当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
2型糖尿病ただし、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤(ビグアナイド系薬剤又はチアゾリジン系薬剤との併用を含む)を使用しても十分な効果が得られない場合に限る。
本剤は、食事療法・運動療法に加えてスルホニルウレア剤単独療法、スルホニルウレア剤とビグアナイド系薬剤の併用療法、又はスルホニルウレア剤とチアゾリジン系薬剤の併用療法を行っても十分な効果が得られない場合に限り適用を考慮すること。本剤の単独療法に関する有効性及び安全性は確立していない。,
通常、成人には、エキセナチドとして、1回5µgを1日2回朝夕食前に皮下注射する。投与開始から1ヵ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて1回10µg、1日2回投与に増量できる。
肝機能障害を有する患者における検討例数は少数であり、また、重度の肝機能障害を有する患者における安全性を検討した臨床試験は実施していない。国内臨床試験において、観察期間開始時に肝障害を合併していると治験責任(分担)医師が判断した患者、またはスクリーニング検査におけるALTもしくはASTが基準値上限の2.5倍以上の患者は除外されている。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には本剤を投与せず、インスリン製剤を使用すること。動物実験では、妊娠ウサギに22µg/kg/日(ヒトに1回10µgを1日2回皮下投与した場合の血漿中曝露量の229倍)以上又は妊娠マウスに68µg/kg/日(ヒトに1回10µgを1日2回皮下投与した場合の血漿中曝露量の25倍)以上を皮下投与した場合に、母動物の体重減少及び摂餌量低下に起因した胎児の発育遅延(ウサギ)、胎児骨格への影響並びに胎児と新生児の発育遅延(マウス)が報告されている1)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(授乳マウス)では、乳汁中へ移行することが報告されている2)。
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
低血糖の発現に注意すること。特に、スルホニルウレア剤と併用する場合、低血糖のリスクが増加するため、スルホニルウレア剤の減量を検討すること。
血糖降下作用が増強される。
低血糖の発現に注意すること。血糖値モニター、その他患者の状態を十分に観察し、必要であれば減量する。
血糖値が上昇してコントロール不良になることがある。食後の血糖上昇が加わることによる影響に十分注意すること。併用時は血糖値コントロールに注意し頻回に血糖値を測定し、必要に応じ投与量を調節する。
血糖降下作用が減弱される。
併用する経口剤の作用の発現を遅らせるおそれがある。本剤と併用する場合、本剤を投与する少なくとも1時間前にこれらの薬剤を服用すること。
本剤の胃内容物排出遅延作用による。
ワルファリンのtmaxが約2時間遅延したとの報告がある3)。ときに出血をともなうINR増加が報告されている。
ロバスタチン(国内未承認)のAUCが40%、Cmaxが28%低下し、tmaxが4時間遅延したとの報告がある4)。
スルホニルウレア剤との併用により、低血糖症状(脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、振戦、頭痛、めまい、嘔気、知覚異常等)を起こすことがある。低血糖症状が認められた場合、本剤あるいは併用している経口糖尿病用薬を一時的に中止するか、あるいは減量するなど慎重に投与すること。また、スルホニルウレア剤との併用で重篤な低血糖症状があらわれ、意識消失を来す例も報告されている。低血糖症状が認められた場合は、糖質を含む食品を摂取するなど適切な処置を行うこと。ただし、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用時はブドウ糖を投与すること。,,,,,
腎障害が知られている薬剤を使用している患者又は脱水状態に至る悪心・嘔吐・下痢等の症状のある患者において、急性腎障害、慢性腎不全の悪化、クレアチニン上昇、腎機能障害があらわれ透析を必要とする例が報告されている。
急性膵炎に特徴的な症状(嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛等)に注意すること。膵炎と診断された場合には、本剤を再投与しないこと。非常にまれであるが、壊死性又は出血性膵炎あるいは死亡に至るなどの致命的な経過をたどった症例が報告されている。,,
