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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
下記の皮膚真菌症の治療
1日2~3回患部に塗布する。
妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
0.1~5%未満
頻度不明
皮膚
発赤・紅斑、局所の刺激感、丘疹、びらん
皮膚炎
基剤として使用されている油脂性成分は、コンドーム、ペッサリー等の避妊用ラテックスゴム製品の品質を劣化・破損する可能性があるため、これらとの接触を避けさせること。
健康成人5例で前腕手掌側の無傷皮膚表面200cm2に14C-クロトリマゾールの1%含有クリーム800mgを塗布し、6時間密封包帯した後洗浄し、48時間にわたって血中濃度を測定した場合、いずれの時点においても測定限界(0.001μg/mL)以下である1)(外国人データ)。
健康成人の鼠径部皮膚200cm2に14C-クロトリマゾールの1%含有クリーム800mgを塗布し、6時間及び24時間密封包帯した後、皮膚の各層の濃度を測定した場合、次のとおりである2)(外国人データ)。
密封時間
角質層(上層)(μg/cm3)
表皮(μg/cm3)
網状層(μg/cm3)
皮下組織(μg/cm3)
6時間
>1000
30-200
0.5-30
<0.1
24時間
40-400
0.5-40
二重盲検比較試験を含めて、総計865例について実施された臨床試験の概要は次のとおりであった3),4)。なお、足部白癬、頑癬、斑状小水疱性白癬、指間縻爛症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、癜風では二重盲検比較試験により有用性が認められている。
白癬
効能・効果
足部白癬
頑癬
斑状小水疱性白癬
計
有効率
70.2%(144/205)
92.5%(173/187)
85.4%(41/48)
81.4%(358/440)
カンジダ症
指間糜爛症
間擦疹
乳児寄生菌性紅斑
皮膚カンジダ症
92.5%(62/67)
90.8%(79/87)
97.6%(169/173)
89.2%(33/37)
癜風
爪囲炎
60.0%(12/20)
92.4%(355/384)
92.7%(38/41)
クロトリマゾールは真菌細胞の細胞膜、核膜等の膜系構造のリン脂質分子に特異的親和性を持って結合し、その透過性を変化させ、抗真菌作用を示す5),6)。
クロトリマゾールは皮膚糸状菌(Trichophyton属、Microsporum属、Epidermophyton属)、酵母類(Candida属)及び癜風菌(Malassezia furfur)に優れた抗真菌作用を有する7),8)(in vitro)。
クロトリマゾール(Clotrimazole)
1-[(2-Chlorophenyl)(diphenyl)methyl]-1H-imidazole
C22H17ClN2
344.84
本品は白色の結晶性の粉末で、におい及び味はない。本品はジクロロメタン又は酢酸(100)に溶けやすく、N,N-ジメチルホルムアミド、メタノール又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
142~145℃
10g[10チューブ]
1) Duhm B: Arzneim-Forsch. 1972; 22: 1276-1280
2) Patzschke K: Broad-Spectrum Antimycotic Canesten® Experience and Outlook. 1975; 20
3) 名嘉真武男: 西日本皮膚科. 1972; 34: 733-740
4) 安江厚子他: 皮膚科紀要. 1972; 67: 175-179
5) 岩田和夫他: 日本細菌学雑誌. 1973; 28: 513-521
6) 山口英世他: 日本細菌学雑誌. 1974; 29: 379-385
7) Plempel M, et al.: Arzneim-Forsch. 1972; 22: 1280-1289
8) 宗義朗他: 真菌と真菌症. 1980; 21: 143-150
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