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処方箋医薬品注)
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回2~40mgを関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射又は滑液囊内注入する。原則として投与間隔を2週間以上とすること。なお、年齢、症状により適宜増減する。
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回0.2~1mg宛10mgまでを週1回局所皮内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回2~10mgを1日1~3回ネブライザーで投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回2~10mgを1日1~3回鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭あるいは気管注入、中耳腔内注入又は耳管内注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回2~40mgを鼻甲介内注射又は鼻茸内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
トリアムシノロンアセトニドとして、通常成人1回2mgを食道注入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
免疫機能抑制作用により、感染症が増悪するおそれがある。
粘膜防御能の低下等により、消化性潰瘍が増悪するおそれがある。
中枢神経系に影響し、精神病が増悪するおそれがある。
免疫機能抑制作用により、結核性疾患が増悪するおそれがある。
免疫機能抑制作用により、単純疱疹性角膜炎が増悪するおそれがある。
水晶体線維に影響し、後囊白内障が増悪するおそれがある。,
眼内圧が上昇し、緑内障が増悪するおそれがある。,
ナトリウム・水貯留作用等により、高血圧症が増悪するおそれがある。
ナトリウム・水貯留作用等により、電解質異常が増悪するおそれがある。
血液凝固促進作用により、血栓症が増悪するおそれがある。
創傷治癒を遅延するおそれがある。
心破裂を起こしたとの報告がある。
糖新生促進作用等により血糖が上昇し、糖尿病が増悪するおそれがある。
骨形成抑制作用等により、骨粗鬆症が増悪するおそれがある。
症状が増悪するおそれがある。
脂質代謝に影響し、脂肪肝が増悪するおそれがある。
脂質代謝に影響し、脂肪塞栓症が増悪するおそれがある。
使用当初、一時症状が増悪することがある。
本剤の投与期間中及び投与終了後は継続して肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現に注意すること。異常が認められた場合には、本剤の減量を考慮し、抗ウイルス剤を投与するなど適切な処置を行うこと。副腎皮質ホルモン剤を投与されたB型肝炎ウイルスキャリアの患者において、B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎があらわれることがある。なお、投与開始前にHBs抗原陰性の患者において、B型肝炎ウイルスによる肝炎を発症した症例が報告されている。
気管支喘息患者の喘息発作を増悪させることがある。
脂質代謝に影響し、肝硬変が増悪するおそれがある。また慢性肝疾患患者では、血中半減期の延長がみられ、副作用が起こりやすい。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されており、また、新生児に副腎不全を起こすことがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
長期投与した場合、感染症の誘発、糖尿病、骨粗鬆症、高血圧症、後囊白内障、緑内障等の副作用があらわれやすい。
デスモプレシン酢酸塩水和物
低ナトリウム血症が発現するおそれがある。
機序不明。
バルビツール酸誘導体
フェニトインリファンピシン
本剤の作用が減弱することが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
バルビツール酸誘導体、フェニトイン、リファンピシンはP-450を誘導し、本剤の代謝が促進される。
サリチル酸誘導体
併用時に本剤を減量すると、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が増加し、サリチル酸中毒を起こすことが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は、サリチル酸誘導体の腎排泄と肝代謝を促進し、血清中のサリチル酸誘導体の濃度が低下する。
抗凝血剤
抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は血液凝固促進作用がある。
糖尿病用薬
これらの薬剤の効果を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を抑制する。
利尿剤(カリウム保持性を除く)
注射用アムホテリシンB
併用により、低カリウム血症があらわれることがあるので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある。
シクロスポリン
他の副腎皮質ホルモン剤の大量投与により、併用したシクロスポリンの血中濃度が上昇するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。
