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1日2回患部に貼付する。
重症喘息発作を誘発するおそれがある。
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
*妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。また、シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
皮膚
発赤、そう痒
発疹、ヒリヒリ感、腫脹
かぶれ
健康成人の腰背部に貼付剤及び軟膏(いずれも768cm2、インドメタシンとして384mg)を24時間貼付又は塗布したときの血中濃度曲線における各種パラメータは下表のとおりであった1) 。
貼付剤
軟膏
Cmax(ng/mL)
10.2
5.8
Tmax(時間)
24
8
T1/2(時間)
9.9
16.9
AUC0→48(ng・hr/mL)
286.4
227.2
整形外科疾患のため手術の予定されている患者に貼付剤(192cm2、インドメタシンとして96mg)を貼付したときの各組織内インドメタシン濃度は、貼付後10時間で、皮膚4720.2ng/g、皮下脂肪1975.8ng/g、筋肉335.6ng/g、滑膜56.4ng/gを示し、深部への分布が確認された。これらの組織内濃度はいずれも血漿中濃度26.7ng/mLより高かった2) 。
健康成人の腰背部に貼付剤(768cm2、インドメタシンとして384mg)を24時間貼付したときの尿中排泄量(0~120時間)は297μgで、投与量に対する累積排泄率は0.08%であった1) 。
一般臨床試験として571例、比較試験として182例、二重盲検試験として116例の総計869例について臨床試験を実施し、本剤の有用性が認められている3),4) 。
疾患名
改善率(%)(中等度改善以上/評価例数)
変形性関節症
59.0%(160/271例)
肩関節周囲炎
53.4%(47/88例)
腱・腱鞘炎、腱周囲炎
50.6%(40/79例)
上腕骨上顆炎
68.3%(43/63例)
筋肉痛
61.0%(111/182例)
外傷後の腫脹・疼痛
79.0%(147/186例)
計
63.1%(548/869例)
インドメタシンは主にプロスタグランジンを生成するシクロオキシゲナーゼを阻害することにより鎮痛、消炎、解熱作用を示す5),6) 。
血管透過性亢進抑制試験(モルモット)、カラゲニン足浮腫抑制試験(ラット)、デキストラン足浮腫抑制試験(ラット)、紫外線紅斑抑制試験(モルモット)、アジュバント関節炎治療試験(ラット)、炎症足圧痛抑制試験(ラット)により、インドメタシン貼付剤の鎮痛消炎効果が確認されている。0.5%貼付剤の効力は、1%軟膏のそれとほぼ同等であった7) 。
インドメタシン(Indometacin)
[1-(4-Chlorobenzoyl)-5-methoxy-2-methyl-1H-indol-3-yl]acetic acid
C19H16ClNO4
357.79
白色~淡黄色の微細な結晶性の粉末である。メタノール、エタノール(95)又はジエチルエーテルにやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。光によって着色する。結晶多形が認められる。
155~162℃
280枚[(7枚/1袋)×40袋]560枚[(7枚/1袋)×80袋]
1) 久光製薬社内資料. インドメタシン貼付剤のヒトにおける吸収・排泄試験.
2) 久光製薬社内資料. インドメタシン貼付剤の経皮適用時の血液及び組織内濃度の検討.
3) 長屋郁郎 ほか: 基礎と臨床 1988; 22(4): 725-42.
4) 青木虎吉 ほか: 基礎と臨床 1988; 22(4): 743-61.
5) Vane JR: Nat New Biol 1971; 231; 232-5.
6) Brunton L, et al.: グッドマン・ギルマン薬理書 上 第12版. 廣川書店; 2013. p. 1257-8.
7) 岩倉泰一郎 ほか: 薬理と治療 1983; 11(6): 2091-105.
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