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日本薬局方
チアミン塩化物塩酸塩注射液
処方箋医薬品注)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
チアミン塩化物塩酸塩として、通常成人1日l~50mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
チアミン塩化物塩酸塩として、通常成人1日1~50mgを静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹
血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
組織・神経などへの影響を避けるため、以下の点に配慮すること。
チアミン(ビタミンB1)はATP存在下にthiamine diphosphateに変換し、生理作用を現す。糖質、タンパク質、脂質代謝で、また、TCAサイクルの関門として重要な位置を占めるピルビン酸の脱炭酸反応やTCAサイクル内のα-ケトグルタル酸の脱炭酸反応に関与している。また、トランスケトラーゼの補酵素として五炭糖リン酸回路での糖代謝や核酸代謝にも関与している1) 。
チアミン塩化物塩酸塩(Thiamine Chloride Hydrochloride)
3-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
C12H17ClN4OS・HCl
337.27
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又は僅かに特異なにおいがある。水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくい。結晶多形が認められる。
約245℃(分解)
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL 50管 ガラスアンプル
1) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店.2021:C-3188-3195
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