるため、本剤投与に先立って結核に関する十分な問診及び胸部X線検査に加え、インターフェロンγ遊離試験又はツベルクリン反応検査を行い、適宜胸部CT検査等を行うことにより、結核感染の有無を確認すること。結核の既往歴を有する患者及び結核の感染が疑われる患者には、結核等の感染症について診療経験を有する医師と連携の下、原則として本剤投与前に適切な抗結核薬を投与すること。ツベルクリン反応検査等の検査が陰性の患者において、投与後活動性結核が認められた例も報告されている。,,,,
通常、成人にはバリシチニブとして4mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2mgに減量すること。
通常、2歳以上の患者には体重に応じバリシチニブとして以下の投与量を1日1回経口投与する。
・30kg以上:通常、4mgとし、患者の状態に応じて2mgに減量すること。
・30kg未満:通常、2mgとし、患者の状態に応じて1mgに減量すること。
通常、成人にはレムデシビルとの併用においてバリシチニブとして4mgを1日1回経口投与する。なお、総投与期間は14日間までとする。
腎機能障害の程度
推算糸球体ろ過量(eGFR:mL/分/1.73m2)
投与量
正常又は軽度
eGFR≧60
4mgを1日1回投与
中等度
30≦eGFR<60
2mgを1日1回投与
重度
eGFR<30
投与しない
15≦eGFR<30
2mgを48時間ごとに
1回投与(投与回数は最大7回)
eGFR<15
体重30kg以上:4mg
を1日1回投与
体重30kg未満:2mg
体重30kg以上:2mg
体重30kg未満:1mg
,,,,
感染症を発現するリスクが高い。,,,,
消化管穿孔があらわれるおそれがある。
定期的に問診を行うなど、注意すること。間質性肺炎があらわれるおそれがある。
肝機能検査値やHBV DNAのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。抗リウマチ生物製剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者又は既往感染者において、B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。なお、活動性B型肝炎の患者は臨床試験では除外されている。
臨床試験では除外されている。
好中球数が低い患者(1000/mm3未満)については投与を開始しないことが望ましい。好中球減少が更に悪化するおそれがある。,,,
リンパ球減少が更に悪化するおそれがある。,,,,
ヘモグロビン減少が更に悪化するおそれがある。,,
腎機能が正常な患者に比べ、本剤の曝露量が増加するため、副作用が強くあらわれるおそれがある。
投与しないこと。,,,
投与しないこと。,,
重度の腎機能障害(15≦eGFR<30mL/分/1.73m2)がある患者に対して治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合には、2mgを48時間ごとに投与することができる。本剤投与中は、患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。,
2mg 1日1回投与に減量し、慎重に投与すること。,,
体重30kg以上の場合は2mg 1日1回に、体重30kg未満の場合は1mg 1日1回に減量し、慎重に投与すること。,
,,,
副作用が強くあらわれるおそれがある。重度の肝機能障害を有する患者は臨床試験で除外されている。,
妊娠可能な女性には、本剤投与中及び本剤投与終了後少なくとも1月経周期は適切な避妊を行うよう指導すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
動物実験では催奇形性が報告されており、ヒトに本剤を投与したときの血漿中濃度と比較したとき、催奇形性に関する安全域はラット及びウサギでそれぞれ2.3倍及び6.3倍であった。また、ラットで受胎能、胎児の発達、出生児の体重への影響が報告されている。雌ラットの受胎能及び初期胚発生に関する安全域は4.1倍、出生前及び出生後の発生に関する安全域は1.8倍であった1)。,
本剤投与中は授乳しないことが望ましい。ラットで乳汁中へ移行することが報告されている。
本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤とプロベネシド併用時に本剤のAUCが2倍に増加した。関節リウマチ、アトピー性皮膚炎(成人)、SARS-CoV-2による肺炎及び円形脱毛症患者では2mg 1日1回投与、アトピー性皮膚炎(小児)及び多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者では体重に応じて規定された投与量を半量に減量するなど、用量に注意すること。
OAT3を阻害することにより本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
帯状疱疹(2.6%)、肺炎(0.6%)、ニューモシスティス肺炎(0.1%未満)、敗血症(0.1%未満)、結核(0.1%未満)等の重篤な感染症(日和見感染症を含む)があらわれ、致死的な経過をたどることがある。本剤投与中に重篤な感染症を発現した場合は、感染症がコントロールできるようになるまでは投与を中止すること。,,,,,,,,
異常が認められた場合には投与を中止するとともに、腹部X線、CT等の検査を実施するなど十分に観察し、適切な処置を行うこと。
好中球数:本剤投与開始後、継続して500~1000/mm3である場合は、1000/mm3を超えるまでは本剤の投与を中断すること。リンパ球数:本剤投与開始後、関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎又は円形脱毛症患者では500/mm3未満、SARS-CoV-2による肺炎患者では200/mm3未満になった場合には、本剤の投与を中断すること。ヘモグロビン値:関節リウマチ、アトピー性皮膚炎、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎又は円形脱毛症患者において、本剤投与開始後、8g/dL未満になった場合には、正常化するまで本剤の投与を中断すること。,,,,,,,
AST(0.7%)、ALT(0.9%)の上昇等を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明)があらわれることがある。,
発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状に十分に注意し、異常が認められた場合には、速やかに胸部X線検査、胸部CT検査及び血液ガス検査等を実施し、本剤の投与を中止するとともにニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ適切な処置を行うこと。
肺塞栓症及び深部静脈血栓症があらわれることがある。,
10%以上
1~10%未満
0.1~1%未満
頻度不明
胃腸障害
悪心、腹痛
感染症及び寄生虫症
上気道感染(鼻炎、上咽頭炎、副鼻腔炎、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎、口腔咽頭痛、咽頭炎、咽頭扁桃炎、扁桃炎、喉頭炎、喉頭蓋炎、気管炎を含む)、帯状疱疹、単純ヘルペス(ヘルペス性状湿疹、性器ヘルペス、カポジ水痘様発疹、眼部単純ヘルペス、口腔ヘルペスを含む)、尿路感染
精神神経系
頭痛
皮膚及び皮下組織障害
ざ瘡
発疹、顔面腫脹、蕁麻疹
臨床検査
LDLコレステロール上昇
ALT上昇、AST上昇、血小板増加症、トリグリセリド上昇、CK上昇
その他
体重増加
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
本剤の経口投与が困難な場合、懸濁させた上で経口、胃瘻、経鼻又は経口胃管での投与を考慮できる。
投与期間(評価対象例数・曝露期間)
%(例数)
発現率(/100人・年)(95%信頼区間)
