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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として用いる。(無糖の透析液では血糖値管理の困難な患者及び他の重炭酸型透析液では高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合、又は高カルシウム血症をおこすおそれのある場合に用いる。)
通常、A液:B液:希釈水=1:1.26:32.74の希釈・調製比率の重炭酸型透析液供給装置を用いて血液透析を行う場合の灌流液として使用する。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度の高い透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
本剤は他の酢酸含有重炭酸型透析液よりpHが高くなり、炭酸塩が析出するおそれがある。そのため、透析装置、配管等の酸洗浄を頻回に行うことが望ましい。
血液透析施行中の慢性腎不全患者214例を対象として、同一患者で、対照薬の本剤よりもNa濃度が低く、K、Ca、Mg濃度の高い無糖重炭酸透析液、本剤の順序で各3ヵ月間使用して、比較試験を実施した。その結果、本剤の蛋白代謝物除去率、酸・塩基平衡に対する効果は、対照薬使用時と差がなかった。血清電解質は、透析液電解質組成を反映した変動を示した。また、本剤では対照薬使用時と比較して、血糖値変動の少ない透析が可能であった。副作用は、口渇、高血糖が認められ、それぞれ0.47%(1/214例)であった1),2)。
血液透析施行中の慢性腎不全患者162例を対象として、本剤(78例)と対照薬の本剤よりもNa濃度が低く、K、Ca、Mg濃度の高い無糖重炭酸透析液(84例)を3ヵ月使用して、二群比較試験を実施した。その結果、本剤の蛋白代謝産物除去効果、電解質・酸塩基平衡異常是正効果は対照薬と有意差がなかった。また、本剤では透析中の血糖値の低下が対照薬に比べて有意に抑制され、血圧低下など透析中の愁訴、症状の発生頻度も有意に低下していた。本剤使用時の副作用は認められなかった3)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する4)。
A液・B液×1(A液 6L(プラスチック容器) 1本 B液 7.56L(プラスチック容器) 1本)×1
A液・B液×1(A液 9L(プラスチック容器) 1本 B液 11.34L(プラスチック容器) 1本)×1
1) 阿部富弥 ほか:薬理と治療. 1987;15:3299-3320
2) 社内資料:第1次臨床試験(1988年11月30日承認, 申請資料概要(ト))
3) 阿部富弥 ほか:薬理と治療. 1987;15:3787-3812
4) *松村治:透析療法合同専門委員会編集委員会編:血液浄化療法ハンドブック[2025] 協同医書出版. 2025:122
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