当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には使用しないことを原則とするが、やむを得ず使用する必要がある場合には、あらかじめ適切な抗菌剤(全身適用)、抗真菌剤による治療を行うか、又はこれらとの併用を考慮すること。
*患部を軽く洗浄し、よく乾燥させた後、本品を膏体面被覆ライナーに付着させたまま適当な大きさに切り取り、ライナーを取り除き、患部に膏体面を当てて貼付する。本品は、貼付後12時間又は24時間毎に貼りかえる。必要な場合、夜間のみ貼付する方法もある。なお、貼りかえるときにも患部の洗浄及び乾燥を行う。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては大量又は長期にわたる広範囲の使用をしないこと。
発育障害をきたすおそれがある。
大量又は長期にわたる使用に際しては特に注意すること。一般に生理機能が低下している。
眼瞼皮膚への使用に際しては眼圧亢進、緑内障を起こすことがある。大量又は長期にわたる広範囲の使用により、後のう白内障、緑内障等の症状があらわれることがある。
5%以上又は頻度不明
0.1~5%未満
皮膚の感染症注1)
皮膚の真菌性(カンジダ症、白癬等)・細菌性(伝染性膿痂疹、毛のう炎、癤等)感染症、ウイルス感染症
その他の皮膚症状
ステロイドざ瘡注2),注3)、ステロイド酒さ・口囲皮膚炎(顔面の紅斑、丘疹、毛細血管拡張、痂皮、鱗屑)注3)そう痒、疼痛、ヒリヒリ感、潮紅、紫斑、水疱、び爛等の皮膚刺激症状や汗疹、過乾燥、亀裂、出血、貼付部位のムレや悪臭、皮疹の悪化
ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張)、魚鱗癬様皮膚変化、紫斑、多毛、色素脱失等注3)
過敏症
皮膚の刺激感、発疹等
下垂体・副腎皮質系機能
下垂体・副腎皮質系機能の抑制
健常成人男子20人の腰背部に、デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤4枚(デプロドンプロピオン酸エステルとして6mg)を12時間貼付し、デプロドンプロピオン酸エステルの血中濃度を経時的に測定したところ、投与約12時間後まで上昇し(Cmax=111.3pg/mL)、以後緩やかに消失した。また、このときのAUC0→∞は1688.5pg・h/mLであった1) 。
デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤における一般臨床試験として386例、比較臨床試験として312例の総計698例について臨床試験を実施し、デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤の有効性が認められている2),3) 。
疾患名
有効率(%)(かなり軽快以上/評価例数)
湿疹・皮膚炎群
90.7(166/183例)
虫さされ
90.2(37/41例)
痒疹群
79.6(113/142例)
乾癬
94.0(126/134例)
掌蹠膿疱症
92.9(39/42例)
肥厚性瘢痕・ケロイド
51.9(28/54例)
扁平紅色苔癬
88.9(32/36例)
慢性円板状エリテマトーデス
81.4(35/43例)
環状肉芽腫
91.3(21/23例)
計
85.5(597/698例)
副腎皮質ホルモンは標的細胞と接触すると、細胞膜を通過して細胞質の中に入り込む。細胞質の中には副腎皮質ホルモンに特異的な受容体蛋白が存在し、この蛋白と結合してホルモン・受容体複合体が形成される。この複合体がさらに活性化されて核膜を通過して核の中に入り、DNAと結合し、次いでRNAポリメラーゼがこのDNAに結合すると遺伝子情報がmRNAに転写され、特異的なmRNAが形成される。さらに特異的なmRNAは核の外に出て細胞質で特有な蛋白が合成され、この蛋白が抗炎症作用を発現する4),5) 。
ラットのカラゲニン誘発浮腫及びアジュバント関節炎に対して、抗炎症反応を示した6) 。
本剤及び対照薬としてエクラーテープ(デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤)を直径約1.5cmの円形に切り、健常成人男子20人の背部に貼付し、血管収縮反応による皮膚蒼白化の程度を測定した。薬剤は4時間後に除去した。その結果、本剤とエクラーテープとの間に統計学的差はなく、生物学的に同等であると判断された7) 。
デプロドンプロピオン酸エステル(Deprodone Propionate)
(+)-11β,17-dihydroxy-1,4-pregnadiene-3,20-dione 17-propionate
C24H32O5
400.51
本品は白色~帯黄白色の結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。本品はクロロホルムに極めて溶けやすく、1,4-ジオキサンに溶けやすく、メタノール又はエタノール(95)にやや溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
225~230℃
(7.5cm×10cm)×50
1) 久光製薬社内資料. Deprodone propionateテープ(DP-TN)の血中濃度.
2) 石橋康正 ほか: 臨床医薬. 1989; 5(9): 1947-66.
3) 石橋康正 ほか: 臨床医薬. 1989; 5(10): 2177-85.
4) 牧野荘平: 治療. 1985; 67(10): 1935-40.
5) 鹿取信: Therapeutic Research. 1986; 5(6): 955-61.
6) 久光製薬社内資料. 薬理作用に関する資料.
7) 久光製薬社内資料. 健常人を対象としたDeprodone propionateプラスターの皮膚血管収縮試験.
久光製薬株式会社 お客様相談室
〒135-6008 東京都江東区豊洲三丁目3番3号
TEL. 0120-381332FAX.(03)5293-1723受付時間/9:00-17:50(土日・祝日・会社休日を除く)
久光製薬株式会社
〒841-0017 鳥栖市田代大官町408番地
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.