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劇薬
処方箋医薬品注)
テトラサイクリン系抗生物質、又はテトラカインに対し過敏症の既往歴のある患者
オキシテトラサイクリン感性菌
抜歯創・口腔手術創の二次感染
抜歯窩に1~数個を挿入する。
ハロゲン剤(ヨウ素、次亜塩素酸)
本剤の作用が減弱することがある。
機序は不明である。
金属(鉄、アルミニウム、マグネシウム等)の塩類
本剤が金属イオンとキレートを形成する。
血圧降下、顔面蒼白、脈拍の異常、呼吸抑制等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
振戦、痙れん等の中毒症状があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、ジアゼパム又は長短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)の投与等の適切な処置を行うこと。
頻度不明
中枢神経
眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、悪心・嘔吐等
過敏症
発疹等
菌交代現象
オキシテトラサイクリン非感性菌による感染症
本剤をイヌの抜歯窩に挿入し、血餅、抜歯窩周囲骨及び歯肉内の濃度を測定したところ、血餅内濃度は挿入後2時間まで高濃度(32~37mg/g)を示し、48時間後最高濃度の約1/8となった。また、抜歯窩周囲骨内濃度は2時間でピーク(0.72mg/g)に達し、48時間後には0.102mg/gとなった1)。
抜歯適応患者58例に対し、抜歯後の肉芽形成、周囲歯肉の発赤、最終全般的評価を指標とし、術後感染防止の有用性について二重盲検試験を行った結果、おおむね良好以上(きわめて良好・おおむね良好)は本剤投与群26例(92.8%)、プラセボ投与群21例(60.0%)であり有意差(P<0.05)が認められた。また、全例において副作用は認められなかった2)。
菌体内リボソームでのタンパク合成阻害であり、静菌的である3)。
オキシテトラサイクリン塩酸塩(Oxytetracycline Hydrochloride)
(4S,4aR,5S,5aR,6S,12aS)-4-Dimethylamino-3,5,6,10,12,12a-hexahydroxy-6-methyl-1,11-dioxo1,4,4a,5,5a,6,11,12a-octahydrotetracene-2-carboxamide monohydrochloride
C22H24N2O9・HCl
496.89
黄色の結晶又は結晶性の粉末である。水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくい。
本剤は吸湿しやすいので絶えず湿気に注意し、使用後は必ず密栓して保存すること。
100個[瓶]
1) 山田祐敬:日本口腔外科学会雑誌. 1974;20(3):222-247
2) 山田祐敬ほか:日本口腔外科学会雑誌. 1988;34(6):1183-1199
3) 第十七改正日本薬局方解説書 2016:C-1127-1132
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