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ジメチルポリシロキサンとして、通常成人1日120~240mgを食後又は食間の3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
検査15~40分前にジメチルポリシロキサンとして、通常成人40~80mgを約10mLの水とともに経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
検査3~4日前よりジメチルポリシロキサンとして、通常成人1日120~240mgを食後又は食間の3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
0.1~5%未満
0.1%未満
消化器
軟便、胃部不快感、下痢、腹痛
嘔吐、嘔気、食欲不振、胃部重圧感
その他
頭痛
振とう後使用すること。
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、血中には検出されなかった1)。
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、投与1~3時間後に肝臓中に痕跡量検出されたのみで血中及び他の臓器中には検出されなかった1)。
ラット糞中の代謝物を検討すると、糞中に含まれるのはジメチルポリシロキサンそのものであり、未変化のままで排泄されている1)。
Wistar系雄性ラットにジメチルポリシロキサンを500mg/kg経口投与した場合、ジメチルポリシロキサンの胃・小腸の通過はすみやかであり、投与後6時間以内に約50%、12~24時間で約90%が糞中に排泄された。尿中からは検出されず、ほとんどすべて糞中へ排泄される1)。
腹部膨満感などの胃腸の不定愁訴を有する患者を対象に、ジメチルポリシロキサン錠240mg/日(1回80mgを1日3回)投与群57例とプラセボ投与群58例の二重盲検比較試験を行った。全般改善度を、著明改善、中等度改善、軽度改善、不変、悪化の5段階区分にて評価した結果、中等度改善以上の改善率は投与1週後でジメチルポリシロキサン群46.3%、プラセボ群19.6%、投与2週後でジメチルポリシロキサン群50.0%、プラセボ群33.3%であり、投与1週後における改善率はプラセボ群と比較してジメチルポリシロキサン群が有意に高かった。副作用発現割合はジメチルポリシロキサン群1.8%(1/57例)、プラセボ群3.5%(2/58例)であった。認められた副作用は下痢1例であった2)。
ジメチルポリシロキサンは生理学的に不活性な物質である。ジメチルポリシロキサンはガス気泡の表面張力を低下させることにより破泡させ、遊離気体に合体させる。この遊離気体はおくびや放屁となって体外へ容易に排泄される8),9),10) 。
日本薬局方崩壊試験第2液にN-ドデカノイルサルコシン酸ナトリウムを添加して発泡させた後、ジメチルポリシロキサンを添加して振とうした結果、消泡作用が認められた(in vitro)11) 。
アカゲザル胃表面の走査電顕による観察において胃内壁付着粘液の除去作用が報告されている(in vitro)12) 。
シリコーン樹脂
Polydimethylsiloxane・Silicone Dioxide Mixture(ジメチルポリシロキサン・二酸化ケイ素混合物)
無~淡灰色で、透明若しくは半透明の粘稠な液体又はペーストであり、ほとんどにおいがない。
300mL[ポリプロピレンボトル]
1) 有坂常男:基礎と臨床.1975;9(3):447-451
2) 小口源一郎 他:臨床と研究.1973;50(9):2778-2789
3) 春日井達造 他:診療と新薬.1975;12(4):1095-1100
4) 大沢清 他:診療と新薬.1975;12(4):1101-1102
5) 米島作三郎 他:診断と治療.1962;50(12):2177-2179
6) 上田巖 他:東京医科大学雑誌.1964;22(1-2):121-129
7) 吉川達也 他:診療と新薬.1975;12(8):1813-1817
8) Rider, J. A. et al.:J. A. M. A.1960;174(16):2052-2054
9) Rider, J. A.:Am. Prac. Digest. Treat.1960;11(1):52-57
10) Ausman, D. C.:J. Am. Geriatr. Soc.1965;13(4):307-312
11) 社内資料:ジメチコン内用液2%「FSK」(ジメチルポリシロキサン製剤)の消泡作用
12) 勝健一 他:日本消化器病学会雑誌.1971;68(9):907-922
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