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毒薬
処方箋医薬品注)
他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはレナリドミドとして、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法またはB法で経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。A法:1日1回25mgを21日間連日投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。B法:1日1回25mgを14日間連日投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
通常、成人にはレナリドミドとして1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
血小板数/好中球数
治療中の処置及び再開時の減量の目安
血小板減少
25,000/μL未満に減少
本剤を休薬する。その後50,000/μL以上に回復した場合には、本剤を休薬前の投与量から5mg減量して再開。なお、休薬前の投与量が5mgの1日1回投与の場合は、本剤2.5mgを1日1回投与で再開。
好中球減少
500/μL未満に減少又は発熱性好中球減少症(1,000/μL未満に減少及び体温38.5℃以上の場合)
本剤を休薬する。その後1,000/μL以上に回復した場合には、本剤を休薬前の投与量から5mg減量して再開。なお、休薬前の投与量が5mgの1日1回投与の場合は、本剤2.5mgを1日1回投与で再開。
本剤を減量した後、医師により骨髄機能が回復したと判断される場合には用量を5mgずつ増量(2.5mg投与の場合は5mgへ増量)することができる。ただし、開始用量を超えないこと。
30,000/μL未満に減少
本剤を休薬する。その後30,000/μL以上に回復した場合には、本剤15mgを1日1回投与で再開。
休薬2回目以降、再度30,000/μL未満に減少
本剤を休薬する。その後30,000/μL以上に回復した場合には、本剤を前回投与量から5mg減量して1日1回で再開。
1,000/μL未満に減少
本剤を休薬する。
休薬2回目以降、再度1,000/μL未満に減少
本剤を休薬する。その後1,000/μL以上に回復した場合には、本剤を前回投与量から5mg減量して1日1回で再開。
本剤を休薬する。次のいずれかの場合には、本剤を休薬前の用量から1用量レベル注)下げた用量で再開。
500/μL未満に減少
本剤を休薬する。測定値が500/μL以上に回復した場合には、本剤を休薬前の用量から1用量レベル注)下げた用量で再開。
注)再開時の用量レベル
用量レベル
本剤の用法・用量
開始用量
1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。
用量レベル1
1日1回5mgを連日経口投与する。
用量レベル2
2日に1回5mgを経口投与する。
用量レベル3
1週間に2回5mgを経口投与する。
深部静脈血栓症が発現、増悪することがある。,
重篤な好中球減少症及び血小板減少症が発現することがある。,,,
移植臓器に対する拒絶反応又は移植片対宿主病が発現するおそれがある。
本剤の投与開始後は継続して肝機能検査や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。本剤の投与によりB型肝炎ウイルスの再活性化があらわれることがある。,
**投与量及び投与間隔の調節を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。副作用が強くあらわれるおそれがある。また、腎機能障害が悪化することがある。,,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。カニクイザルでの生殖発生毒性試験では、妊娠中にレナリドミドを投与された母動物の胎児に奇形が認められた。レナリドミドはヒトで催奇形性を有する可能性がある。,,,,,,
授乳中の女性には投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
ジギタリス製剤(ジゴキシン等)
ジゴキシンの血漿中濃度が増加するとの報告があるので、併用する場合には注意すること。
機序不明
,
汎血球減少症(1.1%)、好中球減少症(40.1%)、血小板減少症(19.2%)、貧血(20.4%)、発熱性好中球減少症(2.2%)等の骨髄抑制があらわれることがある。なお、血小板減少が生じた結果、消化管出血等の出血に至った症例も報告されている。,,,
肺炎、敗血症等の重篤な感染症があらわれることがある。また、B型肝炎ウイルスの再活性化があらわれることがある。,
