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処方箋医薬品注)
安息香酸ナトリウムカフェインとして、通常成人1回0.1~0.4gを1日1~3回皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
胃液分泌を促進するため、悪影響を及ぼすおそれがある。
徐脈又は頻脈を起こすことがある。
症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは胎盤を通過する。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは母乳中に容易に移行する。
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。
併用薬の代謝・排泄を遅延させることがある。
頻脈、血圧上昇等があらわれることがある。
カフェインの代謝・排泄を遅延させることがある。
頻度不明
大量投与
振せん、頻脈、期外収縮、耳鳴、不眠、不穏等
消化器症状(悪心、嘔吐等)、循環器症状(不整脈、血圧上昇等)、精神神経症状(痙攣、昏睡)、呼吸器症状(呼吸促進、呼吸麻痺等)等の増悪を起こすことがある。
興奮状態には対症療法としてジアゼパム注、フェノバルビタール注等の中枢神経抑制薬投与を考慮し、呼吸管理を実施する。
組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に配慮すること。
できるだけゆっくり行うこと。
薬理作用は主としてカフェインに基づく作用である。細胞レベルでの作用機序としては、筋小胞体からのCa2+遊離作用、ホスホジエステラーゼ阻害作用、アデノシンA1受容体遮断作用を示す1) 。
中枢において、大脳皮質に作用し感覚受容能及び精神機能をたかめ眠気を除去するほか、運動中枢や延髄の呼吸中枢を興奮させる2) 。
脳血管抵抗増大や脳血流量低下、またそれに伴う脳脊髄圧低下によると考えられる頭痛緩解作用がある2) 。
安息香酸ナトリウムカフェイン(Caffeine and Sodium Benzoate)
白色の粉末で、においはなく、味は僅かに苦い。水に溶けやすく、酢酸(100)又は無水酢酸にやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
1mL 10管 ガラスアンプル
1) 第十七改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2016:C-1249-1253
2) 第十七改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2016:C-425-429
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