高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には投与を中止すること。
5%以上
1~5%未満
1%未満
頻度不明
精神神経系
頭痛
浮動性めまい、味覚異常
傾眠
消化器
悪心(28.3%)、便秘(10.8%)、食欲減退(16.3%)、嘔吐、腹部不快感(11.6%)、腹部膨満、下痢
消化不良、上腹部痛、胃炎、十二指腸炎、逆流性食道炎
鼓腸、おくび、下腹部痛
*胃排出遅延
**肝胆道系
肝機能異常
** 胆石症
腎臓
血中クレアチニン増加
代謝異常
血糖値低下(24.7%)
体重減少
脱水
皮膚
発疹、じん麻疹
多汗症、全身性そう痒症、斑状皮疹、丘疹、脱毛症
注射部位
注射部位紅斑、注射部位そう痒感
注射部位不快感、注射部位疼痛、注射部位発疹、注射部位湿疹
注射部位出血、注射部位腫脹
その他
倦怠感、冷感、胸部不快感
脱力感、CK上昇
神経過敏・緊張
外国臨床試験において1回100µg(最大推奨用量の10倍)が投与された2型糖尿病患者で、重度の悪心・嘔吐及び血糖値の急激な低下が報告されている5)。
患者に対し以下の点に注意するよう指導すること。
2年間のがん原性試験で、250µg/㎏/日(ヒトに1回10µgを1日2回皮下投与した場合の血漿中曝露量の143倍)の投与により甲状腺C細胞腺腫の発生率の増加が雌ラットで認められたが、雄ラット及び雌雄マウスでは甲状腺C細胞腺腫の増加は認められなかった。また、甲状腺C細胞癌の発生は認められなかった。
2型糖尿病患者24例に本剤5µgを腹部に単回皮下投与したときの血漿中エキセナチド濃度は、投与後1.5時間(tmax)に最高血漿中濃度(Cmax)に達し、半減期(t1/2)は1.27時間であった6)。
投与量(µg)
n
Cmax(pg/mL)
tmax注1)(h)
t1/2注2)(h)
AUC0-∞(pg・h/mL)
CL/F(L/h)
Vz/F(L)
5
24
113(33.5)
1.5(0.5~2.5)
1.27(0.836~1.71)
405(34.2)
12.3(34.2)
22.7(36.4)
CL/F:見かけのクリアランス、Vz/F:見かけの分布容積幾何平均値(変動係数%)
2型糖尿病患者に本剤5又は10µgを腹部に1日2回反復皮下投与したとき(各8例)、投与10日目の血漿中エキセナチド濃度は、それぞれ投与後1.3及び1.5時間(tmax)にCmaxに達し、t1/2はそれぞれ1.35及び1.30時間であった6)。
Cmax,ss(pg/mL)
tmax,ss注4)(h)
t1/2注5)(h)
AUCτ,ss
(pg・h/mL)
CLss/F(L/h)
Vz,ss/F(L)
8
121(34.9)
1.3(0.5~3.0)
1.35注6)(0.766~1.99)
408(24.1)
10.5注6)(23.1)
20.4注6)(39.6)
10
286(33.1)
1.5(0.5~2.0)
1.30(0.927~1.61)
944(35.2)
10.1(31.8)
19.1(30.2)
CLss/F:見かけのクリアランス、Vz,ss/F:見かけの分布容積
幾何平均値(変動係数%)
2型糖尿病患者25例に3つの異なる投与部位(腹部、上腕部、大腿部)に本剤10µg単回皮下投与したとき、バイオアベイラビリティ(AUC比[95%信頼区間])は、腹部で1.21[0.96, 1.53]、上腕部で1.13[0.89, 1.43]及び大腿部で1.18[0.93, 1.49]であった。なお、静脈内投与時のAUCの個体間変動が大きく、一部の被験者でAUCが低値を示したことからバイオアベイラビリティが1を超える値となった(外国人での成績)。
2型糖尿病患者24例に本剤1µgを単回静脈内投与したときの分布容積[中央値(最小値~最大値)]は21.84(8.2~61.4)Lであった(外国人での成績)。
GLP-1分解に関与する内因性ペプチド分解酵素であるジペプチジルペプチダーゼ-4を用いたin vitro試験において、本剤はこの酵素による分解に対して抵抗性であることが示された。本剤は腎臓で分解されると考えられ、ヒト腎臓膜分画を用いた試験においてアミノ酸配列21-22位間、22-23位間で切断された4つのフラグメント[エキセナチド(1-21)、エキセナチド(22-39)、エキセナチド(1-22)及びエキセナチド(23-39)]が検出された7),8)。
非臨床試験から、本剤は主として腎臓で分解されることにより消失することが示された。ラットに静脈内持続投与した試験において、尿中に未変化体はほとんど存在しなかったことから、本剤は腎臓で糸球体濾過を受けた後に分解されるものと考えられる8)。