本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察し、意識障害、認知障害、麻痺症状(片麻痺、四肢麻痺)、言語障害等の症状があらわれた場合は、MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー(頻度不明)、血管浮腫(頻度不明)、発疹(14.0%)、蕁麻疹(0.6%)等の過敏症があらわれることがある。
異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行い、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
心筋梗塞(0.4%)、心不全(1.1%)、心房細動等の不整脈(3.1%)が報告されている。
錯感覚(7.5%)、末梢性ニューロパチー(5.5%)、感覚鈍麻(3.3%)、筋力低下(2.2%)等の末梢神経障害が報告されている。
AST、ALT、γ-GTP上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
5%以上
1~5%未満
1%未満
胃腸
便秘(21.2%)、下痢、悪心
嘔吐、口内乾燥、腹痛、消化不良、口内炎、上腹部痛
腹部不快感、胃腸炎、腸炎
心臓
動悸
血管
低血圧
高血圧、潮紅
呼吸器
呼吸困難、咳嗽
鼻出血、しゃっくり、口腔咽頭痛、上気道の炎症、嗄声
筋骨格
筋痙縮
四肢痛、関節痛、筋肉痛、背部痛
筋骨格痛、骨痛、ミオパチー、筋骨格硬直、頚部痛
内分泌
甲状腺機能亢進症、クッシング症候群
代謝
食欲不振
低カリウム血症、低カルシウム血症、高血糖、低リン酸血症
脱水、低ナトリウム血症、低アルブミン血症、痛風、低蛋白血症、高カリウム血症、高クロール血症、低尿酸血症
血液
好酸球増加症、白血球数増加、好塩基球増加、播種性血管内凝固
精神・神経系
味覚異常
浮動性めまい、振戦、不眠症、頭痛、傾眠、錯乱状態
うつ病、易刺激性、不安、気分動揺、譫妄
皮膚
そう痒症
皮膚乾燥、紅斑、多汗、脱毛症
湿疹
眼
霧視、白内障
その他
疲労(21.1%)、腫瘍フレア(10.9%)注2)、無力症、末梢性浮腫
発熱、体重減少、浮腫、倦怠感
悪寒、CRP増加、ALP増加、挫傷、LDH増加、胸痛、体重増加、転倒、フィブリンDダイマー増加、アミラーゼ増加
脱カプセルをしないこと。
未治療の多発性骨髄腫患者を対象とした3つの海外臨床試験において、本剤投与群で対照群と比較して悪性腫瘍の発現割合が高く、本剤投与群で、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、B細胞性悪性腫瘍及び固形癌等の悪性腫瘍が発現した2),3),4)。また、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした2つの海外臨床試験において、本剤投与群で対照群と比較して悪性腫瘍の発現割合が高く、本剤投与群で、基底細胞癌、有棘細胞癌及び固形癌等の悪性腫瘍が発現した5)。未治療の慢性リンパ性白血病(承認外効能・効果)患者を対象とした海外臨床試験において、本剤投与群で対照(クロラムブシル(国内未承認))群と比較して死亡リスクが92%増加したことが報告されている。また、本剤投与群で対照群と比較して、心房細動、心筋梗塞、心不全等の重篤な循環器系の副作用の発現割合が高かったことが報告されている6)。
健康成人にレナリドミド3用量(5mg注1)、10mg、20mg注1))を単回経口投与したときのレナリドミドの薬物動態パラメータは以下のとおりであり、レナリドミドの血漿中濃度は投与約0.5~1時間後に最高値に達し、t1/2は約2~3時間であった7)。
用量
5mg注1)(7例)
10mg(7例)
20mg注1)(7例)
Cmax(ng/mL)
113±35
227±46
521±195
AUC∞(ng・h/mL)
345±59
727±115
1462±174
tmax(h)
1.0(0.50, 2.5)
1.0(0.50, 1.0)
0.50(0.50, 1.5)
t1/2(h)
2.28±0.48
2.36±0.41
2.24±0.42
平均値±標準偏差平均値は算術平均値tmaxは中央値(最小, 最大)
再発又は難治性の多発性骨髄腫患者にレナリドミド10mg注1)及び25mgを単回経口投与及び反復経口投与したときのレナリドミドの薬物動態パラメータは以下のとおりであり、レナリドミドの血漿中濃度は投与約0.5~1時間後に最高値に達し、t1/2は約2~3時間であった。また、反復投与による蓄積性は認められなかった8),9)。
10mg注1)(3例)
25mg(6例)
投与方法
単回投与
反復投与
330±116
316±69
642±163
721±109
AUCτ(ng・h/mL)
1063±300
1050±300
2835±1059
2892±952
0.93(0.50, 1.0)
0.5(0.45, 1.0)
1.0(0.43, 2.0)
0.97(0.45, 1.5)
2.57±0.65
2.45±0.42
3.20±0.83