全体(3492例・5233.3人・年)
1.1% (38)
0.73 (0.51, 1.00)
0~24週(3492例・1530.7人・年)
0.2% (7)
0.46 (0.18, 0.94)
24~48週(3114例・1289.2人・年)
0.3% (10)
0.78 (0.37, 1.43)
48~72週(2583例・1051.9人・年)
0.5% (12)
1.14 (0.59, 1.99)
72~96週(1940例・716.0人・年)
0.3% (5)
0.70 (0.23, 1.63)
96週~ (1167例・645.4人・年)
0.3% (4)
0.62 (0.17, 1.59)
アトピー性皮膚炎患者を対象とした本剤2mg投与群及び4mg投与群がある二重盲検比較試験6試験の16週時以降の長期試験を含む併合解析において、悪性腫瘍(非黒色腫皮膚癌を除く)の発現は認められなかった。また、各試験の被験者数で調整した100人・年あたりの非黒色腫皮膚癌の調整済み発現率は、本剤2mg投与群で0.14(発現率:0.18、95%信頼区間:0.0,1.0、調整済み発現割合:0.1%、1/584例)、4mg投与群で0(0/497例)であった。
アトピー性皮膚炎患者を対象とした長期試験を含む臨床試験8試験の併合解析において、本剤群での100人・年あたり悪性腫瘍(非黒色腫皮膚癌を除く)の発現率は、0.21(95%信頼区間:0.1,0.5、発現割合:0.2%、6/2562例)であり、非黒色腫皮膚癌の発現率は、0.24(95%信頼区間:0.1,0.5、発現割合:0.3%、7/2562例)であった。
円形脱毛症患者を対象とした本剤2mg投与群及び4mg投与群がある二重盲検比較試験2試験の36週時以降のデータを含む併合解析において、100人・年あたりの悪性腫瘍(非黒色腫皮膚癌を除く)の発現率は、本剤4mg投与群で0.3(95%信頼区間:0.0,1.0、発現割合:0.4%、2/540例)であり、本剤2mg投与群で発現は認められなかった。非黒色腫皮膚癌の発現率は、本剤2mg投与群で0.2(95%信頼区間:0.0,1.3、発現割合:0.3%、1/365例)であり、本剤4mg投与群で発現は認められなかった。
円形脱毛症患者を対象とした臨床試験2試験の併合解析において、本剤投与群での100人・年あたりの悪性腫瘍(非黒色腫皮膚癌を除く)の発現率は、0.2(95%信頼区間:0.0,0.5、発現割合:0.2%、3/1244例)であり、非黒色腫皮膚癌の発現率は、0.1(95%信頼区間:0.0,0.4、発現割合:0.2%、2/1244例)であった。,
本剤はJAK阻害作用を有することから免疫系及び造血系へ影響を及ぼす可能性があり、非臨床試験ではリンパ球数及び赤血球数の減少等に加え、免疫抑制に起因する二次的な作用(毛包虫症並びに細菌、原虫及び酵母の感染)がみられた。
日本人健康被験者16例にバリシチニブ4及び8mg注10)を空腹時単回投与したときのバリシチニブの血漿中濃度は投与後約1時間でピークに達した。消失半減期は約6~7時間であった3)。
例数
Cmax(ng/mL)
tmax注4)(h)
AUC0-∞(ng・h/mL)
t1/2注5)(h)
4mg
16例
50.7(25)
0.88(0.50-2.00)
297(17)
6.39(5.19-7.94)
8mg
107(29)
626(19)
6.52(5.05-7.59)
幾何平均値(変動係数%)
第II相試験及び第III相試験のデータを用いて母集団薬物動態解析を実施した。日本人アトピー性皮膚炎患者に本剤4mgを1日1回反復投与したときの定常状態における薬物動態パラメータ[幾何平均値(変動係数%)]は、Cmax,ssが47.2ng/mL(16%)、Cmin,ssが3.54ng/mL(79%)、AUCτ,ssが368ng・h/mL(31%)、消失半減期が11.4時間(21%)と推定された5)。
第III相試験のデータを用いて母集団薬物動態解析を実施した。日本人アトピー性皮膚炎小児患者に体重30kg以上の場合はバリシチニブ4mgを、体重30kg未満の場合は2mgを1日1回反復投与したときの定常状態における薬物動態パラメータ[幾何平均値(変動係数%)]は、Cmax,ssがそれぞれ52.6ng/mL(32%)及び51.1ng/mL(20%)、AUCτ,ssがそれぞれ333ng・h/mL(51%)及び228ng・h/mL(30%)、消失半減期がそれぞれ13.4時間(48%)及び10.5時間(50%)と推定された6)。
外国人健康被験者8例にバリシチニブ4mgを単回経口投与及び4μgを単回静脈内投与注10)したとき、バリシチニブ経口投与時の絶対的バイオアベイラビリティは約80%であった9)。
日本人健康被験者16例にバリシチニブ4mgを空腹時及び低脂肪食摂取後に単回経口投与した。低脂肪食摂取後に投与したとき、空腹時に比べAUC0-∞及びCmaxはそれぞれ14%及び11%低下した3)。外国人健康被験者15例にバリシチニブ8mg注10)を空腹時及び高脂肪・高カロリー食摂取後に単回経口投与した。高脂肪・高カロリー食摂取後に投与したとき、空腹時に比べAUC0-∞及びCmaxはそれぞれ11%及び18%低下した10)。
外国人健康被験者8例にバリシチニブ4μgを単回静脈内投与注10)したときの分布容積は76Lであった9)。バリシチニブの血漿タンパク結合率は約50%であった(in vitro)11)。
In vitro試験の結果、バリシチニブの代謝にCYP3A4が関与することが示された12)。外国人健康被験者6例に14Cで標識したバリシチニブ10mg注10)(100μCi)を単回投与したとき、血漿中総放射能のうち未変化体の占める割合は95%以上であった。血漿中にバリシチニブの代謝物は認められなかった。尿中に投与量の約5%に相当する3種類の酸化代謝物が検出され、糞中には投与量の約1%に相当する1種類の酸化代謝物が検出された13)。
外国人健康被験者6例に14Cで標識したバリシチニブ10mg注10)(100μCi)を単回投与したとき、バリシチニブは75%(未変化体69%)が尿中に、20%(未変化体15%)が糞中に排泄された13)。また、健康被験者を対象とした薬物動態試験において、本剤40mgを単回投与したところ、投与量の90%以上は24時間以内に排泄されることが示唆された。
正常な腎機能を有する被験者(10例)、軽度(10例)及び中等度(10例)の腎機能障害を有する被験者にバリシチニブ10mg注10)を、重度の腎機能障害を有する被験者(8例)にバリシチニブ5mg注10)を単回投与したとき、腎機能障害の重症度の悪化に伴いAUC0-∞は増加し、バリシチニブの薬物動態に対する腎機能障害の影響が認められた。投与量で補正したAUC0-∞は正常な腎機能を有する被験者に比べ、軽度、中等度及び重度の腎機能障害を有する被験者でそれぞれ41%、122%、305%増加し、Cmaxはそれぞれ16%、46%、40%増加した14)(外国人データ)。,,,,,,,,,,
正常な肝機能を有する被験者8例及びChild-Pugh分類Bの中等度肝機能障害を有する被験者8例にバリシチニブ4mgを単回投与したとき、正常な肝機能を有する被験者に比べ、中等度の肝機能障害を有する被験者でバリシチニブのAUC0-∞は2%低下し、Cmaxは8%増加した15)(外国人データ)。
In vitro試験の結果、バリシチニブはCYP3Aの基質であった12)。また、in vitro試験の結果、バリシチニブはOAT3、P-gp、BCRP及びMATE2-Kトランスポーターの基質であった16),17),18),19)。薬物相互作用を検討した臨床試験の結果、OAT3阻害剤であるプロベネシドの併用によりバリシチニブのAUC0-∞は約2倍に増加した20)(外国人データ)。,,
併用薬
併用薬投与量
本剤投与量
薬物動態パラメータ最小二乗幾何平均値の比(90%信頼区間)併用/単独
AUC0-∞
Cmax
ケトコナゾール(CYP3A阻害)
400mg1日1回
10mg単回
1.21(1.17, 1.24)
1.08(1.01, 1.17)
フルコナゾール(CYP3A/CYP2C19/CYP2C9阻害)
200mg1日1回
1.23(1.18, 1.29)
