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本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
クロラムフェニコール感性菌
細菌性腟炎
1回1錠1日1回局所に挿入する。
用量並びに使用間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に使用すること。生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。
呼吸困難、発疹、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹、そう痒、局所の発赤、局所の刺激、局所のびらん、接触性皮膚炎、全身性皮疹・紅斑
長期連用注)
内服、注射等全身投与の場合と同様な症状
本剤はPTPシートから取り出して腟内にのみ使用するよう指導すること。
子宮及び腟壁摘出術を施行する34例にクロラムフェニコール腟錠の通常用量(1回1錠)を腟内投与した結果、33例には血清中へのクロラムフェニコールの移行は、ほとんど認められなかった1)。
クロラムフェニコールの臨床試験は細菌性腟炎を対象として、5施設、70例について実施された結果、その有効率は、77.1%(54/70)であった。投与方法は1日1回1錠を局所に挿入し、原則として7日間投与した後、臨床効果の判定が行われた。自覚的症状の改善:帯下感に対して84%(59/70)の改善率が得られた。他覚的症状の改善:帯下量、帯下性状、腟清浄度及び細菌学的効果の改善が得られた。また腟内pHも5.0~5.8に正常化がみられた2)。
細菌の蛋白合成を阻害することにより、静菌的に作用する3)。
クロラムフェニコール(Chloramphenicol)
2,2-Dichloro-N-[(1R,2R)-1,3-dihydroxy-1-(4-nitrophenyl)propan-2-yl]acetamide
C11H12Cl2N2O5
323.13
白色~黄白色の結晶又は結晶性の粉末である。メタノール又はエタノール(99.5)に溶けやすく、水に溶けにくい。
150~155℃
60錠[6錠(PTP)×10]
1) 松田静治 他:産科と婦人科.1985;52(5):553-560
2) 松田静治 他:産婦人科の世界.1982;34(6):651-654
3) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021;C1808-1812
4) グッドマン・ギルマン:薬理書[下]薬物治療の基礎と臨床 第12版 廣川書店.2013;1970-1974
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