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前立腺肥大に伴う排尿困難、残尿及び残尿感、頻尿
0.1~5%未満
頻度不明
皮膚
発疹、そう痒感等の過敏症状
多形紅斑
消化器
食欲不振、腹痛、胃部不快感、胃痛、悪心
肝臓
肝機能異常、黄疸
代謝異常
血中尿酸上昇
その他
倦怠感
しびれ
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
プラセボを対照薬とした二重盲検比較試験において、3~4週間投与により、前立腺肥大に伴う排尿困難、頻尿、残尿感等の自覚症状及び残尿に対するオオウメガサソウエキス・ハコヤナギエキス等配合錠の有効性と安全性が確認されている1),2)。副作用発現頻度は、薬剤投与群で2.9%(2/68例)であった。副作用は、食欲不振1.5%(1/68例)、異常感・そう痒症1.5%(1/68例)であった。
前立腺肥大症57例を対象に国内3施設でエルサメットS配合錠の臨床試験を実施した。その結果、投与4~6週後における有効性評価症例44例に対する有効性は「有効」以上43.2%(19/44例)、「やや有効」以上68.2%(30/44例)であった3),4)。安全性検討症例53例のうち、副作用が報告されたのは4例(7.5%)6件であり、その内訳は食欲低下、胃部不快感、胃のムカツキ等であった。また、臨床検査は51例に実施されたが、本剤に起因すると考えられる臨床検査値の異常変動は認められなかった。
前立腺肥大症患者において、前立腺の炎症は過形成や症状の進行に関与しており、また、膀胱の慢性虚血による酸化ストレスも、排尿筋過活動による蓄尿症状の原因となっている。抗炎症作用や抗酸化作用により、前立腺肥大症における排尿障害を改善すると推察される5)。
下部尿路閉塞ラットにおいて蓄尿時の自発性膀胱収縮を抑制し6)、頻尿を改善する5)。膀胱炎ラットにおいて膀胱容量を増大させ、残尿量を減少させる6)。また、前立腺肥大症患者において尿道抵抗を低下させ、膀胱平滑筋の緊張を高めることにより、尿排出を円滑化する7)。
各配合成分の協力作用により、ラット足蹠のカラゲニン浮腫を抑制する8)。また、前立腺肥大症患者の膀胱鏡所見において、前立腺部の浮腫、膀胱粘膜の炎症の減退が認められている9)。
オオウメガサソウエキス、ハコヤナギエキス及びスギナエキスはスーパーオキシド及びヒドロキシラジカル消去作用を、セイヨウオキナグサエキスはヒドロキシラジカル消去作用を有する8)。
製剤より抽出したエキスをラットに皮下又は経口投与した場合、前立腺の重量抑制がみられる10)。
オオウメガサソウエキス
褐色の液で、特異なにおいがある。
ハコヤナギエキス
セイヨウオキナグサエキス
淡黄褐色の液で、特異なにおいがある。
スギナエキス
黄褐色~緑褐色の粉末で、特異なにおいがある。
小麦胚芽油
淡黄色澄明の油で、僅かに特異なにおいがあり、味は緩和である。ジエチルエーテル又はシクロヘキサンと混和し、エタノール(95)に溶けにくく、水にほとんど溶けない。
1) 佐々木進ほか:西日泌尿. 1975;37(4):647-60
2) 中野 博ほか:泌尿紀要. 1975;21(5):433-52
3) 石井泰憲ほか:医学と薬学. 1996;36(4):759-68
4) 森田昌良ほか:薬理と治療. 1996;24(11):2505-12
5) 佐々木康男ほか:薬理と治療. 2006;34(3):299-304
6) 佐々木康男ほか:薬理と治療. 2000;28(6):463-71
7) 後藤 薫ほか:泌尿紀要. 1966;12(6):583-92
8) Oka M, et al.:Phytomedicine. 2007;14:465-72
9) 石神襄次ほか:皮と泌. 1966;28(3):474-81
10) 千葉仲男:日本医大誌. 1967;34:429-30
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