1.05(0.950, 1.15)
リファンピシン(CYP3A誘導)
600mg1日1回
0.655(0.622, 0.690)
1.05(0.947, 1.16)
シクロスポリン(P-gp/BCRP阻害)
600mg単回
4mg単回
1.29(1.23, 1.36)
0.990(0.913, 1.07)
プロベネシド(OAT3阻害)
1000mg1日2回
2.03(1.91, 2.16)
1.03(0.940, 1.13)
オメプラゾール(胃内pH上昇)
40mg1日1回
1.07(1.05, 1.10)
0.774(0.722, 0.831)
メトトレキサート(複数のトランスポーターの基質)
7.5~25mg週1回
10mg1日1回
0.981注6),注7)(0.933, 1.032)
1.008注6),注7)(0.917, 1.108)
In vitro試験の結果、バリシチニブはCYP3A、1A2、2B6、2C8、2C9、2C19、2D6においてIC50が算出可能な程度の代謝阻害は認められず(IC50>20μmol/L)、またCYP3A、1A2、2B6を50μmol/Lまで誘導しなかった26),27)。In vitro試験の結果、バリシチニブはP-gp、有機アニオン輸送ポリペプチド(OATP)1B1に対してそれぞれ50μmol/L、100μmol/Lまで阻害しなかった。また、バリシチニブはOAT1(IC50>100μmol/L)、OAT2(IC50=99.1μmol/L)、OAT3(IC50=8.4μmol/L)、有機カチオントランスポーター(OCT)1(IC50=6.9μmol/L)、OCT2(IC50=11.6μmol/L)、OATP1B3(IC50=49.4μmol/L)、BCRP(IC50=50.3μmol/L)、MATE1(IC50=76.7μmol/L)、MATE2-K(IC50=13.7μmol/L)を阻害した17),19),28),29),30),31)。
シンバスタチン(CYP3A基質)
40mg単回
0.853(0.759, 0.958)
0.706(0.627, 0.796)
エチニルエストラジオール(CYP3A基質)
30μg単回
1.00(0.959, 1.04)
0.939(0.894, 0.986)
レボノルゲストレル(CYP3A基質)
150μg単回
0.869(0.770, 0.980)
0.995(0.907, 1.09)
ジゴキシン(P-gp基質)
0.25mg1日1回
0.900注8)(0.866, 0.935)
0.882注8)(0.819, 0.950)
1.03注8),注9)(0.941, 1.13)
0.95注8),注9)(0.86, 1.05)
メトトレキサート(MTX)で効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者1305例(日本人249例を含む)を対象としたプラセボ及び実薬(アダリムマブ)対照二重盲検比較試験を実施した。MTX併用下、本剤4mgを1日1回経口投与、アダリムマブ40mgを2週間に1回皮下投与、又はプラセボを投与した。本剤投与群における12週時のACR20改善率(主要評価項目)は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた35),36)。
本剤4mg群
アダリムマブ群
プラセボ群
全体集団
ACR20改善率注11)
69.6(339/487)
61.2(202/330)
40.2(196/488)
29.4(23.5, 35.4)p=0.001
21.0(14.2, 27.9)
―
8.4(1.7, 15.1)注15)
ACR50改善率注11)
45.0(219/487)
34.8(115/330)
16.8(82/488)
ACR70改善率注11)
18.9(92/487)
12.7(42/330)
4.7(23/488)
日本人部分集団
66.7(62/93)
60.3(38/63)
34.4(32/93)
32.3(18.7, 45.9)
25.9(10.4, 41.4)
6.3(-9.1, 21.8)
47.3(44/93)
30.2(19/63)
15.1(14/93)
16.1(15/93)
23.8(15/63)
1.1(1/93)
%(例数)
また、24週時の関節破壊進展を手及び足のX線スコア(modified Total Sharp Score、mTSS)で評価した結果、プラセボ投与群に比べ、本剤投与群での増加が小さく、統計学的な有意差が認められた35),36)。
ベースライン
42.46±50.11(473)
44.35±51.02(312)
44.64±50.05(452)
投与24週時注16)
42.88±50.21(470)
44.64±51.12(312)
45.48±50.07(452)
ベースラインからの変化量注16)
0.35±1.59(470)
0.29±1.47(312)
0.84±2.32(452)
プラセボ群との差(95%信頼区間)注17)p値注17),注18)
-0.49(-0.73, -0.25)p=0.001
-0.56(-0.83, -0.29)
44.66±51.60(91)
31.17±31.84(61)
42.98±54.02(90)
45.01±51.45(91)
31.28±31.89(61)
44.29±53.67(90)
0.35±1.40(91)
0.11±0.60(61)
1.30±2.80(90)
プラセボ群との差(95%信頼区間)注17)
-0.95(-1.52, -0.38)
-1.27(-1.91, -0.63)
平均値±標準偏差(例数)
また、投与24週時又は本剤4mg投与への変更前までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は本剤4mgにおいて、上咽頭炎9例(1.8%)、血中クレアチンホスホキナーゼ増加8例(1.6%)であった。
有害事象
71.3%(347/487)
67.9%(224/330)
60.5%(295/488)
重篤な有害事象
4.7%(23/487)
1.8%(6/330)
4.5%(22/488)
投与中止に至った有害事象
5.1%(25/487)
2.1%(7/330)
3.5%(17/488)
抗リウマチ薬の使用経験のない中等度から重度の活動性関節リウマチ患者584例(日本人104例を含む)を対象とした実薬対照二重盲検比較試験を実施した。本剤単独投与群には本剤4mgを1日1回、本剤+MTX併用投与群には本剤4mgを1日1回及びMTXを1週間に1回、MTX単独投与群にはMTXを1週間に1回経口投与した。本剤単独投与群における24週時のACR20改善率(主要評価項目)は、MTX単独投与群に比べて高く、非劣性が検証された37),38)。
本剤4mg単独群
本剤4mg/MTX併用群
MTX単独群
ACR20改善率注19)
76.7(122/159)
78.1(168/215)
61.9(130/210)
14.8(5.5, 24.1)注23)
16.2(7.7, 24.8)p=0.001
ACR50改善率注19)
59.7(95/159)
63.3(136/215)
43.3(91/210)
ACR70改善率注19)
42.1(67/159)
39.5(85/215)
21.4(45/210)
72.4(21/29)
71.8(28/39)
69.4(25/36)
3.0(-19.2, 25.1)
2.4(-18.3, 23.0)
55.2(16/29)
53.8(21/39)
55.6(20/36)
51.7(15/29)
48.7(19/39)
30.6(11/36)
また、24週時の関節破壊進展を手及び足のX線スコア(mTSS)で評価した結果、MTX単独投与群に比べ、本剤+MTX併用投与群での増加が小さく、統計学的な有意差が認められた37),38)。
13.32±27.03(154)
11.40±20.16(199)
11.82±22.19(192)
投与24週時注24)
13.26±26.44(152)
11.77±20.30(198)
12.45±22.38(191)
