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特定生物由来製品
劇薬
処方箋医薬品注)
多発性硬化症の再発予防及び進行抑制
通常、成人には800万国際単位を皮下に隔日投与する。
症状が悪化するおそれがある。,,,
症状が悪化するおそれがある。
高度の白血球減少又は血小板減少を起こすことがあり、感染症又は出血傾向をきたすおそれがある。,
症状が悪化するおそれがある。,
脳出血等があらわれるおそれがある。
糖尿病があらわれる又は増悪するおそれがある。,
投与しないこと。症状が悪化するおそれがある。,,
投与しないこと。肝炎が悪化するおそれがある。,,
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(サル)において高用量の投与で胎児死亡・流産が認められたとの報告がある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。授乳ラットに本剤の125I-標識体(72万国際単位/kg)を単回皮下投与したとき、乳汁中に放射能が検出され、乳汁中への移行が認められた。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
小柴胡湯
,
間質性肺炎があらわれるおそれがある。なお、類薬(インターフェロン-α製剤)と小柴胡湯との併用で間質性肺炎があらわれたとの報告がある。
機序は不明である。
抗てんかん剤
抗てんかん剤の作用を増強するおそれがある。
インターフェロン類は、動物において肝チトクロームP450分子種2C9及び2C19の活性を低下させるとの報告がある。
アンチピリン
本剤の投与量増加に伴い血漿中アンチピリンの消失が遅延することが報告されている。
インターフェロン類は、ヒトにおいて肝チトクロームP450分子種1A2の量及び活性を低下させるとの報告がある。
ワルファリン
ワルファリンの作用を増強するおそれがあるので用量を調節するなど注意すること。
テオフィリン
テオフィリンの血中濃度を高めるおそれがある。
抑うつ、自殺企図があらわれることがある。また、躁状態、攻撃的行動があらわれ、他害行為に至ることがある。患者の精神状態に十分注意し、不眠、不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわれた場合には投与を中止するなど、投与継続の可否について慎重に検討すること。また、これらの症状が認められた場合には、投与終了後も観察を継続することが望ましい。,,,
必要に応じてX線検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。,,
**瘢痕が形成されることがある。重度の場合、壊死組織の切除及び皮膚移植が必要になる場合がある。患者に複数の病変があれば、本剤投与は治癒がみられるまで中止すること。また、注射部位感染(注射部位膿瘍、注射部位蜂巣炎等)があらわれ、注射部位壊死に至る例も報告されている。,
気管支けいれん、ショック、アナフィラキシー、じん麻疹(いずれも頻度不明)等のようなまれではあるが重度の急性反応を起こすことがある。,,,,
白血球減少(リンパ球減少、好中球減少)、貧血、血小板減少があらわれることがあるので、異常の程度が著しい場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。,
黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝障害があらわれることがある。,,,
易感染性となり、敗血症があらわれることがある。
自己免疫性肝炎、全身性エリテマトーデス、1型糖尿病の増悪又は発症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)等があらわれることがある。,,
血清総タンパク減少、血清アルブミン低下を伴う重篤なタンパク尿が認められることがある。,
TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれることがある。
糖尿病が増悪又は発症することがあり、昏睡に至ることがある。,
,,
5%以上
5%未満
頻度不明
全身症状
インフルエンザ様症状(発熱(63.5%)注1)、倦怠感(20.0%)、関節痛、悪寒、筋肉痛、発汗等)
血液
白血球増加(リンパ球増加、好中球増加等)
肝臓
肝炎、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇
泌尿器系
膀胱炎
タンパク尿、尿意切迫
精神神経系
めまい、不眠、傾眠
抑うつ、運動過多、健忘、緊張亢進、言語障害、片頭痛、神経過敏
循環器系
高血圧、心悸亢進、末梢血管障害、不整脈
頻脈、出血
代謝異常
体重増加
高尿酸血症、低血糖、体重減少、血中コレステロール上昇、トリグリセリド上昇、低カルシウム血症
呼吸器系
咽頭炎
喉頭炎、呼吸困難、副鼻腔炎
消化器系
嘔気
嘔吐、下痢、便秘
膵炎、胃腸障害
皮膚
発疹、脱毛(症)、そう痒
紅斑
眼
結膜炎、視力異常
子宮
骨盤痛、月経異常、不正出血、月経過多
乳房
乳房痛、乳腺線維のう胞症、乳房腫瘍
投与部位
**注射部位反応(紅斑(43.5%)、疼痛、硬結、そう痒感、腫脹、発疹、感染等)
その他
頭痛(33.0%)、食欲減退
腰痛、無力症、熱感、腹痛、筋無力症
のう胞、血清総タンパク減少、血清アルブミン低下、全身浮腫、気分不良、リンパ節症
添付のバイアルコネクター(薬液導入器)を用いて、シリンジ内の溶解液0.54%塩化ナトリウム液全量をバイアル内に注入し、泡立てないように本剤を溶解すること。
再発・寛解型多発性硬化症患者を対象とした二重盲検群間比較試験において、本剤160万又は800万国際単位(IU)を2年間隔日皮下投与した。成績は以下のとおりであった4)。
投与群
800万IU
(N=95)
160万IU
(N=93)
年間再発率
0.763回/年
1.069回/年