3.26±1.02
5番染色体長腕部q31q33欠失を有し低リスク又は中間-1リスクの骨髄異形成症候群による貧血症状を伴う骨髄異形成症候群患者にレナリドミド10mgを単回経口投与及び反復経口投与したときのレナリドミドの薬物動態パラメータは以下のとおりであり、レナリドミドの血漿中濃度は投与2.5時間及び2.9時間後にそれぞれ最高値に達し、t1/2はそれぞれ3.3時間及び3.7時間であった。また、反復投与による蓄積性は認められなかった10),11)。
単回投与(6例)
反復投与(5例)
145±56
155±47
925±344a
936±355
2.52
2.93
3.33±0.81a
3.70±1.20
平均値±標準偏差平均値は算術平均値tmaxは中央値a:5例
レナリドミドカプセル5mg「F」とレブラミドカプセル5mgをクロスオーバー法によりそれぞれ1カプセル(レナリドミドとして5mg)日本人閉経後健康女性に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された12)。
判定パラメータ
参考パラメータ
AUCt(ng・hr/mL)
tmax(hr)
t1/2(hr)
レナリドミドカプセル5mg「F」
407.02±51.67
146.01±27.21
0.70±0.31
2.63±0.35
レブラミドカプセル5mg
407.15±52.10
146.16±37.76
0.78±0.29
2.60±0.30
(mean±S.D., n=25)
※血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
健康成人(17例)にレナリドミド25mgを高脂肪・高カロリー食の食後に経口投与したときのAUC、Cmaxは空腹時に経口投与したときと比べてそれぞれ約20%、約50%低下し、tmaxは約1.6時間延長した13)(外国人データ)。
レナリドミドの平均血漿蛋白結合率は約30%であった14)(外国人データ)。また、健康成人(24例)にレナリドミド25mgを反復経口投与したとき、精液中にレナリドミドは、最終投与から24時間後に検出されたが、最終投与から72時間後には精液中にレナリドミドは検出されなかった15),16)(外国人データ)。,,
In vitro試験ではレナリドミドはヒト肝ミクロソーム及び肝細胞のいずれでも酸化や抱合等の代謝は受けなかった17)(外国人データ)。
レナリドミドの代謝は未変化体での排泄がほとんどである。健康成人に[14C]レナリドミドを単回経口投与したとき、投与量の約82%の放射能が未変化体として尿中に排泄された17),18)(外国人データ)。
腎機能障害患者にレナリドミド25mgを単回経口投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであり、AUCは増加した(中等症~重症(透析必要)腎障害で約3~5倍)。また、腎機能の低下に伴いレナリドミドの経口クリアランス(CL/F)、腎クリアランス(CLR)は減少した19),20)(外国人データ)。,,
腎機能
正常(7例)
軽症(5例)
中等症(6例)
重症(透析不要)(6例)
重症(透析必要)(6例)
605±246
691±110
592±177
765±81.3
552±140
2181±703
2767±1094
6021±847
8191±1317
11121±2133
1.0(0.50, 2.0)
1.0(1.0, 1.0)
1.0(0.50, 1.5)
1.5(0.50, 2.0)
1.3(1.0, 2.0)
3.34±0.88
3.67±0.70
10.6±3.33
9.22±2.44
15.6±1.14
平均値±標準偏差平均値は算術平均値tmaxは中央値(最小, 最大)腎機能別クレアチニンクリアランス(CLcr)実測値正常:83~145mL/min、軽症:57~74mL/min、中等症:33~46mL/min、重症:17~29mL/min
腎機能に障害のある患者に本剤を投与する場合は、下表に示すCLcr値を参考値として本剤投与量及び投与間隔の調節を考慮すること。
用法・用量
腎機能(CLcr)
中等症30≤CLcr<60mL/min
重症(透析不要)CLcr<30mL/min
重症(透析必要)CLcr<30mL/min
多発性骨髄腫
本剤10mgを1日1回投与で開始し、2サイクル終了後忍容可能な場合は15mgに増量できる。
本剤15mgを2日に1回投与
本剤5mgを1日1回投与(透析日は透析後に投与)
5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群
本剤5mgを1日1回投与
本剤2.5mgを1日1回投与a
本剤2.5mgを1日1回投与b(透析日は透析後に投与)
用法・用量はシミュレーションに基づき算出a:本剤5mgを2日に1回投与とすることもできる。b:本剤5mgを週3回投与とすることもできる。
