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処方箋医薬品注)
下記状態時のアミノ酸補給低蛋白血症、低栄養状態、手術前後
通常成人1回20~500mLを緩徐に静注又は点滴静注する。投与速度はアミノ酸の量として60分間に10g前後が体内利用に望ましく通常成人200mL当たり80~100分を基準とし、小児、老人、重篤な患者にはさらに緩徐に注入する。なお、年齢、症状、体重により適宜増減する。ただし、1日量はD-ソルビトールとして100gまでとする。
透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者における、尿素等の除去量、蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる。血液生化学検査、酸塩基平衡、体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断すること。,
アシドーシスが悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
投与しないこと。アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。
アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。,
投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
過敏症
発疹
消化器
悪心、嘔吐
循環器
胸部不快感、動悸
大量・急速投与
アシドーシス
その他
悪寒、発熱、熱感、頭痛、血管痛
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
本剤はアミノ酸の補給効果を示す。
栄養素としての蛋白質の主な機能は炭水化物や脂肪とは異なり、エネルギーを供給することではなく、組織の蛋白質合成に必要なアミノ酸を供給することにあり、生理的に分解・利用される蛋白質、あるいは疾病・外傷時の細胞障害及び破壊により欠乏した蛋白質の補給に役立っている1)。FAOは1957年、必須アミノ酸の組合わせによって、生体利用に最も理想的な摂取蛋白質のパターンが表現できるとする考え方の下に、必須アミノ酸組成の暫定基準を発表している。本剤は、このFAO基準に基づく必須アミノ酸パターンを有するL型アミノ酸製剤で2),3),4)、経口摂取あるいは腸管吸収が不十分ないし不可能で、蛋白質の需要が増大している場合に、アミノ酸補給の目的で用いられる。さらに、本剤には他のアミノ酸合成のための窒素源として、非必須アミノ酸のL-アルギニン塩酸塩、グリシンを加えている(必須アミノ酸/非必須アミノ酸比=2.93)。また、エネルギーの不十分な状態では、補給されたアミノ酸の一部はエネルギー源に利用されてしまうので、アミノ酸と化学変化を起こさない糖質として、D-ソルビトールを添加している4)。
20mL 50管 プラスチックアンプル (脱酸素剤入り)
1) Drill’s Pharmacology in Medicine,4th ed.,1971;1309-1313
2) 井上五郎:日本臨牀.1966;24:12-18
3) 小出来一博 ほか:臨牀と研究.1973;50:463-468
4) 木村信良 ほか:臨床薬理学大系.1972;8:40-41
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