健康成人(CLCR>80mL/min)8例、軽度腎機能障害患者(CLCR=50~80mL/min)8例、中等度腎機能障害患者(CLCR=30~50mL/min)6例及び血液透析を受けている末期腎不全患者(CLCR≦30mL/min)8例に本剤5又は10µgを単回皮下投与した試験において、本剤のt1/2はそれぞれ1.45、2.12、3.16及び5.95時間であり、腎機能低下に伴いt1/2は延長した9)。また、本試験と2型糖尿病患者(CLCR>50mL/min)を対象とした単回投与時のデータを併合して見かけのクリアランスを解析したところ、正常腎機能を有する被験者に対し軽度、中等度腎機能障害患者及び末期腎不全患者で見かけのクリアランスはそれぞれ約13%、36%及び84%低下した7)(外国人での成績)。,,
高齢2型糖尿病患者(15例、75~85歳、CLCR=30~80mL/min)に本剤5又は10µgを単回皮下投与したときのCmax及びAUC0-∞は、成人2型糖尿病患者(15例、45~65歳、CLCR≧50mL/min)に比べそれぞれ12%及び41%増加した10)(外国人での成績)。
本剤10µg投与後にロバスタチンを投与したとき、ロバスタチンのtmaxは4時間遅延し、Cmax及びAUC0-∞は28%及び40%低下した。なお、外国第III相試験3試験(30週のプラセボ対照試験)の併合解析では、HMG-CoA還元酵素阻害剤服用中の被験者の脂質プロファイルは本剤併用により影響を受けなかった4)(外国人での成績)。
本剤10µg投与後にワルファリンを投与したとき、ワルファリンのtmaxは遅延したが、Cmax及びAUCは変化しなかった3) (外国人での成績)。
本剤投与1時間前に経口避妊薬を投与した場合、Cmax及びtmaxにもほとんど影響はなかった11)(外国人での成績)。
本剤10µgと同時又は1、2及び4時間後にアセトアミノフェン1000mgを併用投与したとき、プラセボ投与と比べ、tmaxは0.3~3.6時間遅延し、Cmax及びAUCは37~56%及び14~24%低下した。その影響は本剤投与1又は2時間後が最も顕著であった。本剤投与1時間前にアセトアミノフェンを併用投与したとき、アセトアミノフェンの血漿中濃度に変化はみられなかった12)(外国人での成績)。
本剤投与後にリシノプリルを投与したとき、リシノプリルのCmaxは低下しtmaxは遅延したが、Cmax 及びAUCは変化しなかった13)(外国人での成績)。
本剤投与後にジゴキシンを投与したとき、ジゴキシンのCmaxは低下しtmaxは遅延したが、AUCは変化しなかった14)(外国人での成績)。
経口薬
投与時間
(min)
Cmax比[90%CI]
AUC比[90%CI]
tmax差(範囲)
ワルファリン25mg
(R)-ワルファリン
35
15/15
1.05[1.00, 1.09]
1.11[1.06, 1.17]
1.00
(S)-ワルファリン
0.97[0.93, 1.01]
1.06[1.01, 1.11]
2.00
リシノプリル5~20mg
19/18
0.93[0.86, 1.02]
0.97[0.90, 1.04]
2.00(-2.0-7.0)
ジゴキシン0.25mg
30
22/21
0.82[0.75, 0.89]
0 95[0.90, 1.00]
2.50(0.0-3.5)
ロバスタチン40mg
30-35
21/17
0.72[0.57, 0.91]
0.60[0.50, 0.71]
4.00(0.0-6.0)
経口避妊薬(反復投与)
エチニルエストラジオール
-60
24/21
0.85[0.78, 0.93]
0.94[0.88, 1.01]
0.00
24/23
0.55[0.50, 0.60]
0.96[0.90, 1.04]
3.00
レボノルゲストレル
1.01[0.92, 1.10]
1.00[0.92, 1.09]
-0.08
0.73[0.67, 0.79]
1.05[0.96, 1.14]
3.50
投与時間:本剤投与後の経口薬の投与時間、n:プラセボ/本剤又は単剤/本剤
AUC比、Cmax比:本剤/プラセボ又は本剤/単剤、tmax差:本剤-プラセボ又は単剤
経口避妊薬(エチニルエストラジオール0.03mg、レボノルゲストレル0.15mg)
