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劇薬
処方箋医薬品注)
*本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
下記疾患の自然発生性出血、外傷性出血および抜歯時、手術時出血の止血管理
本剤は、血液凝固因子を直接体内へ補充する血液製剤とは異なり、単回投与して体内に生産・貯蔵されている第Ⅷ因子及びvon Willebrand因子を血中に放出させて止血をもたらすものである。したがって、これらの因子を全く欠く患者及び本剤を投与してもこれら因子の明らかな活性増加が期待できない患者へは使用しないこと。
本剤は短期の止血に用いられるものであり、原則として反復、継続して使用しないこと。やむを得ず24時間以内に反復投与する場合は、反応性が減弱することがあるので、患者の反応性を十分観察すること。
血圧上昇により症状を悪化させるおそれがある。
水中毒等が発現しやすい。
症状が悪化するおそれがある。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児及び乳児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
症状を観察しながら慎重に投与すること。生理機能が低下している。
昇圧剤
血圧が過度に上昇するおそれがある。
本剤は弱い血圧上昇作用を有する。
三環系抗うつ剤(イミプラミン塩酸塩等)
低ナトリウム血症性の痙攣発作の報告があるので、血清ナトリウム、血漿浸透圧等をモニターすること。
抗利尿ホルモンを分泌し、水分貯留のリスクを増すことがある。
異常が認められた場合には投与を中止し、高張食塩水の注入、フロセミドの投与等の適切な処置を行うこと。,,
5%以上
0.1~5%未満
頻度不明
代謝
口渇、低ナトリウム血症
浮腫
精神神経系
頭痛
めまい
強直性痙攣、眠気
過敏症
全身そう痒感、じん麻疹、発疹
消化器
嘔気
腹痛、嘔吐
循環器
顔面潮紅、熱感、のぼせ
結膜充血、動悸、徐脈
顔面蒼白
その他
乏尿、全身倦怠感
投与部位の紅斑、腫脹又は灼熱感
水分貯留並びに低ナトリウム血症のリスクが高まり、頭痛、冷感、嘔気、痙攣、意識喪失等があらわれることがある。
投与を中止し、水分を制限する。症状がある場合は等張もしくは高張食塩水の注入、フロセミドの投与等適切な処置を行う。
外国人中枢性尿崩症患者5例にデスモプレシン酢酸塩水和物(DDAVP)20µgを静脈内投与したときの血漿中濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりである。本剤の静脈内投与による血中動態は二相性を示した1)。
AUC0-∞(pg・h/mL)
t1/2(min)
CL(mL/min)
Vd(L)
1335
124±31.6
75.2±23.7
29.5±8.0
平均値±標準偏差
投与後1時間以内で作用が発現し、4~6時間持続した(血液凝固因子活性の上昇度を指標)2)。
ラットに3H-DDAVPを静脈内投与したときの放射能濃度は腎臓>小腸>肝臓>下垂体後葉>下垂体前葉の順であった3)。
ヒト血清蛋白結合率は以下のとおりであった4)(in vitro)。
添加濃度(pg/mL)
2
50
100
血清蛋白結合率(%)
76.3±3.3
74.2±2.8
74.0±3.4
限外ろ過法による平均値±標準偏差(n=4)
血友病A患者54例(中等症19例、軽症35例)及びvon Willebrand病患者20例(TypeⅠ 11例、TypeⅡA 9例)を対象として、0.2µg/kg注)又は0.4µg/kgを静脈内投与したときの概要は以下のとおりである2)。
疾病
重症度あるいは病型
有効以上/評価例数
有効率(%)
血友病A
中等症
7/9
77.8
軽症
17/20
85.0
von Willebrand病
Type Ⅰ
7/7
100.0
Type ⅡA
6/7
85.7
(効果判定対象:出血症例)
投与前第Ⅷ因子凝固活性
症例数①
投与1時間後の活性値/投与前活性値
②/①%
2倍以上の症例数②
2倍未満の症例数
1~2%
6
4
33.3
2~5%
20
17
3
投与量(µg/kg)
有効率
因子活性上昇率a)
0.2
7/8
87.5%
3.7倍
0.4
17/21
81.0%
4.8倍
2/3
66.7%
1.7倍
11/11
100.0%
8.0倍
a)投与前値に対する本剤投与1時間後の上昇率 (効果判定対象:出血症例)
また、副作用発現頻度は40.0%(38/95例)であった。主な副作用は、のぼせ及び熱感 各20.0%(19/95例)、顔面潮紅8.4%(8/95例)、頭痛7.4%(7/95例)、結膜充血5.3%(5/95例)であった5)。注)本剤のvon Willebrand病に対する承認用量は0.4µg/kgである。
本剤は「生体内」又は「血管内皮細胞」等にプールされている血液凝固第Ⅷ因子及びvon Willebrand因子を遊離放出させると推定されている6),7)。
健康成人による用量反応試験(0.1、0.2、0.4µg/kg)では、第Ⅷ因子凝固活性及びvon Willebrand因子活性は用量依存的に増加し、投与30分~1時間後に最大ピークに達した8)。また、血友病A患者における第Ⅷ因子凝固活性の増加及びvon Willebrand病患者におけるvon Willebrand因子活性の増加は、健康成人と同様、本剤投与後30分~1時間後に最大ピークに達した9)。なお、血友病A及びvon Willebrand病患者に本剤を24時間ごと3回反復投与し反応性を検討した結果投与ごとに反応性が低下する例、第2回目以後反応性がなくなった例が確認されている10)。
デスモプレシン酢酸塩水和物(Desmopressin Acetate Hydrate)
1-Deamino-8-D-arginine-vasopressin acetate trihydrate
C46H64N14O12S2・C2H4O2・3H2O
1183.31
白色の粉末である。水、エタノール(99.5)、酢酸(100)にやや溶けやすく、酢酸エチル、アセトンにほとんど溶けない。
DDAVP
1mL[10管]
1) Pullan PT, et al.: Clinical Endocrinology. 1978; 9: 273-278. [文献請求番号][FP00478]
2) 吉田邦男 他.: 臨床と研究. 1986; 63: 1385-1402. [文献請求番号][FP00479]
3) Janaky T, et al.: Horm Metab Res. 1982;14: 385-386. [文献請求番号][FP00483]
4) 社内資料:125I-KW-8008のin vitro蛋白結合. [文献請求番号][FP09951]
5) 社内資料:副作用 [文献請求番号][FP09950]
6) Mannucci PM, et al.: Br J Haematol. 1975; 30: 81-93. [文献請求番号][FP00473]
7) Hoyu T, et al.: Tohoku J exp Med. 1980; 132: 133-140. [文献請求番号][FP00475]
8) 安部英 他.: 臨床と研究. 1986; 63: 1368-1384. [文献請求番号][FP00477]
9) 高瀬俊夫 他.: 奈良医学雑誌. 1984; 35: 540-549. [文献請求番号][FP00474]
10) Mannucci PM, et al.: Br J Haematol. 1981; 47: 283-293. [文献請求番号][FP00476]
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