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処方箋医薬品注)
妊娠率や生産率の報告を踏まえると、本剤を含む低用量卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤で調節卵巣刺激の開始時期の調整を行った場合は、開始時期の調整を行わない場合と比べて、妊娠率や生産率が低下する可能性があるので、このことを患者に説明した上で、本剤の投与の要否は、患者ごとに治療上の必要性を考慮して慎重に判断すること。
下記のいずれかを選択する。
1日1錠を毎日一定の時刻に、通常、14~28日間連続経口投与する。
下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等
患者に対しても、このような症状があらわれた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診するよう説明すること。
下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感、頭痛、嘔気・嘔吐等
定期的に内診や画像診断等の検査を行うなど慎重に投与すること。筋腫の腫大を促すことがある。
一般に心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる年代であるため、これを助長するおそれがある。,,
乳癌が再発するおそれがある。
定期的に乳房検診を行うなど慎重に投与すること。エストロゲン投与と乳癌発生との因果関係についてその関連性を示唆する報告もある。
心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。,,
血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。
脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。
血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。,
血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、症状が増悪することがある。,
十分コントロールを行いながら投与すること。耐糖能が低下することがある。
症状が増悪することがある。
ナトリウム又は体液の貯留により症状が増悪することがある。
投与しないこと。代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。
代謝能が低下しており肝臓への負担が増加するため、症状が増悪することがある。
投与しないこと。母乳の量的質的低下が起こることがある。また、母乳中への移行、児において黄疸、乳房腫大が起こるとの報告がある。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
これらの薬剤の作用が増強するおそれがある。
本剤はこれらの薬剤の代謝を抑制すると考えられる。
チザニジン
本剤は肝の薬物代謝酵素(CYP1A2)を阻害し、この薬剤の代謝を抑制すると考えられる。
リファンピシンリファブチン
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがある。
これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素(CYP3A4等)を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
これらの薬剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
これらの薬剤は腸内細菌叢を変化させ、本剤の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられる。
テルビナフィン塩酸塩
黄体ホルモン・卵胞ホルモン配合剤との併用で、月経異常があらわれたとの報告がある。
機序不明
これらの薬剤の作用を減弱するおそれがある。
これらの薬剤は性ホルモンの分泌を低下することにより薬効を示すため、性ホルモンである本剤の投与によってこれらの薬剤の効果を減弱する可能性が考えられる。
血糖降下剤の作用が減弱するおそれがある。血糖値その他患者の状態を十分観察し、血糖降下剤の用量を調節するなど注意する。
本剤は耐糖能を低下させ、血糖降下剤の作用を減弱させると考えられる。
ラモトリギンモルヒネサリチル酸
これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。
本剤はこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進すると考えられる。
エチニルエストラジオールの血中濃度が低下するおそれがある。
リトナビルは薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
この薬剤は薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
レボノルゲストレルの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。
この薬剤は本剤の代謝酵素(CYP2C9)を阻害すると考えられる。
アプレピタントホスアプレピタント
本剤の効果が減弱されるおそれがある。
機序は解明されていないが、これらの薬剤との併用により本剤の代謝が亢進すると考えられる。
フルコナゾール
フルコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。
ボリコナゾール
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。ボリコナゾールの血中濃度が上昇するおそれがある。
ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP3A4)を阻害すると考えられる。本剤がボリコナゾールの代謝酵素(CYP2C19)を阻害すると考えられる。
アセトアミノフェン
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。アセトアミノフェンの血中濃度が低下するおそれがある。
アセトアミノフェンはエチニルエストラジオールの硫酸抱合を阻害すると考えられる。本剤が肝におけるアセトアミノフェンのグルクロン酸抱合を促進すると考えられる。
ルフィナミド
本剤の効果が減弱化するおそれがある。
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
本剤の効果の減弱化及び不正性器出血の発現率が増大するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。
この食品は肝の薬物代謝酵素を誘導し、本剤の代謝を促進すると考えられる。
下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
血液
貧血、鉄欠乏性貧血
内分泌代謝
浮腫、体重増加
