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処方箋医薬品注)
生物由来製品
*本剤を用いた不妊治療により、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症等を伴う重篤な卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。,,,,,
本剤を用いた一般不妊治療の対象は、不妊症患者のうちの、間脳又は下垂体前葉の機能・器質的障害に由来する性腺刺激ホルモン低分泌無月経患者であるので次の点に注意すること。
エストロゲン・プロゲステロンテストで初めて反応する第2度無月経又は抗エストロゲン療法(クロミフェンクエン酸塩、シクロフェニル等)が奏効しない第1度無月経の患者に投与すること。
通常、卵胞刺激ホルモンとして150又は225単位を1日1回皮下又は筋肉内投与する。患者の反応に応じて1日450単位を超えない範囲で適宜用量を調節し、卵胞が十分に発育するまで継続する。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。妊娠する可能性がある。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。卵巣過剰刺激症候群を起こしやすい。,,,,
子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある。
子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。
症状が増悪するおそれがある。
乳癌が再発するおそれがある。
本剤の投与の可否については、本剤が血栓塞栓症の発現リスクを増加させることを考慮して判断すること。なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意すること。,,,,,
妊娠初期の投与を避けるため、投与前少なくとも1ヵ月間は基礎体温を記録させること。,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊娠中の投与は不要である。,
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
*排卵誘発及び卵胞の最終成熟に使用する薬剤ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤等
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卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある。
卵巣への過剰刺激に伴う過剰なエストロゲンにより、血管透過性が亢進される。
本剤を用いた不妊治療により、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあり、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症、肺水腫、腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、重症度に応じて、本剤の投与中止、卵胞の最終成熟又は排卵誘発の延期や中止等の要否を含め、実施中の不妊治療の継続の可否を判断すること。また、卵巣過剰刺激症候群の重症度に応じた適切な処置を行うこと。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、直ちに本剤の投与を中止し、入院させて適切な処置を行うこと。 ,,,,,,
頻度不明
過敏症
発赤、発疹、ほてり
投与部位
疼痛
その他
悪心、頻尿、しびれ感、頭痛、浮腫、尿量増加
本療法(ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン製剤と胎盤性性腺刺激ホルモン製剤との組合せ投与)による36施設での2,166例、6,096周期の臨床試験の概要は以下のとおりである1) 。
ヒト下垂体性性腺刺激ホルモンは、卵胞刺激ホルモン活性を有し、卵巣に作用して原始卵胞から発育卵胞を形成する。次いで黄体形成ホルモンとの協力により卵胞を成熟させ、卵胞ホルモンを分泌させて排卵を誘発する2) 。
ヒト下垂体性性腺刺激ホルモン(Human Menopausal Gonadotrophin)
白色~微黄色の粉末である。水にやや溶けやすい。
10アンプル(溶解液:日局注射用水1mL 10アンプル添付)
10アンプル(溶解液:日局注射用水2mL 10アンプル添付)
1) 倉智敬一ほか:産科と婦人科. 1983;50:274-281
2) 第十八改正日本薬局方解説書(廣川書店). 2021;C-2650-2654
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