当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
向精神薬
習慣性医薬品注)
処方箋医薬品注)
フェノバルビタールとして、通常成人1回50~200mgを1日1~2回、皮下又は筋肉内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
呼吸抑制を起こすことがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、てんかん重積状態があらわれることがある。,
呼吸抑制を起こすことがある。
本剤の作用が強くあらわれることがある。
血圧低下や心拍数減少を起こすおそれがある。
中枢抑制作用が増強される。
精神依存及び身体依存を示すことがある。
依存を示すおそれがある。
甲状腺機能の異常をきたすおそれがある。
症状の悪化、また血中濃度上昇のおそれがある。
症状の悪化、また血中濃度上昇のおそれがある。,
授乳を避けさせること。ヒト乳汁中へ移行し、新生児、乳児に傾眠、哺乳量低下を起こすことがある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ボリコナゾール
タダラフィル
マシテンタン
チカグレロル
アルテメテル・ルメファントリン
ダルナビル・コビシスタット
ドラビリン
*イサブコナゾニウム
これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。
*ミフェプリストン・ミソプロストール
ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまで投与しないこと。
リルピビリン
リルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。
*ニルマトレルビル・リトナビル
ニルマトレルビル及びリトナビルの血中濃度が低下し、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。
リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン
リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。
ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド
ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するため、この薬剤の効果が減弱し、この薬剤に対する耐性が発現する可能性がある。
ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド
ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。
エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド
エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。
ソホスブビル・ベルパタスビル
ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。
ドルテグラビル・リルピビリン
ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。
*カボテグラビル
カボテグラビルの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤のUGT1A1誘導作用によると考えられている。
中枢神経抑制剤
抗ヒスタミン剤
アルコール
相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。
相加的中枢神経抑制作用による。
MAO阻害剤
機序不明
三環系抗うつ剤
四環系抗うつ剤
(1)相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。(2)これらの抗うつ剤の血中濃度が低下することがある注1)。
(1)相加的中枢神経抑制作用による。(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。
メチルフェニデート
本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量するなど注意すること。
メチルフェニデートが肝代謝を抑制すると考えられている。
*バルプロ酸
(1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。(2)バルプロ酸の血中濃度が低下することがある注1)。
(3)バルプロ酸による高アンモニア血症の発現リスクが高まるおそれがある 。
(1)バルプロ酸が肝代謝を抑制する。(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。
(3)機序不明
スチリペントール
(1)本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強されることがある。
(2)スチリペントールの血中濃度が低下することがある注1) 。
(1)スチリペントールが肝代謝を抑制する。
(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。
クロバザム
(1)本剤の血中濃度が上昇することがある。(2)クロバザムの血中濃度が低下することがある注1)。
(1)機序不明(2)本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。
イリノテカン
イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。
本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用による。
主にCYP3Aの基質となる薬剤
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること注1)。
アミノフィリン水和物クロラムフェニコールテオフィリンパロキセチンフレカイニド
*メトロニダゾール
ラモトリギンデフェラシロクスカナグリフロジンラルテグラビル
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある注1)。
本剤がこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。
ルフィナミド
アピキサバン
本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。
ソホスブビルレジパスビル・ソホスブビルグレカプレビル・ピブレンタスビルテノホビル アラフェナミド
