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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
1日1回患部に塗布する。
0.1~5%未満
0.1%未満
頻度不明
皮膚
局所の刺激感、皮膚炎、発赤・紅斑、そう痒感、湿潤、落屑の増加等
亀裂、白癬疹
自家感作性皮膚炎
健康成人男子背部に、2%注1) ネチコナゾール塩酸塩クリーム5gを10時間密封塗布し、血中濃度を経時的に測定したところ、ネチコナゾール塩酸塩濃度は塗布後8時間まで上昇し(Cmax=5.9ng/mL)、以後比較的速やかに消失し、24時間後には測定限界以下となった1) 。
一般臨床試験として318例について臨床試験を実施し、本剤の有効性が認められている2) 。
疾患名
有効率(%)(有効以上/評価例数)
白癬
足白癬
73.2(60/82例)
体部白癬
97.0(64/66例)
股部白癬
96.6(56/58例)
皮膚カンジダ症
指間びらん症
95.7(22/23例)
間擦疹
89.8(53/59例)
癜風
96.7(29/30例)
計
89.3(284/318例)
ネチコナゾール塩酸塩の作用機序は、完全発育阻止及び殺菌的作用を示す高濃度域では直接的細胞膜障害が、また部分的発育阻止を示す濃度域においては真菌細胞の構成成分であるエルゴステロールの合成阻害が主で、その作用による膜脂質組成の変化が前者の作用を増強するものと考えられる3) 。
菌種
MIC(μg/mL)幾何平均値(最小~最大)
Trichophyton rubrum
0.07(0.05~0.10)
Trichophyton mentagrophytes
0.13(0.10~0.20)
Microsporum canis
0.04(0.012~0.05)
Microsporum gypseum
0.39(0.39)
Epidermophyton floccosum
0.012(0.012)
Candida albicans
12.90(6.25~25)
Malassezia furfur 注2)
0.58(0.08~5)
培地:サブロー・デキストロース寒天培地
ネチコナゾール塩酸塩(Neticonazole hydrochloride)
(E)-1-[2-Methylthio-1-[2-(pentyloxy)phenyl]ethenyl]-1H-imidazole hydrochloride
C17H22N2OS・HCl
338.90
白色の結晶又は結晶性の粉末で、わずかに特異なにおいがあり、味は刺激性で苦い。水、メタノール又はエタノール(95)に極めて溶けやすく、無水酢酸に溶けやすく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
145~148℃
200g[10g(チューブ)×20本]
1) 久光製薬社内資料. ヒトにおける体内動態試験.
2) 山本泉 ほか: 基礎と臨床 1991; 25(5): 1605-15.
3) 前橋一紀 ほか: 真菌誌 1990; 31(4): 343-54.
4) 浅岡健光 ほか: CHEMOTHERAPY 1990; 38(8): 753-68.
5) 久光製薬社内資料. イミダゾール系抗真菌剤neticonazoleのMalassezia属酵母に対するin vitro抗菌活性.
6) 浅岡健光 ほか: CHEMOTHERAPY 1990; 38(8): 769-79.
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