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日本薬局方
人免疫グロブリン
生物学的製剤基準
処方箋医薬品注)
特定生物由来製品
本剤の成分に対しショックの既往歴のある患者
麻疹、A型肝炎、ポリオ
人免疫グロブリンとして通常体重1kg当たり100~300mgを毎月1回筋肉内注射する。なお、症状により適宜増減する。
人免疫グロブリンとして通常体重1kg当たり1回15~50mgを筋肉内注射する。なお、症状により適宜増減する。
効能又は効果ごとの1回投与量及び投与液量は以下のとおりである。
効能又は効果
用量
人免疫グロブリン投与量
投与液量
無又は低ガンマグロブリン血症
毎月100~300mg/kg体重
0.67~2.00mL/kg体重
麻疹、A型肝炎及びポリオの予防及び症状の軽減
1回15~50mg/kg体重
0.1~0.33mL/kg体重
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
抗IgA抗体を保有する患者では過敏反応を起こすおそれがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、発熱と急激な貧血を伴う重篤な全身症状を起こすことがある。
ヒトパルボウイルスB19の感染を起こす可能性を否定できない。感染した場合には、持続性の貧血を起こすことがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。本剤の投与によりヒトパルボウイルスB19の感染の可能性を否定できない。感染した場合には胎児への障害(流産、胎児水腫、胎児死亡)が起こる可能性がある。
低出生体重児、新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
本剤の投与を受けた者は、生ワクチンの効果が得られないおそれがあるので、生ワクチンの接種は本剤投与後3カ月以上延期すること。また、生ワクチン接種後14日以内に本剤を投与した場合は、投与後3カ月以上経過した後に生ワクチンを再接種することが望ましい。
本剤の主成分は免疫抗体であるため、中和反応により生ワクチンの効果が減弱されるおそれがある。
悪心、嘔吐、発汗、四肢冷感、血圧低下等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発熱、発疹等
注射部位
疼痛、腫脹、硬結
**本剤には供血者由来の各種抗体(各種感染症の病原体又はその産生物質に対する免疫抗体、自己抗体等)が含まれており、投与後の血中にこれらの抗体が一時検出されることがあるので、臨床診断には注意を要する。
本剤の作用機序の詳細は明らかではない。
本剤は、麻しん抗体価5単位/mL以上を含有し、また、A型肝炎ウイルス及び各種の細菌、ウイルス、毒素に対する抗体活性が認められる。
免疫グロブリンGは食細胞による細菌の貪食作用及び食細胞内での殺菌・消化作用を促進する。
本剤は、補体共存下において大腸菌に対する殺菌効果が認められる。
本剤は特定生物由来製品に該当することから、本剤を投与した場合は、医薬品名(販売名)、その製造番号(ロット番号)、投与した日、投与を受けた患者の氏名、住所等を記録し、少なくとも20年間保存すること。
3mL [1瓶]
10mL [1瓶]
1) 小室勝利 編:免疫グロブリン療法,近代出版 1992;132-135
2) 中島常隆 他:ヴェノグロブリン-I医学文献集 基礎編1,医学書房 1980;102-111
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*〒108-0023 東京都港区芝浦3-1-1
電話 0120-853-560
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この製品は献血血液から製造されています。
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