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処方箋医薬品注)
慢性腎不全における透析型人工腎臓の灌流液として用いる。(無糖の透析液では血糖値管理の困難な患者及び他の重炭酸型透析液では高カリウム血症、高マグネシウム血症の改善が不十分な場合、又は高カルシウム血症を起こすおそれのある場合に用いる。)
通常、粉末溶解装置で溶解し、血液透析を行う場合の灌流液として使用する。用時、A-1剤(2,550.5g)とA-2剤(437.5g)に透析用希釈用水を加えて溶解し、10LとしA液とする。B剤(炭酸水素ナトリウム808.5g)に透析用希釈用水を加えて、所定の容量に溶解し、これにA液10L及び透析用希釈用水を加えて350Lとする。用量は透析時間により異なるが、通常、灌流液として150~300Lを用いる。
酢酸による末梢血管拡張作用、心機能抑制作用により、血圧低下等があらわれるおそれがある。
骨塩量を定期的に測定し、低下する場合はカルシウム濃度3.0mEq/L以上の透析液を用いること。骨塩量が低下することがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
ジギタリス強心配糖体
ジギタリス中毒を起こすおそれがある。
本剤を使用した透析により、血清カリウム値が低下する可能性がある。
血液透析施行中の慢性腎不全患者78例を対象として、クロスオーバー法で本剤及び対照薬のキンダリー透析剤2Eを各6週間使用して比較試験を実施した。その結果、尿毒症性物質の除去効果、血清電解質の是正効果、血液酸塩基平衡の是正効果について、対照薬に劣らない有効性を有していることが認められた。また、副作用は発現しなかった1)。
透析液は血液透析療法に用いられ、透析液と血液が透析器の透析膜を介して接することで拡散と限外濾過を行い体液の異常を是正する2)。
A-1剤・A-2剤・B剤×3(A-1剤 2,550.5g 1包 A-2剤 437.5g 1包 B剤 808.5g 1包)×3
1) 重松隆 ほか:新薬と臨牀. 2012;61:368-387
2) 松村治:透析療法合同専門委員会編集委員会編:血液浄化療法ハンドブック[2022] 協同医書出版. 2022:122
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