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処方箋医薬品注)
本剤を含むがん化学療法は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ実施すること。適応患者の選択にあたっては、各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
ダクラタスビル塩酸塩、アスナプレビル
リルピビリン塩酸塩、リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン、ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩
通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。なお、年齢、症状により適宜増減する。
投与方法
投与量・投与回数(デキサメタゾンとして)
静脈内注射
1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
点滴静脈内注射
1回1.65〜8.3mg、1日1〜2回
筋肉内注射
関節腔内注射
1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
軟組織内注射
1回1.65〜5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
腱鞘内注射
1回0.66〜2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
滑液嚢内注入
硬膜外注射
1回1.65〜8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
脊髄腔内注入
1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
胸腔内注入
腹腔内注入
1回1.65mg
局所皮内注射
1回0.04〜0.08mg宛0.83mgまで、週1回
卵管腔内注入
1回0.33〜0.83mg
注腸
1回0.33〜5.0mg
結膜下注射
1回0.33〜2.1mg、その際の液量は0.2〜0.5mLとする
球後注射
1回0.83〜4.1mg、その際の液量は0.5〜1.0mLとする
点眼
1回0.21〜0.83mg/mL溶液1〜2滴、1日3〜8回
ネブライザー
1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻腔内注入
副鼻腔内注入
鼻甲介内注射
1回0.66〜4.1mg
鼻茸内注射
喉頭・気管注入
中耳腔内注入
耳管内注入
食道注入
1回0.83〜1.65mg
〈多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法〉
ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に、投与する。なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる。
〈抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)〉
静脈内注射点滴静脈内注射
通常、成人には1日3.3〜16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する。ただし、1日最大16.5mgまでとする。
悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。
免疫抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。
粘膜防御能の低下等により、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。
中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。
免疫抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。
免疫抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。
水晶体線維に影響し、後嚢白内障が増悪するおそれがある。,
眼圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。,
ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。
ナトリウム・水貯留作用により、電解質異常が増悪するおそれがある。
血液凝固能が亢進し、血栓症が増悪するおそれがある。
創傷治癒を遅延するおそれがある。
心破裂を起こしたとの報告がある。
糖新生促進作用(血糖値上昇)等により、糖尿病が増悪するおそれがある。
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、眼科的投与は避けること。免疫抑制作用により、これらの症状が増悪するおそれがある。
骨形成抑制作用及びカルシウム代謝の障害を起こすことにより、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。
血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。
脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。
脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。
使用当初、一時症状が増悪することがある。
本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意すること。異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
副腎皮質ホルモン剤の投与により、気管支喘息患者の喘息発作を増悪させたとの報告がある。
褐色細胞腫クリーゼがあらわれることがある。
症状が増悪するおそれがある。
慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。新生児に副腎不全を起こすことがある。また、血圧上昇、心筋壁の肥厚を起こすとの報告がある。動物実験で催奇形作用が報告されている。本剤(デキサメタゾンとして1日0.15mg)をマウスの妊娠11日から14日まで4日間にわたり筋肉内注射した試験において、口蓋裂の発生が認められている1) 。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中へ移行することがある。
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後嚢白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。
デスモプレシン酢酸塩水和物
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
機序不明
ダクラタスビル塩酸塩
アスナプレビル
リルピビリン塩酸塩
リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン
ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩
これらの薬剤の血中濃度を低下させ、作用を減弱させるおそれがある。
本剤のCYP3A4誘導作用により、これらの薬剤の代謝が促進される可能性がある。
バルビツール酸誘導体
リファンピシンカルバマゼピン
本剤の作用が減弱することが報告されている。
これらの薬剤がチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。
フェニトイン
フェニトインがチトクロームP450を誘導し、本剤の代謝が促進される。