精神神経
頭痛(11.2%)
不快気分、浮動性めまい、体位性めまい、感覚鈍麻、傾眠、回転性めまい、倦怠感
神経過敏、抑うつ
眼
閃輝暗点
網膜血流障害による視力障害
循環器
動悸、静脈瘤、ほてり、末梢性浮腫、血圧上昇
消化器
悪心(10.4%)
食欲亢進、食欲減退、腹部不快感、腹部膨満、腹痛、上腹部痛、便秘、下痢、痔核、胃炎、嘔吐、口渇
口内炎
肝臓
肝機能異常、黄疸
皮膚
ざ瘡
色素沈着注1)
筋・骨格
背部痛、四肢痛
肩こり
卵巣
卵巣嚢胞
子宮
下腹部痛(20.3%)、無月経(10.4%)、月経過多(21.6%)、不正子宮出血(72.9%)、希発月経(44.6%)
子宮平滑筋腫、月経困難症、過少月経、頻発月経、月経前症候群、腟分泌物
経血量変化
乳房
乳房硬結、乳房痛、乳汁漏出症、乳房不快感
乳房腫大、乳汁分泌、乳房萎縮
臨床検査
ALT増加、AST増加、血中クレアチニン増加、血中フィブリノゲン増加、血中鉄減少、血中LDH増加、血中トリグリセリド増加、フィブリンDダイマー増加、γ-GTP増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、プラスミノーゲン減少、プラスミノーゲン増加、プロテインC減少、プロトロンビン時間延長、赤血球数減少、アンチトロンビンIII減少、プロテインS減少、血小板数増加
総コレステロール上昇
その他
突発性難聴、呼吸困難、腋窩痛
カンジダ腟炎、熱感、冷感、代償性鼻出血
含有するエチニルエストラジオールの作用による血清蛋白(コルチコイド結合性グロブリン、サイロキシン結合性グロブリン等)の増加により、総コルチゾール、総T3、総T4の上昇がみられることがある。また、これらの遊離型は変化しないとされている。これら検査値の判定に際しては注意すること。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人女性13例への本剤(レボノルゲストレル0.09mg、エチニルエストラジオール0.02mg)21日間反復経口投与時の薬物動態パラメータは、以下のとおりであった2)。
AUC0-24(ng・hr/mL)
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
t1/2(hr)
レボノルゲストレル
67.0±29.6
5.3±1.8
1.3±0.4
28.4±7.0
エチニルエストラジオール
0.603±0.241
0.067±0.032
1.6±0.8
14.3±3.4
(n=13、平均値±標準偏差)
外国人において、レボノルゲストレルの主要代謝物は3α,5β-テトラヒドロノルゲストレルであり、ほとんどがグルクロン酸抱合体として存在する。エチニルエストラジオールは肝ミクロゾーム代謝酵素によって不活性代謝物へ変換され、その後3位で直接硫酸抱合あるいはグルクロン酸抱合を受ける3),4)。
外国人において、レボノルゲストレル及びエチニルエストラジオールは、いずれも糞尿中に排泄された3),5)。
月経困難症患者(21日投与7日休薬群:16~50歳、平均32.1歳、77日投与7日休薬群:17~48歳、平均31.6歳、プラセボ群:18~47歳、平均33.1歳)を対象としたプラセボ対照比較試験において、月経困難症スコア合計注2) の投与前から3周期(1~3周期の平均)までの変化量は、21日投与7日休薬群及び77日投与7日休薬群のいずれもプラセボ群と比較して有意差が認められた。また、月経困難症に対する効果は投与52週まで持続することが確認された6)。
1~3周期変化量注3),注4)
群間差注3),注4)
P値注4),注5)
21日投与7日休薬群(n=81)
-1.8±0.12
-0.9±0.16
<0.001
77日投与7日休薬群(n=86)
-3.1±0.12
-2.2±0.16
プラセボ群(n=78)
-0.9±0.13
-
程度
内容
スコア
月経困難症の程度
な し
なし
0
軽 度
仕事(学業・家事)に若干の支障あり
1
中等度
横になって休憩したくなるほど仕事(学業・家事)への支障をきたす
2
重 度
1日以上寝込み、仕事(学業・家事)ができない
3
鎮痛薬の使用
直前(あるいは現在)の月経期間中に、鎮痛薬を1日使用した
直前(あるいは現在)の月経期間中に、鎮痛薬を2日使用した
直前(あるいは現在)の月経期間中に、鎮痛薬を3日以上使用した
健康成人女性(13例)に本剤を1日1回1錠21日間投与した時、エストラジオール及びプロゲステロンの分泌抑制が認められた2)。
国内第III相試験において、本剤21日投与7日休薬群及び77日投与7日休薬群のいずれもプラセボ群と比較して子宮内膜の厚さの有意な菲薄化が認められた6)。
レボノルゲストレル(Levonorgestrel)
(-) -13-Ethyl-17-hydroxy-18,19-dinor-17α-pregn-4-en-20-yn-3-one
C21H28O2
312.45
白色の粉末である。テトラヒドロフランにやや溶けやすく、アセトニトリル、メタノール、エタノール(99.5)又はアセトンに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
232~239℃
エチニルエストラジオール(Ethinylestradiol)
19-Nor-17α-pregna-1,3,5 (10) -triene-20-yne-3,17-diol
C20H24O2
296.40
白色~微黄色の結晶又は結晶性の粉末で、においはない。ピリジン又はテトラヒドロフランに溶けやすく、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
180~186℃又は142~146℃
*アルミピロー包装開封後は、湿気を避けて遮光して保存すること。
*63錠[21錠(PTP)×3](脱酸素剤入り)84錠[28錠(PTP)×3](脱酸素剤入り)
1) Farquhar C, et al. Oral contraceptive pill, progestogen or oestrogen pretreatment for ovarian stimulation protocols for women undergoing assisted reproductive techniques. Cochrane Database Syst Rev 2017; 5: CD006109
2) 社内資料:健康成人女性への反復経口投与試験(2018年7月2日承認、申請資料概要2.7.2.2)
3) Sisenwine SF, et al. Drug Metab. Dispos. 1975; 3: 180-188.
4) Orme ML’ E, et al. Clin. Pharmacokinet. 1983; 8: 95-136.
5) Speck U, et al. Contraception. 1976; 14: 151-163.
6) 社内資料:第III相長期投与試験-無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験(2018年7月2日承認、申請資料概要2.7.6.2)
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