当ウェブサイトを快適にご覧いただくには、ブラウザのJavaScript設定を有効(オン)にしていただく必要がございます。
処方箋医薬品注)
劇薬
精神科領域におけるうつ病・うつ状態
抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。,,,,,,
通常、成人にはトリミプラミンとして1日50~100mgを初期用量とし、1日200mgまで漸増し、分割経口投与する。まれに300mgまで増量することもある。なお、年齢、症状により適宜減量する。
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
抗コリン作用を有するため、症状を悪化させることがある。
循環器系に影響を及ぼすことがある。
痙攣を起こすことがある。
躁転、自殺企図があらわれることがある。,,,,,,
自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。,,,,,,
精神症状を増悪させることがある。,,
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。三環系抗うつ剤には動物試験(ラット)で催奇形作用が報告されているものがある。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。血圧降下、ふらつき、抗コリン作用による口渇、排尿困難、便秘、眼圧亢進等があらわれやすい。
MAO阻害剤
臨床症状:発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等の症状があらわれることがある。なお、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からMAO阻害剤に切り替えるときには、2~3日間の間隔をおくことが望ましい。
詳細は不明であるが、相加・相乗作用によると考えられる。
抗コリン作用を有する薬剤
本剤の作用が増強されることがある。
共に抗コリン作用を有する。
アドレナリン作用を有する薬剤
共に交感神経終末の受容体でのアドレナリン作用を有する。
中枢神経抑制剤
アルコール
共に中枢神経抑制作用を有する。
降圧剤
降圧剤の作用を減弱することがある。
本剤は降圧剤の交感神経終末への取り込みを阻害する。
スルファメトキサゾール・トリメトプリム
本剤の効果が減弱することがある。
本剤の代謝が促進される。
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理と共に適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
前駆症状として発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状等があらわれる場合もある。
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること。なお、この悪心・嘔吐は、本剤の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること。
5%以上注1)
0.1~5%未満注1)
頻度不明
過敏症
発疹
そう痒感
肝臓
黄疸、AST上昇、ALT上昇
精神神経系
眠気(20.0%)
振戦等のパーキンソン症状、運動失調、不眠、不安、焦躁感
構音障害、四肢の知覚異常
血液
白血球減少
循環器
血圧降下、頻脈
動悸
抗コリン作用
口渇(20.2%)
排尿困難、視調節障害、便秘、鼻閉
眼圧亢進
消化器
悪心・嘔吐、食欲不振
下痢、味覚異常
長期投与
口周部等の不随意運動注2)
その他
眩暈、倦怠感
頭痛、発汗
ふらつき
服用1~12時間後に眠気等の中枢神経症状、頻脈及び呼吸抑制等がみられる。中毒症状では、意識障害、痙攣、低血圧及び重篤な不整脈があらわれるおそれがある1),2)。
特異的な解毒剤はない。
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
健康成人9例に50mgを空腹時に単回経口投与したときの薬物動態パラメータを表16-1に示す3)(外国人データ)。
投与量(mg)
例数
Cmax(ng/mL)
Tmax(hr)
T1/2(hr)
50
9
28.2±4.4
3.1±0.6
24.0±2.3
(測定法:HPLC)(平均値±標準誤差)
健康成人にて、トリミプラミンメタンスルホン酸(トリミプラミンとして12.5mg)の点滴静注時を対照として、トリミプラミンマレイン酸塩(トリミプラミンとして50mg)経口投与時の生物学的利用率を推定したところ、41.4±4.4%(平均値±標準誤差)であった3)(外国人データ)。
血漿蛋白結合率は94.9±0.3%(平均値±標準誤差)であった3)(外国人データ)。
肝臓で代謝され胆汁中へ移行後、腸肝循環で再び代謝を受け腎から排泄される。また、血中には脱メチル体も認められた。ヒトに投与すると尿中にトリミプラミンの他に15種類の代謝物が認められた1),4)(外国人データ)。
抗うつ剤の作用機序は確立されていない。脳内モノアミンに対する作用として、モノアミンの再取込み阻害によりシナプス間におけるモノアミンの利用率を亢進させることが抗うつ効果と関連して注目されているが、矛盾点も多い5),6)。
抗うつ剤のラット脳シナプトゾームにおけるセロトニン及びノルアドレナリンの再取り込み阻害作用を表18-1に、ラット脳を用いた受容体結合試験の結果を表18-2に、それぞれ示す7)(in vitro試験)。
項目\薬剤
トリミプラミン
アミトリプチリン
イミプラミン
セロトニン
25
47
28
ノルアドレナリン
1470
148
85
(IC50:50%阻害濃度)
イミプラミン結合部位への親和性
303
20
デシプラミン結合部位への親和性
2652
48
73
ノルアドレナリン受容体(α1)への親和性
69
122
セロトニン受容体(5-HT2)への親和性
27
172
ドパミン受容体(D2)への親和性
52
108
266
(Ki:阻害定数)
トリミプラミンマレイン酸塩(Trimipramine Maleate)
3-(10, 11-Dihydro-5H-dibenz[b, f]-azepin-5-yl)-2-methylpropyl-dimethylamine hydrogen maleate
C20H26N2・C4H4O4
410.51
白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。酢酸(100)に極めて溶けやすく、メタノール又はクロロホルムに溶けやすく、アセトンにやや溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、水に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
141~144℃(分解)
21.4[pH5、1-オクタノール/緩衝液]
外箱開封後は遮光して保存すること。
500錠[10錠(PTP)×50]
500g[瓶]
1) 佐藤重仁, 他:救急医学. 1985;9:383-389
2) 亀井徹正:救急医学. 1988;12:1289-1293
3) Abernethy, D. R. et al.:Clin. Pharmacol. Ther. 1984;35:348-353
4) Maurer, H.:Arzneim. - Forsch. / Drug Res. 1989;39:101-103
5) 小山司, 他:精神医学. 1994;36:17-21
6) 野村総一朗:精神科治療学. 1992;7:75-82
7) 社内資料:薬理作用特性に関する比較試験
共和薬品工業株式会社 お問い合わせ窓口
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
0120-041-189FAX 06-6121-2858
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
Copyright © Pharmaceuticals and Medical Devices Agency, All Rights reserved.