併用により、フェニトインの血中濃度が上昇又は低下するとの報告がある。
サリチル酸誘導体
併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されている。
本剤はサリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。
抗凝血剤
抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されている。
本剤は血液凝固促進作用がある。
糖尿病用薬
これらの薬剤の作用を減弱させることが報告されている。
本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する。
血圧降下剤
これらの薬剤の作用を減弱させるおそれがある。
利尿剤
利尿剤(カリウム保持性利尿剤を除く)
併用により、低カリウム血症があらわれることがある。
本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。
シクロスポリン
副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告がある。
シクロスポリンの代謝を阻害する。
マクロライド系抗生物質
アゾール系抗真菌剤
副腎皮質ホルモン剤の作用が増強されるとの報告がある。
本剤の代謝が阻害されるおそれがある。
HIVプロテアーゼ阻害剤
本剤のAUCの上昇あるいはこれらの薬剤のAUCが低下するおそれがある。
チトクロームP450に対して競合する可能性がある。また、本剤がチトクロームP450を誘導することより、これらの薬剤の代謝が促進される可能性がある。
エフェドリン
副腎皮質ホルモン剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するとの報告がある。
サリドマイド
海外において、多発性骨髄腫における本剤との併用により、中毒性表皮壊死症(Lyell症候群)が発現したとの報告がある。
失神、意識喪失、呼吸困難、顔面蒼白、血圧低下等の症状があらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。,,,,
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リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合、腫瘍崩壊症候群があらわれることがある。異常が認められた場合には、適切な処置(生理食塩液、高尿酸血症治療剤等の投与、透析等)を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
頻度不明
内分泌
月経異常
消化器
下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
精神神経系
多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格
筋肉痛、関節痛
投与部位
関節の不安定化注1)、疼痛・腫脹・圧痛の増悪
組織の萎縮による陥没(局所)
脂質・蛋白質代謝
満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質
浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼
中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液
白血球増多
皮膚
ざ瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、そう痒、発汗異常、顔面紅斑、紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、脂肪織炎
その他
発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減、しゃっくり、刺激感(ピリピリした痛み、しびれ、ひきつり感等)注2)
副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にワクチンを接種して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
健康成人10例にデキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(デキサメタゾンとして20mg)を静注した場合、速やかに水解されて遊離型デキサメタゾンに変換され、血漿中遊離型デキサメタゾン濃度は、投与後約5分で最高値(58.1±6.2μg/dL)を示し、半減期は4.74±0.43時間であった2) 。
デキサート注射液3.3mgとデカドロン注射液3.3mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1mL(デキサメタゾンとして3.3mg)健康成人男子に筋肉内投与して血漿中デキサメタゾン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について統計解析を行った結果、両剤の生物学的同等性が確認された3) 。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUC0→inf(ng・hr/mL)
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
デキサート注射液3.3mg
169.83±47.46
23.61±3.40
1.22±0.55
5.08±0.89
デカドロン注射液3.3mg
184.69±48.70
24.62±3.03
1.13±0.22
4.99±0.94
(mean±S.D., n=16)
※血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
健康成人10例にデキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(デキサメタゾンとして20mg)を静注した場合、主として尿中に排泄され、静注後24時間までの遊離型デキサメタゾン排泄率は5.98±0.93%を示した2) 。
デキサメタゾンはグルココルチコイドに属し、すぐれた糖質代謝作用を有し、抗炎症・抗リウマチ・抗アレルギー作用を発揮する一方、鉱質代謝作用が比較的弱いことが認められている(ラット及びマウス)4),5) 。コルチコイド活性に関する動物実験から抗炎症作用(抗肉芽腫作用)、胸腺退縮作用、肝グリコーゲン沈着作用が明らかにされている(ラット)5) 。
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(Dexamethasone sodium phosphate)
16α-methyl-9α-fluoroprednisolone 21-phosphate disodium salt
C22H28FNa2O8P
516.40
白色〜微黄色の結晶性の粉末で、においはないか又はわずかにエタノール臭がある。水に溶けやすく、エタノール(95)に極めて溶けにくく、1, 4-ジオキサン、ジエチルエーテル、ジクロロメタン又はクロロホルムにほとんど溶けない。吸湿性である。
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL:10アンプル、50アンプル
1) Pinsky, L. et al.:Science. 1965;147:402-403
2) 中村毅:臨床薬理. 1981;12(1):1-16
3) 社内資料:生物学的同等性試験
4) Thompson, J. et al.:J Exp Med.1970;131(3):429-442
5) 梅原千治ほか:ステロイドホルモンV 南江堂1967
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