健康成人(17例)にレナリドミド(10mg注1)1日1回)を反復経口投与後にジゴキシン0.5mgを単回経口投与したとき、レナリドミド投与下でのジゴキシンのCmax及びAUC∞はレナリドミド非投与下と比較して約14.0%増加した21)(外国人データ)。
再発又は難治性の多発性骨髄腫患者(6例)にレナリドミド25mgをデキサメタゾン40mgと反復併用投与したとき、レナリドミドの薬物動態への影響は認められなかった8),22)。健康成人(14例)にP-糖蛋白阻害剤であるキニジン硫酸塩水和物(600mg 1日2回)を反復経口投与後にレナリドミド25mgを単回経口投与したとき、レナリドミドの薬物動態への影響は認められなかった23)(外国人データ)。健康成人(11例)にP-糖蛋白阻害剤/基質であるテムシロリムス25mgとレナリドミド25mgを単回併用投与したとき、レナリドミド及びテムシロリムスの薬物動態への影響は認められなかった23)(外国人データ)。
レナリドミドカプセル2.5mg「F」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」に基づき、レナリドミドカプセル5mg「F」を標準製剤とした溶出試験の結果、溶出挙動が同等と判定され、生物学的に同等とみなされた24)。
65歳以上又は造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者を対象とした第Ⅱ相試験(MM-025試験)を実施し、レナリドミド25mg注1)+デキサメタゾン40mg注2)併用療法(Ld療法)の有効性を検討した。その結果、奏効率は83.3%[95%信頼区間:68.4, 98.2](最良部分寛解3/24例、部分寛解17/24例)であった25)。安全性評価症例26例中25例(96.2%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、発疹12例(46.2%)、好中球減少症7例(26.9%)、便秘6例(23.1%)、血小板減少症6例(23.1%)、貧血5例(19.2%)、白血球減少症5例(19.2%)、皮膚乾燥3例(11.5%)、そう痒症3例(11.5%)、斑状丘疹状皮疹3例(11.5%)、口内炎3例(11.5%)、味覚異常3例(11.5%)、倦怠感3例(11.5%)であった25)。,
注1)レナリドミドの用法・用量は28日を1サイクルとし、1日1回25mgを21日間経口投与する。なお、症状に応じ適宜減量する。国内臨床試験では、レナリドミドを投与される全ての患者に対して、レナリドミドの投与開始時から抗血栓薬又は抗凝固薬を投与する規定であった。
注2)デキサメタゾンの用法・用量は28日を1サイクルとし、1日1回40mg(75歳を超える患者には20mg)を1、8、15、22日目に経口投与する。
65歳以上又は造血幹細胞移植の適応とならない未治療の多発性骨髄腫患者を対象とした第Ⅲ相試験(MM-020試験)を実施し、レナリドミド25mg注1)+デキサメタゾン40mg注2)併用療法(Ld療法)を病勢進行まで投与したLd群、Ld療法を18サイクル(72週、1サイクル:28日)投与したLd18群及びメルファラン0.25mg/kg、プレドニゾン2mg/kg、サリドマイド200mgの併用療法を12サイクル(72週、1サイクル:42日)投与したMPT群の3群による有効性を検討した。その結果、Ld群ではMPT群に比べて主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)の有意な延長が認められた。なお、副次評価項目である全生存期間(OS)の中間解析結果では、有意な延長は認められていない26)。
Ld群(535例)
Ld18群(541例)
MPT群(547例)
PFS
イベント発生者数(%)
278(52.0)
348(64.3)
334(61.1)
中央値a(ヵ月)[95%信頼区間]b
25.5[20.7, 29.4]
20.7[19.4, 22.0]
21.2[19.3, 23.2]
ハザード比c[95%信頼区間]
0.72[0.61, 0.85]
p値(Log-rank検定)
0.00006
OS
死亡患者数(%)
173(32.3)
192(35.5)
209(38.2)
55.1[55.1, NE]
53.6[47.0, NE]
48.2[44.3, NE]
0.78[0.64, 0.96]
0.01685
a:中央値はKaplan-Meier法による推定値b:中央値の95%信頼区間c:MPT群のハザードに対するLd群のハザードの比NE:Not Estimable(推定不可)
