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チニダゾール腟錠200mg「F」

添付文書番号

2529706H1050_1_03

企業コード

670109

作成又は改訂年月

2023年9月改訂(第1版)

日本標準商品分類番号

872529

薬効分類名

抗トリコモナス剤

承認等

チニダゾール腟錠200mg「F」

販売名コード

YJコード

2529706H1050

販売名英語表記

TINIDAZOLE vaginal tablets

承認番号等

承認番号

22500AMX01302

販売開始年月

1992年7月

貯法・有効期間

貯法

室温保存

有効期間

3年

一般的名称

チニダゾール

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

チニダゾールに対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

チニダゾール腟錠200mg「F」

有効成分1錠中 日局 チニダゾール   200mg
添加剤乳糖水和物、硫酸カルシウム水和物、トウモロコシデンプン、アルギン酸、ステアリン酸マグネシウム

3.2 製剤の性状

チニダゾール腟錠200mg「F」

色・剤形両面がくぼんでいる白色の円形素錠
外形
大きさ直径15.3mm
厚さ4.9mm
質量1030mg
識別コードFJ10

4. 効能又は効果

トリコモナス腟炎

6. 用法及び用量

チニダゾールとして、通常成人1クールとして1日1回200mgを7日間腟内に挿入する。
投薬終了後、腟トリコモナスを検出した場合は、投薬終了時より少なくとも1週間ぐらいの間隔を置いて再投与する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

頻度不明

泌尿・生殖器

治療実施中にCandida albicansが出現

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

本剤はPTPシートから取り出して腟内にのみ使用するよう指導すること。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序

明確な機序は不明である。

18.2 抗原虫作用

  1. 18.2.1 腟トリコモナスに対し、in vitro、ラット及びマウスを用いた試験において殺虫的に作用する1),2)
  2. 18.2.2 チニダゾールのTrichomonas vaginalisに対する最小発育阻止濃度は0.13~1.0μg/mLであり、最小殺虫濃度は1.0μg/mL(48時間)で、4.0μg/mLでは6時間で完全な殺虫効果を示した(in vitro1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

一般的名称

チニダゾール (Tinidazole)

化学名

1-[2-(Ethylsulfonyl)ethyl]-2-methyl-5-nitro-1H-imidazole

分子式

C8H13N3O4S

分子量

247.27

性状

淡黄色の結晶性の粉末である。
無水酢酸又はアセトンにやや溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(99.5)に溶けにくく、水に極めて溶けにくい。

化学構造式

融点

125~129℃

22. 包装

60錠[6錠(PTP)×10]

24. 文献請求先及び問い合わせ先

富士製薬工業株式会社 富山工場 学術情報課

〒939-3515 富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地

(TEL)0120-956-792
(FAX)076-478-0336

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元

富士製薬工業株式会社

富山県富山市水橋辻ヶ堂1515番地

〒100-0013 東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル

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