本剤のP糖蛋白誘導作用による。
ドルテグラビルドルテグラビル・ラミブジンドルテグラビル・アバカビル・ラミブジン
ドルテグラビルの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。
*レナカパビルナトリウム
レナカパビルの血漿中濃度が低下する可能性があり、レナカパビルの効果が減弱し、レナカパビルに対する耐性が発現する可能性がある。本剤との併用は推奨されない。
本剤の中程度のCYP3A、P-gp及びUGT1A1誘導作用による。
ドキシサイクリン
ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。
クマリン系抗凝血剤
クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調整すること。
アルベンダゾール
アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。
利尿剤
起立性低血圧が増強されることがあるので、減量するなど注意すること。
機序は不明であるが、高用量の本剤は血圧を低下させることがある。
アセタゾラミド
くる病、骨軟化症があらわれやすい。
本剤によるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。
アセトアミノフェン
本剤の長期連用者は、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。
本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN−アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。
セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。
セイヨウオトギリソウの肝薬物代謝酵素誘導作用によると考えられている。
*リオチロニンナトリウム
*レボチロキシンナトリウム水和物
これらの薬剤の血中濃度を低下させることがあるので、併用する場合にはこれらの薬剤を増量するなど慎重に投与すること。
本剤は甲状腺ホルモンの異化を促進すると考えられている。
発熱、紅斑、水疱・びらん、瘙痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
連用により薬物依存を生じることがあるので、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、けいれん、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。,,
注射局所の組織に壊死を起こすことがある。,
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。,
,,
頻度不明
過敏症
猩紅熱様発疹、麻疹様発疹、中毒疹様発疹
血液
血小板減少、巨赤芽球性貧血
肝臓
AST・ALT・γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸
腎臓注2)
蛋白尿等の腎障害
精神神経系
眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動
消化器
食欲不振
骨・歯
くる病注3)、骨軟化症注3)、歯牙の形成不全注3)、低カルシウム血症
内分泌系
甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常
その他
血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿注2)、発熱
中枢神経系及び心血管系抑制。血中濃度40~45μg/mL以上で眠気、眼振、運動失調が起こり、重症の中毒では昏睡状態となる。呼吸は早期より抑制され、脈拍は弱く、皮膚には冷汗があり、体温は下降する。肺の合併症や腎障害の危険性もある。
呼吸管理。炭酸水素ナトリウム投与による尿アルカリ化、利尿剤投与により薬物の排泄を促進させる。重症の場合は、血液透析や血液灌流を考慮すること。
静脈内注射はできない。
筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため、下記の点に配慮すること。
呼吸抑制、血圧降下があらわれることがあるので、注射方法については十分注意し、注射速度はできるだけ遅くすること。
本剤は、水によって主薬を析出するので、静脈内注射及び他の注射剤との混合はしないこと。
本剤の投与により、注射局所の腫脹、硬結を起こすことがある。,
ラット及びマウスに長期間大量投与(ラット:25mg/kg、マウス:75mg/kg)したところ、対照群に比較して肝腫瘍の発生が有意に増加したとの報告がある。
フェノバール注射液100mgをフェノバルビタールとして平均10.2mg/kg乳幼児5例(5ヵ月~1歳6ヵ月)に筋注して得られた血中濃度推移は図のとおりである。投与30分後には血中濃度の上昇傾向がみられ、投与後4~6時間でpeak levelに達した。投与12時間後まではほぼpeak levelに近い値を維持し、以後指数関数的に緩徐に低下した1)。
有効血中フェノバルビタール濃度は10~25μg/mLとされている2)。
GABAA受容体のサブユニットに存在するバルビツール酸誘導体結合部位に結合することにより、抑制性伝達物質GABAの受容体親和性を高め、Cl-チャネル開口作用を増強して神経機能抑制作用を促進する3) 。
フェノバルビタール(Phenobarbital)
5-Ethyl-5-phenylpyrimidine-2, 4, 6(1H, 3H, 5H)-trione
C12H12N2O3
232.24
白色の結晶又は結晶性の粉末である。N,N-ジメチルホルムアミドに極めて溶けやすく、エタノール(95)又はアセトンに溶けやすく、アセトニトリルにやや溶けにくく、水に極めて溶けにくい。水酸化ナトリウム試液に溶ける。飽和水溶液のpHは5.0~6.0である。
175~179℃
1mL 10アンプル
1) 三浦寿男ほか:小児科臨床 1979;32(4):671-681
2) 伊賀立二ほか:薬物投与設計のためのTDMの実際 薬業時報社1993;168-183
3) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店 2021;C4604-C4610
藤永製薬株式会社 くすり相談室
〒103-0027 東京都中央区日本橋2-14-1フロントプレイス日本橋
TEL:03-6327-2478 FAX:03-6327-2479
藤永製薬株式会社
東京都中央区日本橋2-14-1
第一三共株式会社
東京都中央区日本橋本町3-5-1
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.