Ld群の安全性評価症例において、532例中482例(90.6%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、好中球減少症169例(31.8%)、貧血125例(23.5%)、便秘119例(22.4%)、下痢112例(21.1%)、疲労107例(20.1%)、血小板減少症86例(16.2%)、末梢性感覚ニューロパチー85例(16.0%)、発疹73例(13.7%)、無力症60例(11.3%)、筋痙縮57例(10.7%)、白血球減少症56例(10.5%)、錯感覚56例(10.5%)であった。Ld18群の安全性評価症例において、540例中481例(89.1%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、好中球減少症165例(30.6%)、便秘127例(23.5%)、疲労126例(23.3%)、貧血118例(21.9%)、下痢84例(15.6%)、発疹81例(15.0%)、末梢性感覚ニューロパチー76例(14.1%)、血小板減少症75例(13.9%)であった26)。,
注1)レナリドミドの用法・用量は28日を1サイクルとし、1日1回25mgを21日間経口投与する。なお、症状に応じ適宜減量する。海外臨床試験では、レナリドミドを投与される全ての患者に対して、レナリドミドの投与開始時から抗血栓薬又は抗凝固薬を投与する規定であった。
自家造血幹細胞移植の適応とならない注1)未治療の多発性骨髄腫患者446例(日本人患者25例を含む)を対象に、レナリドミド注2)、ボルテゾミブ注3)、デキサメタゾン注4)(BLd)併用療法とBLd併用療法にイサツキシマブ(Isa)注5)を上乗せしたIsaBLd併用療法を、それぞれ2:3の割合で割付け、比較するランダム化非盲検国際共同第Ⅲ相試験を実施した。その結果、主要評価項目である無増悪生存期間の中央値は、IsaBLd群では到達せず、BLd群では54.34ヵ月(95%信頼区間:45.207~推定不能)であり、IsaBLd群で統計学的に有意な延長が示された(ハザード比:0.596、98.5154%信頼区間:0.406~0.876、p=0.0005[層別log-rank検定]、2023年9月26日データカットオフ)27)。
IsaBLd群263例中257例(97.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、末梢性感覚ニューロパチー142例(54.0%)、下痢96例(36.5%)、好中球減少症77例(29.3%)、疲労65例(24.7%)、便秘62例(23.6%)、注入に伴う反応61例(23.2%)、白内障55例(20.9%)、不眠症44例(16.7%)、無力症38例(14.4%)、発疹37例(14.1%)、末梢性浮腫36例(13.7%)、血小板減少症35例(13.3%)、上気道感染33例(12.5%)、肺炎31例(11.8%)、筋痙縮27例(10.3%)であった。BLd群181例中175例(96.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、末梢性感覚ニューロパチー105例(58.0%)、下痢66例(36.5%)、便秘47例(26.0%)、疲労40例(22.1%)、好中球減少症38例(21.0%)、末梢性浮腫34例(18.8%)、不眠症29例(16.0%)、無力症27例(14.9%)、白内障25例(13.8%)、発疹22例(12.2%)、血小板減少症21例(11.6%)、上気道感染20例(11.0%)であった。,,,
注1)65歳以上の大量化学療法不適応の患者、又は65歳未満であるが造血幹細胞移植併用大量化学療法の忍容性に悪影響を及ぼす可能性の高い重大な併存疾患を有する患者を選択した。
注2)レナリドミドの用法及び用量は寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回25mg(CLcrが30mL/min以上60mL/min未満の患者は10mg)を、1~14日目及び22~35日目に経口投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、1日1回25mg(CLcrが30mL/min以上60mL/min未満の患者は10mg)を1~21日目に経口投与した。
注3)ボルテゾミブの用法及び用量は寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回1.3mg/m2を、各サイクルの1、4、8、11、22、25、29、32日目に皮下投与した。
注4)デキサメタゾンの用法及び用量は寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回20mgを、1、2、4、5、8、9、11、12、15、22、23、25、26、29、30、32、33日目(75歳以上の患者は第1、4、8、11、15、22、25、29及び32日目)に静脈内投与又は経口投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、1日1回20mgを1、8、15、22日目に静脈内投与又は経口投与した。