ベースラインからの変化量注24)
0.43±1.18(152)
0.32±1.14(198)
0.64±1.81(191)
MTX群との差(95%信頼区間)注25)p値注25),注26)
-0.22(-0.52, 0.08)p=0.158
-0.32(-0.60, -0.04)p=0.026
6.54±9.82(27)
12.20±21.18(37)
15.01±28.57(34)
7.44±9.73(27)
12.45±21.30(37)
15.87±28.43(34)
0.91±1.78(27)
0.24±0.96(37)
0.85±1.38(34)
MTX群との差(95%信頼区間)注25)
0.02(-0.70, 0.74)
-0.62(-1.27, 0.03)
また、投与52週時又は本剤4mg/MTX併用投与への変更前までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤4mg単独群では上咽頭炎6例(3.8%)、帯状疱疹、血中クレアチンホスホキナーゼ増加各4例(2.5%)、本剤4mg/MTX併用群では悪心11例(5.1%)、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加10例(4.7%)であった。
71.1%(113/159)
77.7%(167/215)
71.9%(151/210)
7.5%(12/159)
7.9%(17/215)
9.5%(20/210)
6.9%(11/159)
10.7%(23/215)
5.2%(11/210)
MTXを含む従来型疾患修飾性抗リウマチ薬(cDMARD)に対して効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者684例(日本人21例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。cDMARD併用下、プラセボ又は本剤(4又は2mg)を1日1回経口投与した。12週時のACR20改善率(主要評価項目)は、本剤4及び2mg投与群においてプラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた39),40)。
本剤2mg群
ACR20改善率注27)
65.9(151/229)
61.7(140/227)
39.5(90/228)
26.5(17.6, 35.3)p=0.001
22.2(13.2, 31.2)p=0.001
ACR50改善率注27)
33.6(77/229)
33.5(76/227)
12.7(29/228)
ACR70改善率注27)
17.9(41/229)
18.1(41/227)
3.1(7/228)
83.3(5/6)
100.0(7/7)
50.0(4/8)
33.3(-12.4, 79.0)
50.0(15.4, 84.6)
85.7(6/7)
25.0(2/8)
50.0(3/6)
0(0/8)
また、24週時の関節破壊進展を手及び足のX線スコア(mTSS)を評価した結果は以下の通りであった39),40)。
25.78±40.26(212)
23.71±40.01(202)
18.54±31.47(197)
投与24週時注31)
26.62±40.58(208)
24.34±40.41(198)
19.40±32.19(190)
ベースラインからの変化量注31)
0.43±1.19(208)
0.27±0.97(198)
0.80±2.86(190)
プラセボ群との差(95%信頼区間)注32)
-0.38(-0.74, -0.01)
-0.55(-0.92, -0.19)
21.60±27.42(5)
19.93±21.22(7)
29.63±39.44(8)
21.60±27.43(5)
20.71±22.09(7)
29.74±39.38(8)
0.00±0.35(5)
0.79±1.65(7)
0.11±0.66(8)
0.06(-1.69, 1.80)
0.75(-0.53, 2.03)
また、投与24週時又は本剤4mg投与への変更前までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群では上気道感染6例(2.6%)、帯状疱疹、血中クレアチンホスホキナーゼ増加各4例(1.7%)、本剤4mg群では血中クレアチンホスホキナーゼ増加10例(4.4%)、上気道感染8例(3.5%)であった。
67.2%(154/229)
71.4%(162/227)
70.6%(161/228)
2.6%(6/229)
5.3%(12/227)
4.8%(11/228)
5.2%(12/229)
6.2%(14/227)
3.9%(9/228)
腫瘍壊死因子(TNF)阻害剤に対して効果不十分な中等度から重度の活動性関節リウマチ患者527例(日本人20例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。cDMARD併用下、プラセボ又は本剤(4又は2mg)を1日1回経口投与した。本剤4mg投与群における12週時のACR20改善率(主要評価項目)は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた41),42)。
ACR20改善率注33)
48.9(85/174)
55.4(98/177)
27.3(48/176)
21.6(11.7, 31.5)
28.1(18.2, 37.9)p=0.001
ACR50改善率注33)
20.1(35/174)
28.2(50/177)
8.0(14/176)
ACR70改善率注33)
12.6(22/174)
11.3(20/177)
2.3(4/176)
75.0(6/8)
0.0(-56.6, 56.6)
25.0(-25.0, 75.0)
37.5(3/8)
16.7(1/6)
33.3(2/6)
また、投与24週時又は本剤4mg投与への変更前までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群では上咽頭炎5例(2.9%)、上気道感染、悪心各4例(2.3%)、本剤4mg群では帯状疱疹7例(4.0%)、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、上気道感染、上咽頭炎各4例(2.3%)であった。
70.7%(123/174)
77.4%(137/177)
63.6%(112/176)
4.0%(7/174)
10.2%(18/177)
7.4%(13/176)
5.2%(9/174)
8.5%(15/177)
4.5%(8/176)
継続投与試験として、本剤の長期の安全性及び忍容性を検討した。本試験に組み入れられた症例のうち、先行試験又は本試験において効果不十分と判定されず、本剤4mgの1日1回投与を15ヵ月以上継続され、低疾患活動性(Clinical disease activity index(CDAI)≦10)又は寛解(CDAI≦2.8)を維持していた患者を対象に、二重盲検下で本剤4mg継続投与又は本剤2mgへの減量投与のいずれかに再割付し、低疾患活動性又は寛解が維持されるかを評価した。再割付後24週時のCDAIに基づく低疾患活動性、寛解を達成した患者割合は以下の通りであった43)。主な副作用は、帯状疱疹68例(2.6%)、上咽頭炎49例(1.8%)であった注37)。
再割付時の疾患活動性による患者集団(先行試験)
低疾患活動性(RA-BEAM (JADV)試験、RA-BUILD (JADX)試験、RA-BEACON (JADW)試験)
寛解(RA-BEGIN(JADZ)試験)
低疾患活動性(CDAI≦10)
76.2(144/189)
85.3(163/191)
91.3(21/23)
95.2(20/21)
寛解(CDAI≦2.8)
37.6(71/189)
44.5(85/191)
69.6(16/23)
66.7(14/21)
%(例数)、ノンレスポンダー補完法