スルホニルウレア剤(他の経口血糖降下薬との併用を含む)で十分な効果が得られない日本人2型糖尿病患者151例を対象に、本剤2.5注7)、5、10µg又はプラセボを1日2回12週間皮下投与した。主要評価項目は、投与開始時(ベースライン)から投与12週時までのHbA1c注8)変化量とした。その結果、HbA1c注8)変化量(平均値±標準偏差)は、プラセボ群で0.02±0.64%、本剤5µg群で-1.24±0.65%、本剤10µg群で-1.41±0.86%であった。空腹時血糖値の変化量(平均値±標準誤差)は、プラセボ群で6.0±4.84mg/dL、本剤5µg群で-25.0±6.99mg/dL、本剤10µg群で-28.9±5.86mg/dLであった。また、食事負荷試験の結果、食後2時間の血糖値の変化量(平均値±標準偏差)は、プラセボ群で7.8±45.7mg/dL、本剤5µg群で-130.7±57.6mg/dL、本剤10µg群で-159.7±65.2mg/dLであった。体重変化量(平均値±標準誤差)は、プラセボ群で-0.69±0.23kg、本剤5µg群で-0.24±0.29kg、本剤10µg群で-1.27±0.33kgであった15)。副作用発現頻度は、本剤5µg群で70.3%(26/37例)及び本剤10µg群で86.5%(32/37例)であった。主な副作用は低血糖症(本剤5µg群43.2%[16/37例]、本剤10µg群54.1%[20/37例])、血中ブドウ糖減少(本剤5µg群21.6%[8/37例]、本剤10µg群21.6%[8/37例])及び悪心(本剤5µg群8.1%[3/37例]、本剤10µg群35.1%[13/37例])であった。,
スルホニルウレア剤(他の経口血糖降下薬との併用を含む)で十分な効果が得られない日本人2型糖尿病患者179例を対象に、本剤5、10µg又はプラセボを1日2回24週間皮下投与した。主要評価項目は、投与開始時(ベースライン)から投与24週時までのHbA1c注8)変化量とした。その結果、HbA1c注8)変化量(最小二乗平均値±標準誤差)は、プラセボ群で-0.28±0.15%、本剤5µg群で-1.34±0.11%、本剤10µg群で-1.62±0.11%であり、プラセボ群に対して本剤5µg群及び本剤10µg群でいずれも統計学的に有意な減少を示した(それぞれp<0.001)。本剤の長期投与時の安全性と有効性を併せて検討するため、二重盲検期間(24週間)の後に非盲検期間(28週間)を設け、本剤5µg又は10µgを52週時まで投与した結果は以下の通りであった。
投与開始時
投与24週時
投与52週時
HbA1c(JDS)平均値(%)
n※
投与開始時からの
HbA1c(JDS)変化量(%)
投与開始時からのHbA1c(JDS)変化量(%)
プラセボ群
8.11(0.85)
34
-0.24(0.84)
―
本剤5µg群
72
8.28(0.84)
64
-1.43(0.90)
60
-1.09(0.89)
本剤10µg群
8.22(1.02)
53
-1.90(1.03)
48
-1.59(0.98)
平均値(標準偏差)
※完了例
空腹時血糖値において、ベースラインから投与24週時までの平均変化量(最小二乗平均値±標準誤差)は、プラセボ群で-7.6±5.46mg/dL、本剤5µg群で-25.1±3.83mg/dL、本剤10µg群で-29.0±3.81mg/dLであった。更に、1日7ポイントの自己血糖測定の結果から、本剤投与後24週において、朝食後2時間の血糖値の変化量(平均値±標準偏差)は、プラセボ群で-0.3±67.5mg/dL、本剤5µg群で-87.5±61.2mg/dL、本剤10µg群で-120.6±61.9mg/dLであり、夕食後2時間の血糖値の変化量は、プラセボ群で7.3±57.6mg/dL、本剤5µg群で-85.8±71.5mg/dL、本剤10µg群で-108.7±71.8mg/dLであった。体重において、ベースラインから投与24週時までの平均変化量(最小二乗平均値±標準誤差)は、プラセボ群で-0.47±0.39kg、本剤5µg群で-0.39±0.28kg、本剤10µg群で-1.54±0.27kgであり、本剤10µg群はプラセボ群に対して有意な減少を示した(p=0.026)16),17)。
投与52週時までの副作用発現頻度は、本剤5µg群で80.6%(58/72例)、本剤10µg群88.9%(64/72例)であった。主な副作用は低血糖症(本剤5µg群54.2%[39/72例]、本剤10µg群61.1%[44/72例])、悪心(本剤5µg群23.6%[17/72例]、本剤10µg群34.7%[25/72例])及び血中ブドウ糖減少(本剤5µg群19.4%[14/72例]、本剤10µg群33.3%[24/72例])であった。,
本剤は化学合成されたアミノペプチドであり、トカゲ(Heloderma Suspectum)由来のエキセンディン-4(Exendin-4)と同じ39個のアミノ酸配列を有する。本剤のN末端配列はヒトGLP-1と異なることから、内因性ペプチド分解酵素であるジペプチジルペプチダーゼ-4による分解に抵抗性を示し、作用が持続する。
本剤は、in vitro試験において内因性GLP-1と同様にGLP-1受容体に結合し、細胞内cAMPを増加させるGLP-1アゴニスト活性を示した18)。
