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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として、活性型ビタミンD3製剤やカルシウム製剤の投与などによる高カルシウム血症の場合であって、以下の要因を持つものに用いる。
通常、A液:B液:希釈水=1:1.26:32.74の希釈・調製比率の重炭酸型透析液供給装置を用いて血液透析を行う場合の灌流液として使用する。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度3.0mEq/L以上の透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
血液透析施行中の慢性腎不全患者175例を対象として、クロスオーバー法で本剤と対照薬のキンダリー透析剤AF1号を各12週間使用して比較試験を実施した。その結果、本剤の蛋白代謝産物除去効果及び電解質・酸塩基平衡異常是正効果の中央委員会による評価は、対照薬と有意差が無かった。また、血糖値の安定効果の中央委員会による評価では、本剤は透析中の血糖値の低下が対照薬に比べて有意に少ないと判定された。本剤使用時の副作用(臨床検査値異常を含む)は7.5%(12/160例)で認められ、主な副作用は低Ca血症(3例)であった1),2)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する3)。
A液・B液×1(A液 6L(プラスチック容器) 1本 B液 7.56L(プラスチック容器) 1本)×1
A液・B液×1(A液 9L(プラスチック容器) 1本 B液 11.34L(プラスチック容器) 1本)×1
1) 越川昭三 ほか:薬理と治療. 1991;19:1637-1676
2) 社内資料:比較臨床試験(1993年3月3日承認, 申請資料概要(ト)要約)
3) 松村治:透析療法合同専門委員会編集委員会編:血液浄化療法ハンドブック[2022] 協同医書出版. 2022:122
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