注5)イサツキシマブの用法及び用量は寛解導入期間(1~4サイクル)では42日間を1サイクルとし、1日1回10mg/kgを、最初のサイクルは5回(1、8、15、22、29日目)、2~4サイクルは2週間間隔(1、15、29日目)で静脈内投与した。継続投与期間(5サイクル以降)では28日間を1サイクルとし、5~17サイクルは1日1回10mg/kgを2週間間隔(1、15日目)で、18サイクル以降は1日1回10mg/kgを4週間間隔(1日目)で静脈内投与した。
再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象とした第Ⅲ相二重盲検比較試験(MM-009試験)を実施し、レナリドミド25mg注1)+デキサメタゾン40mg注2)併用療法の有効性をデキサメタゾン40mg注2)単独療法と比較した。その結果、レナリドミド+デキサメタゾン群では、無増悪期間(TTP)、OSのいずれの評価に対しても、デキサメタゾン単独群と比べて有意に延長効果が認められた28)。
レナリドミド+デキサメタゾン群(177例)
デキサメタゾン単独群(176例)
TTP
73(41.2)
120(68.2)
中央値a(週)[95%信頼区間]b
60.1[41.1, 80.0]
20.1[16.1, 21.1]
0.285[0.210, 0.386]
<0.001
37(20.9)
60(34.1)
NE[NE]
103.7[82.6, NE]
0.499[0.330, 0.752]
a:中央値はKaplan-Meier法による推定値b:中央値の95%信頼区間c:デキサメタゾン単独群のハザードに対するレナリドミド+デキサメタゾン群のハザードの比NE:Not Estimable(推定不可)
レナリドミド+デキサメタゾン群の安全性評価症例において、177例中164例(92.7%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。主な副作用は、好中球減少症72例(40.7%)、疲労57例(32.2%)、便秘38例(21.5%)、筋痙攣34例(19.2%)、不眠症34例(19.2%)、血小板減少症33例(18.6%)、貧血32例(18.1%)、下痢28例(15.8%)、悪心23例(13.0%)、発疹23例(13.0%)、浮動性めまい22例(12.4%)、味覚異常22例(12.4%)、末梢性浮腫22例(12.4%)、霧視22例(12.4%)、頭痛20例(11.3%)、深部静脈血栓症19例(10.7%)、振戦18例(10.2%)であった28)。,
注1)レナリドミドの用法・用量は28日を1サイクルとし、1日1回25mgを21日間経口投与する。なお、症状に応じ適宜減量する。
注2)デキサメタゾンの用法・用量は28日を1サイクルとし、1日1回40mgを1~4日、9~12日、17~20日目に経口投与する。これを4サイクル繰り返す。5サイクル目以降は、1日1回40mgを各サイクルの1~4日目に経口投与する。なお、症状に応じ適宜減量する。
5番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群患者を対象注1)とした第Ⅲ相試験(MDS-004試験)を実施し、赤血球輸血依存からの離脱注2)を評価した。その結果、プラセボ群の51例中3例(5.9%)、5mg注3)群の46例中19例(41.3%)、10mg群の41例中23例(56.1%)が赤血球輸血依存からの離脱に成功した。5mg注3)群、10mg群で赤血球輸血依存から離脱した患者の割合はプラセボ群での割合と比べて有意に高かった29)。
割付け群(有効性評価症例)
プラセボ群(51例)
5mg注3)群(46例)
10mg群(41例)
赤血球輸血依存から連続182日以上離脱した患者数(%)
3例(5.9%)
19例(41.3%)
23例(56.1%)
10mg群の安全性評価症例69例中66例(95.7%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められた。10mg群での主な副作用は、好中球減少症52例(75.4%)、血小板減少症33例(47.8%)、そう痒症18例(26.1%)、下痢13例(18.8%)、便秘9例(13.0%)、疲労7例(10.1%)であった29)。
注1)MDS-004試験対象患者の詳細
注2)連続182日(26週)以上赤血球輸血を必要とせず、最大ヘモグロビン濃度がベースライン値に比べて1g/dL以上増加
注3)本剤の承認用法・用量は「1日1回10mgを21日間連日経口投与した後、7日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。」である。
レナリドミドは、サイトカイン産生調節作用、造血器腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、血管新生阻害作用を有すると考えられる。しかし、詳細な作用機序は解明されていない30),31)。
レナリドミド(Lenalidomide)
(3RS)-3-(4-Amino-1-oxo-1,3-dihydro-2H-isoindol-2-yl)piperidine-2,6-dione
C13H13N3O3
259.26
