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処方箋医薬品注)
新生児、乳児及び1~3歳の幼児における下記状態時のアミノ酸補給に用いる。ただし、原則として新生児は出生時体重2kg以上とする。 低蛋白血症、低栄養状態、手術前後
通常、新生児(出生時体重2kg以上)及び乳児にはアミノ酸の量として1.75~2.75g(本品23~36mL)/kg体重/日、1~3歳の幼児には1.50~2.50g(本品20~33mL)/kg体重/日を高カロリー輸液法により静脈内に持続点滴注入する。なお、臨床症状、臨床検査値により適宜増減する。
アシドーシスが悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
低ナトリウム血症が悪化するおそれがある。
投与しないこと。アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。
アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。,
投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
出生時体重2kg未満の低出生体重児には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、臨床症状、臨床検査値により投与量を適宜増減し、慎重に投与すること。
0.1~5%未満
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
悪心、嘔吐
循環器
胸部不快感、動悸
肝臓
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇
黄疸(ビリルビン上昇)
大量・急速投与
アシドーシス
その他
悪寒、発熱、頭痛
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
3週齢のSD系雄性ラットに14C-アミノ酸19種を含む本剤を静脈内に90分間持続注入した結果、臓器への分布率は、投与終了直後から5時間の間で肝臓が特に大きく、膵臓、腎臓、脳の順であった1)。
3週齢のSD系雄性ラットに14C-アミノ酸19種を含む本剤を静脈内に90分間持続注入した結果、投与された放射能は7日目までに呼気中約46%、尿中約5%、糞中約6%が排泄された1)。
高カロリー輸液療法による栄養管理を必要とする新生児及び乳児患者160例を対象として、無作為割付け試験を実施した。本剤あるいは対照薬を維持期のアミノ酸投与量として、約2.5g/kg/日を目標となるよう混合し、原則、中心静脈より7日間持続点滴注入した。その結果、栄養効果、体重増加、窒素平衡、血漿蛋白及び血漿アミノグラムの成績より、本剤は57例中53例(93%)が有効以上と評価された。副作用発現率は4.7%(3/64例)であり、主な副作用はALT上昇4.7%(3/64例)、AST上昇3.1%(2/64例)、Al-P上昇1.6%(1/64例)であった2)。
高カロリー輸液療法による栄養管理を必要とする新生児、乳児及び幼児患者59例を対象として、オープン試験を実施した。本剤の維持期のアミノ酸投与量として、新生児及び乳児は2.5g/kg/日、幼児は2.0g/kg/日を基準として混合し、主として中心静脈より7日間以上持続点滴注入した。その結果、栄養効果、体重増加、窒素平衡、血漿蛋白及び血漿アミノグラムの成績より、本剤は53例中49例(92%)が有効以上と評価され、副作用はみとめられなかった3)。
市販後調査(使用成績調査・特別調査)では、994例中27例(2.7%)の副作用が報告された。主な副作用の種類は、AST上昇9件(0.9%)、ALT上昇6件(0.6%)、肝機能障害6件(0.6%)、直接ビリルビン上昇4件(0.4%)であった。
市販後調査(使用成績調査・特別調査)において収集した994例中、出生時体重2kg未満の低出生体重児症例は293例であり、そのうち10例(3.4%)の副作用が報告された。主な副作用の種類はAST上昇4件(1.4%)、直接ビリルビン上昇3件(1.0%)、ALT上昇2件(0.7%)であった。
本剤はアミノ酸の補給効果を示す。
乳児期、離乳期、成長期のラットに本剤を用いて高カロリー輸液投与を行ったところ、血漿遊離アミノ酸濃度は幼若になるほど正常範囲あるいはその近辺の値を示した4)。
本剤を用いて高カロリー輸液投与を行ったところ、アミノ酸投与量の増加に伴い、乳児期及び離乳期のラットにおいて体重増加がみられ、離乳期において正の窒素出納が得られた4)。
200mL 10袋 ソフトバッグ(酸素検知剤・脱酸素剤入り)
1) 黒田純夫 ほか:薬理と治療.1991;19:3161-3137
2) 岡田正 ほか:JJPEN. 1992;14:561-594
3) 岡田正 ほか:JJPEN. 1992;14:595-622
4) 田中修一 ほか:薬理と治療. 1991;19:3125-3143
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