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日本薬局方
フェルビナクテープ
1日2回患部に貼付する。
喘息発作を誘発するおそれがある。
感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。皮膚の感染症を不顕性化するおそれがある。
**妊婦又は妊娠している可能性のある女性に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤を妊娠中期以降の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがある。
頻度不明
皮膚
皮膚炎(発疹、湿疹を含む)、そう痒、発赤、接触皮膚炎、刺激感、水疱
臨床試験の概要は以下のとおりである(有効性解析対象例数46例)1),2) 。
疾患名
投与量(1日量)
投与期間
改善率%(中等度改善以上)
変形性関節症
1枚×2回
14日間
45.5%(10/22)
外傷後の腫脹・疼痛
7日間
75.0%(18/24)
疼痛、急性炎症・慢性炎症に対し、鎮痛・抗炎症作用を示す3) 。
*フェルビナクは、モルモット肺より抽出したプロスタグランジン合成酵素のシクロオキシゲナーゼに対し、阻害作用が認められた(IC50=0.61μg/mL)4) 。
*フェルビナクは、プロスタグランジンE1によるスナネズミ結腸の収縮に対し、抑制作用を示した4) 。
ラットのイースト炎症足疼痛試験において無処置群および基剤群に対し有意な抑制作用を示した5) 。
ラットのカラゲニン足浮腫抑制試験において無処置群および基剤群に対し有意な抑制作用を示した5) 。
上記2試験において本剤とセルタッチパップ70の効力比較を行った結果、両剤間に有意差は認められず、両剤の生物学的同等性が確認された5) 。
フェルビナク(Felbinac)〔JAN〕
Biphenyl-4-ylacetic acid
C14H12O2
212.24
本品は白色~微黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。本品はメタノール又はアセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水にほとんど溶けない。
163~166℃
280枚[7枚/1袋×40袋]560枚[7枚/1袋×80袋]
1) 松崎昭夫 ほか: 基礎と臨床 1997; 31(12): 3419-30.
2) 松崎昭夫 ほか: 基礎と臨床 1997; 31(12): 3431-42.
3) 柴富志治 ほか: 薬理と治療 1992; 20(10): 3943-56.
4) Tolman EL, et al.: Prostaglandins 1975; 9(3) 349-59.
5) 久光製薬社内資料. 生物学的同等性試験.
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