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処方箋医薬品注)
経口摂取が不能又は不十分な場合の水分・電解質の補給・維持、エネルギーの補給
本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。
通常、成人には、1回500~1000mLを、小児には、1回200~500mLを点滴静注する。投与速度は、成人・小児ともにブドウ糖として1時間あたり0.5g/kg体重以下とする1)。なお、年齢、症状、体重などに応じて適宜増減する。
血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。
循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。
水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
頻度不明
大量・急速投与
脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒、高カリウム血症
薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。
全身麻酔下手術待機症例11例に1mmol/mL酢酸ナトリウム液10mLを投与した結果、酢酸の半減期(t1/2)は2.20±0.74分、分布容積(Vd)は53.4±12.6mL/kgであった2)。
経口・経腸摂取が不能又は不十分で水分・電解質・エネルギーの補給を必要とする消化器内科領域の成人入院患者150例を対象として、単盲検並行群間比較試験を実施し、本剤あるいは対照薬のマルトース加酢酸維持液を1回500~1,000mL(1,000mL/日を限度)を継続又は間欠的に末梢静脈内に点滴投与した。その結果、本剤はマルトース加酢酸維持液と同程度の有効性を認めた。ただし、マルトース加酢酸維持液で認められた尿糖排泄は、本剤ではほとんど認められなかった。また、副作用は認められなかった3)。
経口・経腸摂取が不能又は不十分で水分・電解質・エネルギーの補給を必要とする入院患者を対象として腎臓内科(20例)、外科(67例)ならびに小児科領域として小児麻酔科(25例)及び小児外科(29例)でオープン試験を実施し、1回500~1,000mL(2,500mL/日、小児1,500mL/日を限度)を末梢静脈内に点滴投与した。その結果、いずれも有効性が認められた。また、副作用は外科領域で頭痛1.5%(1/67例)、高ビリルビン血症1.5%(1/67例)が認められた4),5),6),7)。
本剤は水分、電解質及びエネルギーの補給効果を示す。
飢餓絶食時のウサギに対する本剤の効果をマルトース加酢酸維持液、ブドウ糖加酢酸維持液及び酢酸維持液と比較した結果、体重変化に差はなかった8)。
500mL 20袋 ソフトバッグ
1) Wolfsdorf JI:Manual of pediatric therapeutics 4th ed.1988;309-310
2) 濱田富美男 ほか:麻酔. 1997;46:229-236
3) 比較臨床試験(ヴィーン3G注:2001年9月11日承認, 審査報告書)
4) 富野康日己 ほか:診療と新薬. 2002;39:469-476
5) 青木照明 ほか:JJPEN. 2002;24:539-551
6) Miyasaka K, et al.:Methods Find. Exp. Clin. Pharmacol. 2002;24:697-701
7) 松野勝典 ほか:薬理と治療. 2002;30:319-325
8) Kojima J, et al.:Methods Find. Exp. Clin. Pharmacol. 2002;24:213-216
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