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齲蝕の予防
通常フッ化ナトリウムとして0.05~0.1%溶液5~10mLを用い、1日1回食後又は就寝前に洗口する。
通常フッ化ナトリウムとして0.2%溶液5~10mLを用い、週1回食後又は就寝前に洗口する。
薬液を口に含み、約30秒間薬液が十分に歯面にゆきわたるように含み洗いさせる。次に薬液を十分に吐き出させる。1回に口に含む液量は、年齢等による口腔の大きさを考慮して定めるが、通常未就学児で5mL、学童以上で7~10mLが適当である。
本剤は水溶液であり、水を加えて軽くかき混ぜることにより濃度の調整ができる。
オラブリス洗口液0.2%の量
用法
水の量
洗口液
フッ化ナトリウム濃度
フッ化物イオン濃度
1mL中のフッ化ナトリウム量
10mL
週1回法
調製の必要なし
0.2%
900ppm
2mg
毎日法
0.1%
450ppm
1mg
30mL
0.05%
225ppm
0.5mg
歯科医師の指導により使用すること。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
頻度不明
過敏症
蕁麻疹、発疹、湿疹、腫脹、発赤、ピリピリ感
誤って飲用し、嘔吐、腹痛、下痢などの急性中毒症状を起こした場合には、牛乳、グルコン酸カルシウムなどのカルシウム剤を応急的に服用させ、医師の診療を受けさせること。
歯の形成期~萌出期にあたる6歳未満の小児が繰返し誤飲した場合、フッ化物の過量摂取による斑状歯が発現する可能性がある。
フッ化物洗口法の効果として(1)再石灰化の促進(2)エナメル質の結晶性の向上及びフルオロアパタイトの形成による歯質向上(3)歯垢中微生物の酸産生の抑制があげられている1),2)。口腔内のフッ化物イオンの存在は、再石灰化反応の促進源となり、その結果生成される結晶は元のハイドロキシアパタイトに比較して脱灰しにくくなる。またフッ化物イオンは、歯垢中の細菌の活性を阻害することにより有機酸産生を抑制し1)、さらに水素イオンの歯質表面や結晶内部への侵襲を防護する作用があることから、う蝕予防の効果を示すとされている2)。
抜去歯を用い、オラブリス洗口液0.2%及びミラノール顆粒11%(同一のフッ化物イオン濃度に調整した洗口液)のエナメル質へのフッ化物イオンの取り込み量を測定し、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.70)~log(1.43)の範囲内であり、両製剤の生物学的同等性が確認された3)。
取り込み量
オラブリス洗口液0.2%
4,242±385ppm
ミラノール顆粒11%(顆粒剤、11%)
4,862±820ppm
(Mean±S.D.、n=10)
フッ化ナトリウム(Sodium Fluoride)
NaF
41.99
白色の結晶性の粉末で、においはない。水にやや溶けやすく、エタノールにほとんど溶けない。
ポーション 10mL×50個ボトル 500mL×1本
1) 日本口腔衛生学会フッ化物応用研究委員会編:フッ化物応用と健康(口腔保健協会).1998:34-36
2) 日本口腔衛生学会フッ化物応用委員会編:フッ化物応用の科学第2版(口腔保健協会).2018:31-39
3) 社内資料:オラブリス洗口液0.2%の生物学的同等性試験
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