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日本薬局方
クロルフェニラミンマレイン酸塩注射液
処方箋医薬品注)
蕁麻疹、枯草熱、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、咬刺症)、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
dl-クロルフェニラミンマレイン酸塩として、通常成人1回5〜10mgを1日1〜2回、皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
抗コリン作用により眼内圧が上昇し、症状が増悪するおそれがある。
抗コリン作用により症状が増悪するおそれがある。
抗コリン作用により平滑筋の運動抑制、緊張低下が起こり、症状が増悪するおそれがある。
抗コリン作用による心血管系への作用により、症状が増悪するおそれがある。
抗コリン作用により血管拡張が抑制され、血圧が上昇するおそれがある。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
投与しないこと。中枢神経系興奮など抗コリン作用に対する感受性が高く、痙攣など重篤な反応があらわれるおそれがある。
乳児、幼児及び小児を対象とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
相互に作用を増強することがあるので、併用する場合には減量するなど慎重に投与すること。
本剤の中枢抑制作用により、作用が増強される。
本剤の解毒機構に干渉し、作用を遷延化し増強することがある。
機序は不明である。
血圧の異常上昇を来すおそれがある。
本剤はヒスタミンによる毛細血管拡張を抑制する。
チアノーゼ、呼吸困難、胸内苦悶、血圧低下等の症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
頻度不明
過敏症
発疹、光線過敏症
精神神経系
鎮静、神経過敏、頭痛、焦燥感、複視、眠気、不眠、めまい、耳鳴、前庭障害、多幸症、情緒不安、ヒステリー、振戦、神経炎、協調異常、感覚異常、霧視
消化器
口渇、胸やけ、食欲不振、悪心・嘔吐、腹痛、便秘、下痢
泌尿器
頻尿、排尿困難、尿閉
循環器
低血圧、心悸亢進、頻脈、期外収縮、微弱脈
呼吸器
鼻及び気道の乾燥、気管分泌液の粘性化、喘鳴、鼻閉
血液
溶血性貧血、血小板減少
肝臓
肝機能障害(AST、ALT、AL-Pの上昇)
その他
悪寒、発汗異常、疲労感、胸痛、月経異常、顔面蒼白
組織・神経などへの影響を避けるため、以下の点に配慮すること。
ヒスタミンH1受容体遮断薬。H1受容体を介するヒスタミンによるアレルギー性反応(毛細血管の拡張と透過性亢進、気管支平滑筋の収縮、知覚神経終末刺激によるそう痒、など)を抑制する1) 。
クロルフェニラミンマレイン酸塩(Chlorpheniramine Maleate)
(3RS)-3-(4-Chlorophenyl)-N,N-dimethyl-3-pyridin-2-ylpropylamine monomaleate
C16H19ClN2・C4H4O4
390.86
白色の微細な結晶である。酢酸(100)に極めて溶けやすく、水又はメタノールに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすい。希塩酸に溶ける。水溶液(1→20)は、旋光性を示さない。
130〜135℃
外箱開封後は遮光して保存すること。
1mL 50管 ガラスアンプル
1) 第十八改正日本薬局方解説書 廣川書店. 2021:C-1832-1838
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