ラットを用いたin vivo反復投与試験において、本剤は摂餌量を抑制し、溶媒投与群に比し有意な体重減少を示した21)。
ラットに本剤を反復投与した後に実施したin vivo正常血糖高インスリンクランプ試験において、本剤はグルコース注入速度/血漿中インスリン濃度比を溶媒対照群に比し有意に上昇させ、インスリン抵抗性改善作用を示した21)。
エキセナチド(Exenatide)(JAN)
L-histidylglycyl-L-glutamylglycyl-L-threonyl-L-phenylalanyl-L-threonyl-L-seryl-L-aspartyl-L-leucyl-L-seryl-L-lysyl-L-glutaminyl-L-methionyl-L-glutamyl-L-glutamyl-L-glutamyl-L-alanyl-L-valyl-L-arginyl-L-leucyl-L-phenylalanyl-L-isoleucyl-L-glutamyl-L-tryptophanyl-L-leucyl-L-lysyl-L-asparaginylglycylglycyl-L-prolyl-L-seryl-L-serylglycyl-L-alanyl-L-prolyl-L-prolyl-L-prolyl-L-serinamide
C184H282N50O60S
4186.57
本品は白色の粉末である。水及びジメチルスルホキシドに溶けやすく、メタノールに溶けにくく、アセトニトリル及びエタノール(99.5)にほとんど溶けない。
56回用[1キット]
28回用[1キット]
1) 社内資料(血液-胎盤関門通過性 動物実験)
2) 社内資料(乳汁中への移行 動物実験)
3) Soon D, et al. J Clin Pharmacol. 2006;46(10):1179-1187
4) Kothare PA, et al. Int J Clin Pharmacol Ther. 2007;45(2):114-120
5) Calara F, et al. Clin Ther. 2005;27(2):210-215
6) Kothare PA, et al. J Clin Pharmacol. 2008;48(12):1389-1399
7) 社内資料(代謝(参考 in vitro))
8) Copley K, et al. Curr Drug Metab. 2006;7(4):367-374
9) Linnebjerg H, et al. Br J Clin Pharmacol. 2007;64(3):317-327
10) Linnebjerg H, et al. Int J Clin Pharmacol Ther. 2011;49(2):99-108
11) Kothare PA, et al. BMC Clin Pharmacol. 2012;12:8. doi:10.1186/1472-6904-12-8
12) Blase E, et al. J Clin Pharmacol. 2005;45(5): 570-577
13) 社内資料:薬物動態学的相互作用 リシノプリル併用(外国人)
14) Kothare PA, et al. J Clin Pharmacol. 2005;45(9):1032-1037
15) Kadowaki T, et al. Endocrine J. 2009;56(3):415-424
16) Kadowaki T, et al. J Diabetes Investig. 2011;2(3): 210-217
17) Inagaki N, et al. J Diabetes Investig. 2011;2(6):448-456
18) Göke R, et al. J Biol Chem. 1993;268(26):19650-19655
19) Young AA, et al. Diabetes. 1999;48(5):1026-1034
20) Parkes DG, et al. Metabolism. 2001;50(5):583-589
21) Gedulin BR, et al. Endocrinology. 2005;146(4):2069-2076
22) 社内資料:薬効薬理試験(ラット)
23) 社内資料:グルカゴン分泌抑制作用(ラット)
24) 社内資料:胃内容物排出遅延作用(ラット)
アストラゼネカ株式会社 メディカルインフォメーションセンター
〒530-0011 大阪市北区大深町3番1号
TEL 0120-189-115https://www.astrazeneca.co.jp
アストラゼネカ株式会社
大阪市北区大深町3番1号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.