微黄白色~淡黄色の粉末である。ジメチルスルホキシドに溶けやすく、アセトニトリル又はメタノールに溶けにくい。
265~270℃
log P=-0.4
10カプセル[10カプセル(PTP)×1]
40カプセル[10カプセル(PTP)×4]
1) RevMateⓇ(レナリドミド・ポマリドミド適正管理手順)
2) Palumbo A, et al.:N Engl J Med. 2012;366:1759-1769
3) McCarthy PL, et al.:N Engl J Med. 2012;366:1770-1781
4) Attal M, et al.:N Engl J Med. 2012;366:1782-1791
5) Dimopoulos MA, et al:Blood. 2012;119:2764-2767
6) Chanan-Khan A, et al.:Leukemia. 2017;31:1240-1243
7) 第Ⅰ相薬物動態試験(CC-5013-PK-005試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.6)
8) 第Ⅰ相試験(CC-5013-MM-017試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.11)
9) 国内第Ⅰ相試験(CC-5013-MM-017試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、審査報告書)
10) Harada H, et al.:Int J Hematol. 2009;90:353-360
11) 国内第Ⅱ相試験(CC-5013-MDS-007試験)(レブラミドカプセル:2010年8月20日承認、審査報告書)
12) 社内資料:生物学的同等性試験に関する資料(5mg)
13) 第Ⅰ相バイオアベイラビリティ試験(CC-5013-PK-009試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.1)
14) 蛋白結合試験(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.6.4.4)
15) Chen N, et al.:J Clin Pharmacol. 2010;50:767-774
16) 第Ⅰ相薬物動態試験(CC-5013-PK-008試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.8)
17) 健康人でのレナリドミドの薬物動態(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.5.3.1)
18) 薬物動態試験の概要(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、審査報告書)
19) 第Ⅰ相薬物動態試験(CC-5013-PK-001試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.12)
20) 腎機能障害患者に対する用法・用量(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、審査報告書)
21) 第Ⅰ相薬物相互作用試験(CC-5013-PK-004試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.14)
22) Iida S, et al.:Int J Hematol. 2010;92:118-126
23) Chen N, et al.:Cancer Chemother Pharmacol. 2014;73:1031-1039
24) 社内資料:生物学的同等性試験に関する資料(2.5mg)
25) Suzuki K, et al.:Cancer Sci. 2016;107:653-658
26) Benboubker L, et al.:N Engl J Med. 2014;371:906-917
27) Facon T, et al.:N Engl J Med. 2024;391:1597-1609
28) 第Ⅲ相試験(CC-5013-MM-009試験)(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.7.6.15)
29) Fenaux P, et al.:Blood. 2011;118:3765-3776
30) 薬理試験の概要文(レブラミドカプセル:2010年6月25日承認、申請資料概要2.6.2)
31) Gandhi AK, et al.:Curr Cancer Drug Targets. 2010;10:155-167
32) 効力を裏付ける試験(レブラミドカプセル:2010年8月20日承認、審査報告書)
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