当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
劇薬
処方箋医薬品注)
システアミン又はペニシラミンに対し過敏症の既往歴のある患者
腎性シスチン症
本剤は角膜へのシスチンの蓄積による症状の改善は期待できない。
通常、12歳未満の患者又は体重50kg未満の患者には、システアミンとして1日1.3g/m2(体表面積)、体重50kgを超える12歳以上の患者には、システアミンとして1日2gを4回に分割し経口投与する。投与は少量より開始し、4~6週間以上かけて上記用量まで漸増する。なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、1日1.95g/m2(体表面積)を上限とする。
消化性潰瘍を悪化又は再発するおそれがある。
投与する際には十分注意すること。誤嚥による窒息の危険性がある。
本剤投与の可否を慎重に検討するとともに、投与する場合には定期的に患者の状態を観察しながら用量を調節すること。血液透析中患者において、血漿中システアミンのAUCが21-66%低下したとの報告がある3)(外国人データ)。また、副作用の発現が増加する傾向がある。
これらの患者を対象とした臨床試験は実施していない。
妊娠する可能性のある女性に投与する場合には、本剤による催奇形性について十分に説明すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。また、これらの患者に投与する場合には、本剤による催奇形性について十分に説明すること。動物実験(ラット)において、ヒトの臨床用量を下回る用量で催奇形性(口蓋裂、脊柱後弯、心室中隔欠損、小頭症、外脳症)を含む胎児毒性が認められている。また、動物試験(ラット)において、2.25g/m2の用量(推奨維持用量の1.7倍)で受胎能の低下が報告されている4),5)。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)でシステアミンを投与された母動物に哺育された児動物に離乳時生存率の低下が報告されている5)。
誤嚥の危険性がある小児に投与する際には十分注意すること。誤嚥による窒息の危険性がある。
頭痛、悪心・嘔吐、一過性視力障害や複視等の症状が認められた場合には減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。また、無症状のことがあるので定期的な眼科の診察を行うなど注意すること。
,,
腎不全を伴う尿細管間質性腎炎があらわれることがある。
10%以上
1~10%未満
0.1~1%未満
肝臓
γ-GTP増加、AST増加、ALT増加、ALP増加等の肝機能検査値異常
血液
白血球減少症
消化器
嘔吐、悪心、下痢
腹痛、呼気臭、消化不良、胃腸炎
筋骨格系
関節過伸展、下肢痛、X脚、骨減少症、圧迫骨折、側弯症
精神・神経系
頭痛
傾眠
代謝
食欲不振
皮膚
皮膚臭異常、発疹
毛髪変色、皮膚線条、皮膚脆弱性(肘にモルスクム様偽腫瘍)
その他
嗜眠、発熱
尿中ケトン体検査では、偽陽性を呈する可能性がある。
進行性の嗜眠があらわれるおそれがある。
システアミンは血漿タンパク質との結合が弱いので血液透析を考慮すること。
健康成人男性6例に、ニシスタゴンカプセル150mgを7カプセル(システアミンとして1,050mg)注1) 絶食時に単回経口投与した場合の血漿中システアミン濃度推移及び薬物動態パラメータは以下のとおりであった8) 。
Cmax(μg/mL)
AUC0-24h(μg・h/mL)
Tmax(h)
T1/2(h)
4.83±0.57
14.08±1.59
0.92±0.56
4.90±0.65
(mean±sd、n=6)
国内腎性シスチン症患者(1例)に本剤1,200~1,800mg/日、分4を投与したとき、投与12週目及び投与20週目の血漿中システアミンの薬物動態パラメータ及び血漿中システアミン濃度、白血球中シスチン濃度の推移は以下のとおりであった8) 。
AUC0-6h(μg・h/mL)
CL/F(mL/min)
Vss(L)
投与12週時(本剤1,600mg/日、分4)
3.71
8.03
1.00
1.64
830.3
100.9
投与20週時(本剤1,800mg/日、分4)
3.44
10.68
1.50
1.55
702.1
106.6
測定時期
血漿中システアミン濃度(μg/mL)
白血球中シスチン濃度(nmol/1/2cystine/mg protein)
投与前
1.16
13.9
投与0.5時間後
1.10
-
投与1時間後
2.07
投与1.5時間後
2.84
投与2時間後
2.05
3.10
投与3時間後
0.89
1.44
投与6時間後
0.40
9.40
1.30
0.66
1.11
1.27
2.98
1.01
2.41
0.61
0.54
1.45
健康成人(8例)に本剤500mgを絶食下、高脂肪食摂取後又は高蛋白食摂取後に経口投与したときの血漿中システアミンの薬物動態パラメータは以下のとおりであった1) (外国人データ)。
投与条件\血漿中濃度
AUC∞(μg・h/mL)
絶食時投与
26.3±3.5
3,618±372
高脂肪食摂取後
22.4±5.6
2,799±405
高蛋白食摂取後
17.2±2.6
2,457±353
(mean±sd、n=8)
