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処方箋医薬品注)
局所脳血流シンチグラフィ
通常、成人には400~800MBqを静脈内に投与し、投与5分以降より被検部にガンマカメラ等の検出部を向け撮像もしくはデータを収録し、脳血流シンチグラムを得る。なお、投与量は、年齢、体重および検査方法により適宜増減する。
診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
過敏症
紅斑、蕁麻疹、そう痒感、発疹
消化器
嘔気、嘔吐
その他
しびれ、発熱
MIRD法により計算した吸収線量は次のとおりである1)。
臓器
吸収線量(mGy/MBq)
2.5時間後排尿
4.5時間後排尿
脳肺心臓肝臓脾臓腎臓小腸
0.00510.00150.00430.00160.00130.00320.0051
0.00510.00150.00430.00160.00130.00350.0057
大腸上部大腸下部膀胱壁卵巣精巣全身
0.00680.0110.0730.00490.00510.0010
0.00730.0120.110.00620.00620.0010
99mTc-ECDの主要排泄経路は腎-尿路系であり、投与後90分までに投与量の60.2±7.3%、投与後24時間までに投与量の88.5±10.3%が尿中へ排泄された1)。
脳血管障害及び脳機能障害患者(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳内出血、クモ膜下出血、アルツハイマー型痴呆、てんかん等)521例を対象とした第Ⅲ相臨床試験の結果、有効性解析症例510例中486例(95.3%)において臨床診断に有効な情報が得られ、145例(28.4%)が極めて有用、299例(58.6%)が有用と評価された2)。521例中、副作用は認められなかった。
本剤の有効成分に含まれる放射性核種から放出される放射線(ガンマ線)が核医学検査装置により画像化される。
中性、脂溶性の99mTc-ECDは、容易に血液脳関門を透過し、局所脳血流に比例して脳実質に取り込まれる3)。脳細胞ではサイトゾール分画に70%以上が分布している。アカゲザルの脳組織を用いたインビトロの検討では、99mTc-ECDが脳組織中で水溶性の単一なモノアシド-モノエステル体に迅速に加水分解され、この分解物は血液脳関門を透過しないことが確認されている。また、アカゲザルに99mTc-ECDを静脈内投与した際、同一の分解物が脊髄液中に確認されることより、99mTc-ECDは血液脳関門を透過後、エステル基が加水分解を受け、水溶性物質に分解されることにより脳実質に保持されると想定される4)。
C12H21N2O5S299mTc
436.44
経過時間(時間)
残存放射能(%)
-3-2-1012345678
141.3125.9112.210089.179.470.863.156.250.144.639.8
91011121314151617181920
35.431.628.225.122.419.917.815.814.112.611.210.0
21222324252627282930
8.97.97.16.35.65.04.54.03.53.2
放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。
400MBq(2mL)[1シリンジ]、600MBq(3mL)[1シリンジ]
1) 久保敦司,ほか:核医学. 1992;29:1019-1027
2) 米倉義晴,ほか:核医学. 1993;30:397-410
3) Orlandi C,et al.:Stroke. 1990;21:1059-1063
4) Walovitch RC,et al.:J Nucl Med. 1989;30:1892-1901
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