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処方箋医薬品注)
先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者における出血傾向の抑制
本剤を添付の溶解液全量で溶解し、2mL/分を超えない速度で緩徐に静脈内に注射する。体重1kg当たり35国際単位を4週ごとに定期的に投与する。なお、出血時に投与する場合、体重1kg当たり35国際単位を投与することができる。
血栓塞栓症のリスクが増大するおそれがある。本剤の効果によりフィブリンが安定化される。
本剤の血中半減期が著しく短縮し、投与後早期に第XIII因子活性が低下する可能性がある。
本剤が有効でないことがある。血液凝固第XIII因子Bサブユニットが欠乏している可能性がある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
授乳中の患者には治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ投与すること。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
そう痒、蕁麻疹、胸部圧迫感、喘鳴、低血圧等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
5%以上
1~5%未満
血液
白血球減少、好中球減少、Dダイマー増加
その他
非中和抗体陽性
頭痛、四肢痛、注射部位疼痛、関節痛、ALP上昇
沈殿の認められるもの又は混濁しているものは使用しないこと。
カニクイザルの心血管系モデルを用いた試験において、本剤と遺伝子組換え活性型血液凝固第VII因子製剤を併用投与した場合、それぞれを単独で投与したときよりも低用量で過度の薬理作用による血栓及び死亡が認められた1)。本剤と遺伝子組換え活性型血液凝固第VII因子製剤は併用しないこと。
先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者に本剤35IU/kgを4週間ごとに投与し、定常状態における薬物動態プロファイルを評価した。血液凝固第XIII因子活性の薬物動態パラメータは以下のとおりであった2) 。(外国人データ)
Cmax(IU/mL)n=23
Ctrough(IU/mL)n=21
AUC0-28days(IU・h/mL)n=19
t1/2(days)n=20
CL(mL/h/kg)n=19
Vss(mL/kg)n=19
0.89±0.20
0.17±0.06
241±48.9
14.1±3.4
0.15±0.03
74.3±25.5
平均±SD
小児(1~6歳未満)の先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者6例に本剤35IU/kgを単回投与したときの血液凝固第XIII因子活性の消失半減期は約15日(範囲:10~25日)であった3) 。(外国人データ)
先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者41例を対象として、本剤35IU/kgを4週ごとに52週間、定期的に投与したときの止血効果を評価した。本試験において、本剤による定期的な投与中、5件の血液凝固第XIII因子含有製剤による治療を必要とする出血が4例の患者に認められた。血液凝固第XIII因子含有製剤による治療を必要とする平均出血率は0.138回/人・年であった。プライマリーエンドポイントの解析において、年齢で調整した出血率は0.048回/年(95%信頼区間:0.009~0.250、治験対象患者の平均年齢26.4歳に調整したモデルによる推定値)であった。副作用は41例中9例(22.0%)に13件認められ、抗体検査陽性(中和作用なし)4件、誤用量投与3件、白血球減少症、好中球減少症、注射部位疼痛、フィブリンDダイマー増加、四肢痛及び頭痛の各1件であった4) 。
先天性血液凝固第XIII因子Aサブユニット欠乏患者を対象として、本剤35IU/kgを4週ごとに定期的に長期投与したときの止血効果を評価した。本試験には、主要試験に参加した被験者に加え新たな患者も組み入れられ、日本人5例を含む60例が参加した。日本人被験者が52週間の治験期間を終了した時点で行った中間解析結果を以下に示す。治験期間中の本剤の曝露(60例で2157回の投与)は、168人・年に相当する。治験期間中、7件の血液凝固第XIII因子含有製剤による治療を必要とする出血が6例の患者に認められた。血液凝固第XIII因子含有製剤による治療を必要とする平均出血率は0.042回/人・年であった。年齢で調整した出血率は0.015回/年(95%信頼区間:0.003~0.072、治験対象患者の平均年齢31.0歳に調整したモデルによる推定値)であった。本剤の出血時投与の有効性は、血液凝固第XIII因子含有製剤による治療を必要とする出血7件のうち1件(最終投与の24日後に発現した外傷に起因する筋肉内出血)で検討された。本剤2255IU(約34.7IU/kg)の単回投与による止血効果は「著効」と評価された。日本人被験者に、治療を必要とする出血は認められなかった。副作用は60例中6例(10.0%)に7件認められ、白血球減少症、直腸出血、誤用量投与、四肢損傷、過量投与、ALP増加及び関節痛の各1件であった2) 。
血液凝固第XIII因子(FXIII)Aサブユニットは、血漿中で担体分子であるFXIII Bサブユニットと結合してヘテロテトラマー(A2B2)を形成すると、半減期が延長する5),6),7),8) 。カルシウムの存在下でトロンビンにより活性化すると、FXIII Bサブユニットから解離し、フィブリン分子及び他のたん白質を架橋結合させ、フィブリン塊の機械的強度及び線溶抵抗性を高め、損傷組織への血小板及びフィブリン塊の接着を強固にする9),10),11),12) 。本剤は、遺伝子組換えヒトFXIII Aサブユニット2個からなるホモダイマーであるため、ヒトFXIII Aサブユニットと同様の薬理作用を示すことが期待される。
カトリデカコグ(遺伝子組換え) (Catridecacog(Genetical Recombination))(JAN)
カトリデカコグは、731個のアミノ酸残基からなるヒト血液凝固第XIII因子Aサブユニット2個から構成されるたん白質である。
2量体:C7416H11470N2026O2222S56:166,356.30単量体:C3708H5735N1013O1111S28:83,178.15
ノボサーティーン静注用2500×1バイアル(日本薬局方 注射用水 3.2mL添付)
1) 社内資料:Effects on General Haemodynamics in Anaesthetised Cynomolgus Primates
2) Carcao M, et al.:Thromb Haemost. 2018;118:451-60
3) 社内資料:第III相臨床試験(F13CD-3760)(2015年3月26日承認、CTD 2.7.6.8)
4) 社内資料:第III相臨床試験(F13CD-1725)(2015年3月26日承認、CTD 2.7.6.6)
5) Radek JT, et al.:Biochemistry. 1993;32(14):3527-34
6) Yorifuji H, et al.:Blood. 1988;72:1645-50
7) Ichinose A,:Thromb Haemost. 2001;86:57-65
8) Reynolds TC, et al.:J Thormb Haemost. 2005;3:922-8
9) Muszbek L, et al.:Thromb Res. 1999;94:271-305
10) Liu W, et al.:Science. 2006;313:634
11) Nielsen VG, et al.:Anesth Analg. 2004;99:120-3
12) Ichinose A,:Int J Hematol. 2012;95:362-70
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