日本の分類でミディアム~ストロングクラス以上に相当するステロイド外用薬に対して効果不十分であった中等症から重症注38)のアトピー性皮膚炎患者329例(日本人63例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。ステロイド外用薬併用下、プラセボ又は本剤(4又は2mg)を1日1回経口投与した注39)。本剤4mg投与群における16週時に治験担当医師による総合評価(Investigator's Global Assessment:IGA注40))スコアが0又は1、かつ、ベースラインから2ポイント以上の改善(IGA(0,1))を達成した被験者の割合及び16週時にEczema Area and Severity Index(EASI)スコアでベースラインからの75%以上の改善(EASI-75)を達成した被験者の割合(いずれも主要評価項目)は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた44)。,
IGA(0,1)達成割合注41)
23.9(26/109)
30.6(34/111)
14.7(16/109)
9.2
(-1.4, 19.5)
p=0.083
16.0
(4.9, 26.6)p=0.005
EASI-75達成割合注41)
43.1(47/109)
47.7(53/111)
22.9(25/109)
20.2
(7.7, 31.8)
24.8
(12.2, 36.3)p=0.005
Itch NRS 4点以上改善達成割合注41),注45)
38.1(37/97)
44.0(44/100)
20.2(21/104)
18.0
(5.4, 29.9)
23.8
(11.0, 35.6)
投与16週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群では上咽頭炎5例(4.6%)、上気道感染3例(2.8%)、本剤4mg群では上咽頭炎4例(3.6%)、口腔ヘルペス3例(2.7%)であった。
56.0%(61/109)
57.7%(64/111)
38.0%(41/108)
1.8%(2/109)
3.6%(4/111)
3.7%(4/108)
0.0%(0/109)
4.5%(5/111)
0.9%(1/108)
日本の分類でミディアム~ストロングクラス以上に相当するステロイド外用薬に対して効果不十分又は不耐であった中等症から重症注47)のアトピー性皮膚炎患者624例(日本人111例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。単剤でプラセボ又は本剤(4、2又は1mg)を1日1回経口投与した注48)。本剤4及び2mg投与群における16週時にIGA(0,1)を達成した被験者の割合及び16週時にEASI-75を達成した被験者の割合(いずれも主要評価項目)は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた45)。,
IGA(0,1)達成割合注49)
11.4(14/123)
16.8(21/125)
4.8(12/249)
6.6(0.9, 13.7)
p=0.026
12.0(5.5, 19.8)p<0.001
EASI-75達成割合注49)
18.7(23/123)
24.8(31/125)
8.8(22/249)
9.9(2.6, 18.2)
16.0(8.0, 24.7)p<0.001
Itch NRS 4点以上改善達成割合注49),注53)
12.0
(12/100)
21.5
(23/107)
7.2
(16/222)
4.8
(-1.7, 13.1)
14.3
(6.4, 23.4)
投与16週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群では頭痛4例(3.3%)、上咽頭炎3例(2.4%)、本剤4mg群では単純ヘルペス、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、頭痛各3例(2.4%)であった。
57.7%(71/123)
58.4%(73/125)
54.2%(135/249)
0.0%(0/123)
1.6%(2/125)
2.4%(6/249)
0.8%(1/123)
0.8%(1/125)
1.6%(4/249)
日本の分類でミディアム~ストロングクラス以上に相当するステロイド外用薬に対して効果不十分又は不耐であった中等症から重症注55)のアトピー性皮膚炎患者615例(日本人112例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。単剤でプラセボ又は本剤(4、2又は1mg)を1日1回経口投与した注56)。本剤4及び2mg投与群における16週時にIGA(0,1)を達成した被験者の割合及び16週時にEASI-75を達成した被験者の割合(いずれも主要評価項目)は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた45)。,
IGA(0,1)達成割合注57)
10.6(13/123)
13.8(17/123)
4.5(11/244)
6.1
(0.6, 13.0)
p=0.041
9.3
(3.3, 16.8)p=0.002
EASI-75達成割合注57)
17.9(22/123)
21.1(26/123)
6.1(15/244)
11.7
(4.9, 19.8)
15.0
(7.7, 23.4)p=0.002
Itch NRS 4点以上改善達成割合注57),注61)
15.1
(16/106)
18.7
(20/107)
4.7
(10/213)
10.4
(3.7, 18.7)
14.0
(6.7, 22.7)
投与16週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群では単純ヘルペス4例(3.3%)、上咽頭炎3例(2.4%)、本剤4mg群では上咽頭炎、血中クレアチンホスホキナーゼ増加各4例(3.3%)、頭痛3例(2.4%)であった。
53.7%(66/123)
56.1%(137/244)
2.4%(3/123)
3.7%(9/244)
1.6%(2/123)
0.8%(2/244)
日本の分類でミディアム~ストロングクラス以上に相当するステロイド外用薬に対して効果不十分、及び外用カルシニューリン阻害剤に対して効果不十分又は不耐であった中等症から重症注63)の2歳以上18歳未満のアトピー性皮膚炎患者483例(日本人38例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。プラセボ、バリシチニブ高用量(10歳以上18歳未満は4mg、2歳以上10歳未満は2mg)注64)又はバリシチニブ中用量(10歳以上18歳未満は2mg、2歳以上10歳未満は1mg)注64)をステロイド外用薬併用下、1日1回経口投与した注65)。バリシチニブ高用量投与群における16週時にIGA(0,1)を達成した被験者の割合(主要評価項目)及び16週時にEASI-75を達成した被験者の割合は、プラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた46)。
バリシチニブ中用量群
バリシチニブ高用量群
IGA(0,1)達成割合注66)
25.8(31/120)
41.7(50/120)
16.4(20/122)
9.4
(-0.9, 19.6)
p=0.118
25.3
(13.9, 35.8)p<0.001
EASI-75達成割合注66)
40.0(48/120)
52.5(63/120)
32.0(39/122)
8.0
(-4.0, 19.8)
20.5
(8.1, 32.1)
Itch NRS 4点以上改善達成割合注66),注69)
25.8(16/62)
35.5(22/62)
16.4(9/55)
(-5.6, 23.7)
19.1
(3.1, 33.6)
投与16週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、バリシチニブ高用量投与群ではざ瘡5例(4.2%)、頭痛3例(2.5%)、バリシチニブ中用量投与群では頭痛5例(4.2%)、ざ瘡3例(2.5%)であった。