非再発症例率
44.2%
34.4%
中等度~高度の年間再発率
0.363回/年
0.457回/年
初回再発までの期間(中央値)
426日
360日
年間再発期間(中央値)
7.1日
16.4日
投与後の病巣面積(MRI検査)
800万IU投与群は160万IU投与群に比し有意に抑制
副作用は160万IU群で96例中87例(90.6%)、800万IU群で96例中88例(91.7%)に認められた。主な副作用は、160万IU群では発熱50例(52.1%)、注射部位発赤42例(43.8%)、頭痛25例(26.0%)、注射部位疼痛16例(16.7%)、嘔気15例(15.6%)、注射部位硬結15例(15.6%)、倦怠感12例(12.5%)等であり、800万IU群では発熱73例(76.0%)、注射部位発赤43例(44.8%)、頭痛34例(35.4%)、倦怠感28例(29.2%)、注射部位疼痛22例(22.9%)、注射部位硬結19例(19.8%)、関節痛16例(16.7%)等であった。
(N=115)
プラセボ群
(N=112)
0.84回/年
1.27回/年
31%
16%
中等度~高度再発が認められた症例
30%
45%
295日
153日
MRI検査では、プラセボ群では病巣面積が増加したのに対し、800万IU投与群では減少が認められた6)。全身症状の有害事象は800万IU群115例中114例(99.1%)、プラセボ群112例中104例(92.9%)に認められた。800万IU群で認められた主な有害事象は、頭痛95例(82.6%)、注射部位炎症79例(68.7%)、発熱67例(58.3%)、疼痛56例(48.7%)、感冒様症状55例(47.8%)等であり、プラセボ群では、83例(74.1%)、7例(6.3%)、38例(33.9%)、46例(41.1%)、49例(43.8%)であった。
(N=360)
(N=358)
0.42回/年
0.57回/年
症状の進行が認められた症例
45.3%
53.9%
症状が進行するまでの期間
プラセボ群に比し有意に延長
車椅子生活に至るまでの期間
MRI検査では、プラセボ群では病巣が拡大したのに対して、800万IU投与群では縮小が認められた。また、造影MRIにより描出される新活動病巣数はプラセボ群の約3分の1に減少した8)。有害事象は800万IU群360例中359例(99.7%)、プラセボ群358例中358例(100.0%)に認められた。プラセボ群と比較して800万IU群で発現率が有意に高かった。主な有害事象は感冒様症状(61.1%:39.7%)※、発熱(40.3%:13.4%)※、筋緊張亢進(40.8%:31.3%)※等であった(p<0.05)。
※:800万IU群:プラセボ群
120及び1200万国際単位/kgを抗原(ミエリン塩基性タンパク)投与開始日から1日1回20日間皮下投与することによりモルモット実験的自己免疫性脳脊髄炎の病態の進行を抑制した19)。
抗ウイルス活性、細胞増殖抑制作用及びナチュラルキラー細胞活性化作用を示した20)。
インターフェロンベータ-1b(遺伝子組換え)[Interferon Beta-1b(genetical recombination)]略名:IFN-β-1b
C903H1397N245O252S5
19,877.57
165個のアミノ酸からなるタンパク質
5瓶[溶解液1.2mL(シリンジ)5本及び注射針付バイアルコネクター(薬液導入器)5個添付]
1) 社内資料: 国内第Ⅰ相試験(2000年9月22日承認、申請資料概要ト-1.1(1))
2) Chiang J, et al.: Pharm Res. 1993; 10: 567-572
3) 社内資料: ラットにおける分布・排泄(2000年9月22日承認、申請資料概要ヘ-2.2)
4) Saida T, et al.: Neurology. 2005; 64: 621-630
5) The IFNB Multiple Sclerosis Study Group: Neurology. 1993; 43: 655-661
6) Paty DW, et al.: Neurology. 1993; 43: 662-667
7) Kappos L, et al.: Neurology. 2001; 57: 1969-1975
8) Miller DH, et al.: Ann Neurol. 1999; 46: 850-859
9) 社内資料: 薬効薬理(2000年9月22日承認、申請資料概要ホ-1.1)
10) Joseph J, et al.: J Neuroimmunol. 1988; 20: 39-44
11) Noronha A, et al.: Ann Neurol. 1990; 27: 207-210
12) Nicoletti F, et al.: Clin Exp Immunol. 1998; 113: 96-99
13) Porrini AM, et al.: J Neuroimmunol. 1995; 61: 27-34
14) Calabresi PA, et al.: Neurology. 1997; 49: 1111-1116
15) Calabresi PA, et al.: Ann Neurol. 1997; 41: 669-674
16) Stuve O, et al.: J Neuroimmunol. 1997; 80: 38-46
17) Abu-khabar KS, et al.: J Leukoc Biol. 1992; 52: 165-172
18) Guthikonda P, et al.: J Neuroimmunol. 1998; 82: 133-139
19) 社内資料: 薬効薬理(2000年9月22日承認、申請資料概要ホ-1.4(2))
20) Mark DF, et al.: Proc Natl Acad Sci USA. 1984; 81: 5662-5666
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