副腎皮質ホルモン剤はシクロスポリンの代謝を抑制する。
エリスロマイシン
本剤の作用が増強されるとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。
本剤の代謝が抑制されるおそれがある。
非脱分極性筋弛緩剤
本剤の長期前投与により筋弛緩作用が減弱するとの報告があるので、併用する場合には用量に注意すること。
強心配糖体
ジギタリス中毒があらわれるおそれがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤を減量するなど用量に注意すること。
本剤のカリウム排泄による血中カリウム値低下により、強心配糖体の作用が増強する。
エストロゲン(経口避妊剤を含む)
本剤の作用が増強されるおそれがあるので、必要に応じてこれらの薬剤を減量するなど用量に注意すること。
これらの薬剤が本剤の代謝を抑制すると考えられる。
成長ホルモン
成長ホルモンの成長促進作用が抑制されるおそれがあるので、併用する場合には用量に注意すること。
糖質コルチコイドが成長抑制効果を有する。
誘発感染症、感染症の増悪があらわれることがある。,,
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呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等の症状があらわれることがある。
頭頸部(頭皮、鼻内等)への注射により、網膜動脈閉塞が生じ、失明、視力障害があらわれたとの報告がある。
腱鞘内への繰り返し注射により、腱断裂があらわれることがある。
頻度不明
内分泌
月経異常
消化器
下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進
精神神経系
多幸症、不眠、頭痛、めまい
筋・骨格
筋肉痛、関節痛
投与部位
関節腔内投与時
皮内投与時
脂質・蛋白質代謝
満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、脂肪肝
体液・電解質
浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス
眼
中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出
血液
白血球増多
皮膚
痤瘡、多毛、脱毛、色素沈着、皮下溢血、紫斑、線条、瘙痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・脆弱化、色素脱失、脂肪織炎
その他
発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数及びその運動性の増減
本剤は1回の局所注射又は注入で効果がみられる場合もあるが、数回の注射又は注入を要することもある。なお、効果持続は症状により異なり、また、投与回数を重ねるにつれて延長する傾向があるので症状が再発したときに投与を繰り返すこと。関節腔内注射の場合、関節に多量の関節貯留液があると薬剤がうすめられて効果が減弱するので、穿刺により十分排除すること。本剤は関節腔外へ誤って注射又は注入すると、全身作用を及ぼすと同時に局所への効果が減弱するので、留意すること。腱炎、腱鞘炎、腱周囲炎などで腱鞘内に注射するときは、腱組織へ入らぬように投与する。なお、本剤は水性懸濁注射液のため比較的太目の注射針25G(1/3)、23G(1/2)を使用すること。
本剤はツベルクリン皮内注射の手技に準じて行う。投与間隔は、患者の反応の度合により、数日おきに投与する。
副腎皮質ホルモン剤を投与中の患者にワクチン(種痘等)を接種して神経障害、抗体反応の欠如が起きたとの報告がある。
トリアムシノロンアセトニドは糖質代謝作用、抗炎症、抗アレルギー作用が強く、しかも鉱質代謝作用が弱いためナトリウム、水分の体内貯留に基づく浮腫などが少ないという特長を有する。コルチコイド活性に関する動物実験(ラット)から抗炎症作用、胸腺退縮作用、肝グリコーゲン貯留作用が明らかにされている。また、副腎摘出ラットの延命効果、作用の持続時間、皮膚透過性においても優れている1),2),3),4)。
トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone Acetonide)
9-Fluoro-11β,21-dihydroxy-16α,17-(1-methylethylidenedioxy)pregna-1,4-diene-3,20-dione
C24H31FO6
434.50
トリアムシノロンアセトニドは白色の結晶性の粉末である。エタノール(99.5)又はアセトンにやや溶けにくく、メタノールに溶けにくく、水にほとんど溶けない。
寒冷時には凍結を避けること。冷所での保存は推奨されない。製品を10℃以下で保存すると注射液中に凝集が発生することが報告されている。凍結した製品や冷所で保存された製品は使用しないこと。
5mL×5バイアル
1) 勝 正孝他:新薬と臨牀. 1966; 15(1),15-19
2) Ringler,I.,et al.:Proc.Soc.Exp.Biol.Med. 1959; 102,628-636
3) Lerner,L.J.,et al.:Ann.N.Y.Acad.Sci. 1964; 116,1071-1079
4) Lerner,L.J.:Clin.Med. 1966; 73(10),53-57
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