52.5%(63/120)
50.8%(61/120)
50.0%(61/122)
0.8%(1/120)
4.1%(5/122)
0.0%(0/120)
1.6%(2/122)
18歳以上のSARS-CoV-2による肺炎患者1033例(日本人1例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した47),48)。レムデシビル併用下、プラセボ又は本剤4mgを1日1回最長14日間経口投与した。レムデシビルは投与初日に200mg、2~10日目は100mgを1日1回静脈内投与した。なお、退院した場合には治験薬及びレムデシビルの投与を中止することとした。
また、本試験では静脈血栓塞栓症の予防の実施が推奨され、本剤群94.3%、プラセボ群94.5%の患者においてヘパリン(低分子ヘパリンを含む)が併用投与されていた。
本試験の主な選択・除外基準は下表の通りであった。
選択基準
・SARS-CoV-2による感染症が示唆される症状で入院中
・PCR法又は同等の臨床検査でSARS-CoV-2感染と診断されている
・以下のいずれか1つ以上を有する
除外基準
・AST又はALTが基準範囲上限の5倍超
・eGFRが30mL/min未満、血液透析又は血液ろ過を受けている
・好中球数が1000/mm3未満
・リンパ球数が200/mm3未満
・妊婦又は授乳婦
主要評価項目は、無作為化後28日時点での回復(8段階の順序尺度注70)のOS-1~3に該当)までの期間とされた。回復までの期間の中央値[95%CI]は、本剤群で7[6, 8]日、プラセボ群で8[7, 9]日であり、プラセボ群に対する本剤群の優越性が検証された(ハザード比[95%CI]:1.15[1.00~1.31]、層別Log-rank検定、p〔両側〕=0.047、有意水準〔両側〕0.05、図1参照)。
副次評価項目である無作為化後14日時点での8段階の順序尺度に基づく臨床状態の比例オッズ比[95%CI]は1.26[1.01, 1.57]であった。
また、ベースラインにおける8段階の順序尺度別の主要評価項目、副次評価項目の結果は下表のとおりであった。,,
ベースラインにおけるOS-4注71)
ベースラインにおけるOS-5注71)
本剤群
70例
72例
288例
276例
無作為化後
28日時点での
回復までの期間
回復した患者数
67例
69例
262例
243例
回復までの
期間の中央値
[95%CI]
5
[4, 6]
4
[5, 6]
6
ハザード比注72)
0.88 [0.62, 1.23]
1.17 [0.98, 1.39]
無作為化後14日時点でのNIAID-OSに基づく臨床状態の比例オッズ比注73)[95%CI]
0.58 [0.31,1.10]
1.19 [0.88, 1.62]
ベースラインにおけるOS-6注71)
ベースラインにおけるOS-7注71)
103例
113例
54例
57例
82例
73例
22例
21例
10
[9, 13]
18
[13, 21]
NE
[25, NE]
[26, NE]
1.51 [1.10, 2.08]
1.08 [0.59, 1.97]
2.25 [1.39, 3.64]
1.67 [0.82, 3.42]
NE:Not Estimated
グレード3又は4の有害事象
41%(207/507)
47%(238/509)
死亡に至った有害事象
4%(19/507)
6%(31/509)
15%(77/507)
20%(103/509)
7%(34/507)
12%(59/509)
静脈血栓塞栓症
4%(21/507)
3%(16/509)
重症(Severity of Alopecia Tool[SALT]注76)スコア50~94)又は極めて重症(SALTスコア95~100)の円形脱毛症を有する患者注77)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。
第III相パートでは654例(日本人を含まない)を対象に、プラセボ又は本剤(4又は2mg)を1日1回経口投与した。36週時にSALTスコア20以下を達成した患者の割合(主要評価項目)は、本剤4及び2mg投与群においてプラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた49),50)。,
全
体
集
団
SALTスコア20以下の達成割合注78)%(例数)
(95%信頼区間)注79)
21.7(40/184)(16.4, 28.2)
35.2(99/281)(29.9, 41.0)
5.3(10/189)(2.9, 9.5)
16.4(9.7, 23.4)p<0.001
29.9(23.2, 36.2)p<0.001
ClinROによる眉毛脱毛のスコアが0又は1であった患者の割合注78),注82)%(例数)
19.1(26/136)(13.4, 26.5)
31.4(59/188)(25.2, 38.3)
3.2(4/124)(1.3, 8.0)
15.9
(8.4, 23.6)
28.2
(20.3, 35.4)
ClinROによる睫毛脱毛のスコアが0又は1であった患者の割合注78),注83)%(例数)
13.5(15/111)
(8.4, 21.1)
33.5(56/167)
(26.8, 41.0)
3.1(3/96)
(1.1, 8.8)
(2.7, 18.3)
30.4
(21.6, 38.1)
第III相パートの投与36週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群ではざ瘡7例(3.8%)、上咽頭炎4例(2.2%)、上気道感染3例(1.6%)、本剤4mg群では血中クレアチンホスホキナーゼ増加13例(4.6%)、ざ瘡11例(3.9%)、上気道感染8例(2.9%)であった。
50.8%(93/183)
59.6%(167/280)
51.3%(97/189)
2.2%(4/183)
2.1%(6/280)
1.6%(3/189)
1.6%(3/183)
1.8%(5/280)
1.1%(2/189)
重症(SALT注76)スコア50~94)又は極めて重症(SALTスコア95~100)の円形脱毛症を有する患者注77)546例(日本人41例を含む)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験を実施した。プラセボ又は本剤(4又は2mg)を1日1回経口投与した。36週時にSALTスコア20以下を達成した被験者の割合(主要評価項目)は、本剤4及び2mg投与群においてプラセボ投与群に比べて高く、統計学的な有意差が認められた50),51)。,
17.3(27/156)(12.2, 24.0)
32.5(76/234)(26.8, 38.7)
2.6(4/156)(1.0, 6.4)
14.7
(8.3, 21.6)
p<0.001
29.9
(23.1, 36.3)
11.5(12/104)
(6.7, 19.1)
34.8(56/161)
(27.9, 42.4)
4.5(5/112)
(1.9, 10.0)
7.1
(-0.3, 15.0)
30.3
(21.4, 38.4)
10.1(9/89)
(5.4, 18.1)
34.3(48/140)
(26.9, 42.5)
5.6(5/90)
(2.4, 12.4)
4.6
(-3.7, 13.2)
28.7
(18.7, 37.5)
投与36週時までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、本剤2mg群ではざ瘡7例(4.5%)、悪心4例(2.6%)、頭痛4例(2.6%)、尿路感染3例(1.9%)、上気道感染3例(1.9%)、体重増加3例(1.9%)、本剤4mg群では、上気道感染5例(2.1%)、上咽頭炎4例(1.7%)、ざ瘡4例(1.7%)、血中クレアチンホスホキナーゼ増加4例(1.7%)、頭痛4例(1.7%)であった。
68.4%(106/155)
66.1%(154/233)
63.0%(97/154)
2.6%(4/155)
3.4%(8/233)
1.9%(3/154)