健康成人男性(in vitro)における本薬(2.5μg/mL)の血漿蛋白結合率(平衡透析法、平均値±標準偏差)は54.1±1.5%であった。小児腎性シスチン症患者(in vivo)における本薬の血漿蛋白結合率(平衡透析法、平均値±標準偏差)は、本剤投与1.5及び6時間後において53.1±3.6及び51.1±4.5%であった。本薬の主な結合蛋白はアルブミンであった9) (外国人データ)。
国内腎性シスチン症患者6例を対象に、本剤を32週間経口投与した時の白血球中シスチン濃度(主要評価項目)及びクレアチニンクリアランス(副次的評価項目)の推移は以下のとおりであった。いずれも治験薬以外のシステアミンによる治療を受けていた患者であった8) 。
性別
男性
女性
年齢(歳)
34
33
26
15
13
16
体重(kg)
45.3
42.1
33.0
31.0
16.7
40.7
体表面積(m2)
1.37
1.32
1.14
1.03
0.72
腎移植の有無
有
無(透析併用)
無
用法・用量(mg/日、分4)
800~1,800
1,200~1,800
200~1,400
200~800
1,200~2,400
治験薬投与開始前(-1週)
8.61
22.4
8.54
3.03
算出不能
4.93
治験薬投与開始後
2週
3.25
24.6
2.15
1.07
4週
3.61
5.18
31.8
17.1
27.4
1.62
6週
2.54
5.89
9.66
9.37
0.439
8週
5.88
4.22
7.38
6.52
6.63
0.379
10週
8.46
5.54
10.3
6.21
0.808
12週
6.76
7.10
12.6
0.652
18週
10.8
20週
4.28
1.08
0.757
0.952
24週
4.76
28週
7.37
13.2
1.82
7.74
23.9
0.490
クレアチニンクリアランス(mL/min)
治験薬投与開始前(-2週)
50.144
19.675
44.658
86.314
4.400
16.454
48.342
17.192
40.696
81.566
4.247
15.079
49.561
17.303
41.999
78.704
3.667
17.434
51.128
41.646
77.668
3.844
17.790
51.255
17.360
40.111
70.740
3.908
15.931
15.639
56.903
13.241
46.327
4.998
16.978
-:欠測
6例中4例(66.7%)22件に副作用が認められた。認められた副作用は嘔吐、γ-GTP上昇(各2例[33.3%])、頭痛、口腔咽頭痛、腹部不快感、悪心、発熱、口腔カンジダ症、ALP増加、ALT増加、AST増加、食欲減退、不眠、慢性腎不全(各1例[16.7%])であった8) 。
腎性シスチン症では、シスチン輸送を担うシスチノシン遺伝子の変異により、ライソゾーム内にシスチンが蓄積することにより、各種臓器障害が生じる10) 。システアミンは、ライソゾームに蓄積するシスチンと反応し、システイン-システアミン混合ジスルフィド及びシステインを生成し(ジスルフィド交換反応)、細胞内のシスチン濃度を低下させる11),12) 。
システアミン酒石酸塩(Cysteamine Bitartrate)
2-Aminoethanethiol mono-(2R,3R)-tartrate
C2H7NS・C4H6O6
227.24
白色の粉末である。水に溶けやすい。
118~121℃
本剤は吸湿性であるため、開封後は湿気を避けて保存すること。
100カプセル[瓶、バラ、乾燥剤入り]500カプセル[瓶、バラ、乾燥剤入り]
100カプセル[瓶、バラ、乾燥剤入り]
1) Ranjan D,et al.:Clin Pharmacol Drug Dev. 2012;1:170-174
2) Martine TP,et al.:J Pediatr. 2011;159(6):1004-1011
3) Martine B,et al.:Pediatr Nephrol. 2011;26(4):639-640
4) Beckman DA,et al.:Teratology. 1998;58(3-4):96-102
5) Woodard Research Corporation:Report to Walter Reed Army Institute of Research. 1966
6) Assadi FK,et al.:Teratology. 1998;58:88-95
7) Truong T,et al.:Invest Ophthalmol Vis Sci. 1987;28(10):1710-1713
8) 西田智:ちば県薬誌. 2015;61(11):667-674
9) 社内資料:血漿蛋白結合率に関する資料(承認年月日:2014.7.4、CTD2.7.2.2)
10) Gahl WA,et al.:N Engl J Med. 2002;347(2):111-121
11) Gahl WA,et al.:Biochem J. 1985;228(3):545-550
12) Thoene JG,et al.:J Clin Invest. 1976;58(1):180-189
*ヴィアトリス製薬合同会社 メディカルインフォメーション部
*〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3番1号
*フリーダイヤル 0120-419-043
*ヴィアトリス製薬合同会社
*東京都港区麻布台一丁目3番1号
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.