2.6%(6/233)
2.6%(4/154)
1種類以上のcDMARD又は生物製剤による治療に対して効果不十分又は不耐であった多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者(2歳以上18歳未満)を対象とした多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセボ対照、治療中止試験を実施した。非盲検導入期間:219例(日本人25例を含む)が組み入れられ、バリシチニブ(9歳以上:4mg、9歳未満:2mg)注84)を1日1回約12週間経口投与した。米国リウマチ学会の小児における30%改善基準(PedACR30)を達成した被験者は、76.3%(167例)であった52),53)。
二重盲検治療中止期間:非盲検導入期間の12週時点にPedACR30を達成した被験者163例(日本人14例を含む)をプラセボ群又はバリシチニブ群に1:1の比で無作為に割り付け、二重盲検中止期間に再燃がみられるまで最長32週間投与した。なお、バリシチニブ群は非盲検導入期間と同じ量を継続した。再燃までの期間は、プラセボ群に比べバリシチニブ群で統計学的に有意に長かった(p<0.001、ハザード比:0.241[95%CI:0.13, 0.45])。
また、44週までに再燃が認められた被験者の割合は、プラセボ群で50.6%(41/81例)、バリシチニブ群で17.1%(14/82例)であった。
投与12週時(非盲検導入期間)までの有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、頭痛4例(1.8%)、貧血3例(1.4%)であった。
投与12週以降44週時(二重盲検治療中止期間)までの各群における有害事象、重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象の発現頻度は以下の通りであった。主な副作用は、バリシチニブ群では口腔咽頭痛2例(2.4%)、血中尿素増加2例(2.4%)、低比重リポ蛋白増加2例(2.4%)、頭痛2例(2.4%)であった。
非盲検導入期間注85)
二重盲検治療中止期間
バリシチニブ群
57.3%(126/220)
65.9%(54/82)
46.9%(38/81)
2.7%(6/220)
4.9%(4/82)
3.7%(3/81)
投与中止に
至った有害事象
0.9%(2/220)
1.2%(1/82)
2.5%(2/81)
造血、炎症、免疫機能に関与する各種サイトカインや成長因子が受容体に結合する際にJAKが介在した細胞内シグナル伝達が行われる。細胞内シグナル伝達経路の中でJAK自体のリン酸化とともに対応するシグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)がリン酸化される。リン酸化されたSTATは核内に移行し、サイトカインに反応する遺伝子群の転写を亢進する54)。バリシチニブはJAK1及びJAK2活性を阻害し、STATのリン酸化及び活性化を抑制することによりシグナル伝達を阻害する55)。
バリシチニブはJAK1/JAK2の選択的かつ可逆的阻害剤であり、酵素阻害試験でJAK1、JAK2、TYK2及びJAK3活性を阻害し、その阻害作用のIC50はそれぞれ、5.9、5.7、53及び>400nMである(in vitro)55)。
バリシチニブを投与した健康被験者の全血を用いたアッセイにおいて、IL-6により誘導されるSTAT3 リン酸化を用量依存的に阻害した。その阻害作用はバリシチニブ投与2時間後に最大になり、STAT3 リン酸化レベルは24時間後にほぼベースラインに戻った。IL-6(JAK1/JAK2 を介したシグナル伝達)又はトロンボポエチン(JAK2/JAK2 を介したシグナル伝達)のどちらで刺激した場合にも同様の阻害効果が認められた(in vitro)56)。
バリシチニブ(Baricitinib)〔JAN〕
{1-(Ethylsulfonyl)-3-[4-(7H-pyrrolo[2,3-d]pyrimidin-4-yl)-1H-pyrazol-1-yl]azetidin-3-yl}acetonitrile
C16H17N7O2S
371.42
白色の粉末である。ジメチルスルホキシドに溶けやすく、アセトニトリル及びメタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、水にほとんど溶けない。
約213℃
医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
**28錠[7錠(PTP)×4]
1) 社内資料: バリシチニブの生殖発生毒性試験(2017年7月3日承認, CTD 2.6.6)
2) Smitten AL, et al.: Arthritis Res. Ther. 2008; 10(2): R45
3) 社内資料: 日本人で相対的バイオアベイラビリティ及び食事の影響を評価した試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.1.2, 2.7.1.2.3.1)
4) 社内資料: 関節リウマチ患者を対象とした母集団薬物動態解析(第II相試験及び第III相試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.3.1.9.4.1)
5) 社内資料: アトピー性皮膚炎患者を対象とした母集団薬物動態解析(第II相試験及び第III相試験)(2020年12月25日承認, CTD 2.7.2.3.1.5.1)
6) *社内資料: アトピー性皮膚炎小児患者を対象とした母集団薬物動態解析(第III相試験)(2024年3月26日承認, CTD 2.7.2.2.1)
7) 社内資料: 円形脱毛症患者を対象とした母集団薬物動態解析(第II/III相試験)(2022年6月20日承認, CTD 2.7.2.1.2)
8) *社内資料: 多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者を対象とした母集団薬物動態解析(第III相試験)(2024年3月26日承認, CTD 2.7.2.2.1)
9) 社内資料: 絶対的バイオアベイラビリティを検討した試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.1.2.2.1)
10) 社内資料: 外国人で相対的バイオアベイラビリティ及び食事の影響を評価した試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.1.2.3.2)
11) 社内資料: 蛋白結合(in vitro; ラット、イヌ及びヒト血清及び血漿)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.1)
12) 社内資料: 代謝に関連するヒトCYP分子種の同定(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.3.1)
13) 社内資料: 放射性標識体投与時の薬物動態試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.1.5, 2.7.2.3.1.6)
14) 社内資料: 腎機能障害被験者における薬物動態試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.2.1)
15) 社内資料: 肝機能障害被験者における薬物動態試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.2.2)
16) 社内資料: P-gpの基質となる可能性及び阻害する可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.3.2)
17) 社内資料: BCRPの基質となる可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.3.2, 2.7.2.2.1.4.3)
18) 社内資料: OCT1、OCT2、OATP1B1、OAT1及びOAT3の基質となる可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.3.2)
19) 社内資料: MATE1及びMATE2-Kの基質となる可能性及び阻害する可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.3.2)
20) 社内資料: プロベネシドとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.1.4)
21) 社内資料: ケトコナゾール及びフルコナゾールとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.1.1)
22) 社内資料: リファンピシンとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.1.2)
23) 社内資料: シクロスポリンとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.1.3)
24) 社内資料: オメプラゾールとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.1.6)
25) 社内資料: メトトレキサートとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.2.4, 2.7.2.2.2.3.1.7)
26) 社内資料: CYPの阻害についての検討(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.4.1)
27) 社内資料: CYPの誘導についての検討(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.4.2)
28) 社内資料: OCT1、OCT2、OATP1B1、OAT1及びOAT3を阻害する可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.4.3)
29) 社内資料: OAT2を阻害する可能性の評価(in vitro)
30) 社内資料: OATP1B3の基質となる可能性及び阻害する可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.4.3)
31) 社内資料: BCRPを阻害する可能性の評価(in vitro)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.1.4.3)
32) 社内資料: シンバスタチンとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.2.1)
33) 社内資料: 経口避妊薬との薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.2.2)
34) 社内資料: ジゴキシンとの薬物相互作用試験(2017年7月3日承認, CTD 2.7.2.2.2.3.2.3)
35) 社内資料: MTXで効果不十分な関節リウマチ患者を対象とした第III相試験(RA-BEAM(JADV)試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.6.3.6)
36) Taylor PC, et al.: N. Engl. J. Med. 2017; 376(7): 652-662
37) 社内資料: 抗リウマチ薬の使用経験のない関節リウマチ患者を対象とした第III相試験(RA-BEGIN(JADZ)試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.6.3.7)
38) Fleischmann R, et al.: Arthritis & Rheumatology. 2017; 69(3): 506-517
39) 社内資料: MTXを含むcDMARDに対して効果不十分な関節リウマチ患者を対象とした第III相試験(RA-BUILD(JADX)試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.6.3.5)
40) Dougados M, et al.: Ann. Rheum. Dis. 2017; 76(1): 88-95
41) 社内資料: TNF阻害剤に対して効果不十分な関節リウマチ患者を対象とした第III相試験(RA-BEACON(JADW)試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.6.3.4)
42) Genovese MC, et al.: N. Engl. J. Med. 2016; 374(13): 1243-1252
43) 社内資料: 関節リウマチ患者を対象としたバリシチニブの長期安全性及び有効性を検討する多施設共同第III相試験(RA-BEYOND(JADY)試験)(2017年7月3日承認, CTD 2.7.6.3.8)
44) **Reich K, et al.: JAMA Dermatol. 2020; 156(12): 1333-1343
45) **Simpson EL, et al.: Br. J. Dermatol. 2020; 183(2): 242-255
46) **,*Torrelo A, et al. : Br. J. Dermatol. 2023; 189(1): 23-32
47) 社内資料: NIAID ACTT-2試験(2021年4月23日承認, CTD 2.5.4, 2.5.5)
48) Kalil AC, et al.: N. Engl. J. Med. 2021; 384(9): 795-807
49) 社内資料: 重症又は極めて重症の円形脱毛症を有する成人患者を対象とした多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第II/III相試験(BRAVE-AA1(JAHO)試験)(2022年6月20日承認, CTD 2.7.6.2)
50) King B, et al.: N. Engl. J. Med. 2022; 386(18): 1687-1699
51) 社内資料: 重症又は極めて重症の円形脱毛症を有する成人患者を対象とした多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験(BRAVE-AA2(JAIR)試験)(2022年6月20日承認, CTD 2.7.6.3)
52) *社内資料: 多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者を対象とした多施設共同無作為化二重盲検プラセボ対照第III相試験(JUVE-BASIS(JAHV)試験)(2024年3月26日承認, CTD 2.7.6.3)
53) **Ramanan AV, et al.: Lancet. 2023; 402(10401): 555-570
54) Higashi Y,: Folia Pharmacol. Jpn. 2014; 144(4): 160-166
55) Fridman JS, et al.: J. Immunol. 2010; 184(9): 5298-5307
56) Shi JG, et al.: J. Clin. Pharmacol. 2014; 54(12): 1354-1361
日本イーライリリー株式会社 医薬情報問合せ窓口
〒651-0086 神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
TEL:0120-360-605(医療関係者向け)
medical.lilly.com/jp
日本イーライリリー株式会社
神戸市中央区磯上通5丁目1番28号
Ⓡ:登録商標
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.